| ウスバカゲロウ類の徘徊性幼虫 2006/04/14(その1) | | セイヨウタンポポでツマキチョウのオスが吸蜜していた。花から離れてもまたすぐ戻ってくるので、よほどお腹が減っていたのだろうか。
そこでタンポポに近づいて魚眼レンズで撮影してみようと思った。私が近づく前にツマキチョウは飛び去ってしまったが、とにかく待ってみることにした。 しばらくしゃがみ込んで花を眺めていると、すぐそばの地面をトコトコ歩くものがいる。
なんと、ウスバカゲロウ類の幼虫であった。
種名まではわからないが、おそらくはマダラウスバカゲロウかもしれない。幼虫の姿格好はまさにあの「アリジゴク」タイプであるが、この種類は砂地にすり鉢状の落とし罠をつくらない。 そしてアリジゴクが後ずさりにしか歩けないのとは違って、この徘徊性幼虫は前向きに歩く事が出来るのが特徴である。 体がよくわかるように、白地の上で撮影してみた。
体つきは丸々と肥えており、これはしばらくすると繭をつくるかもしれない。 羽化まで飼育して、種名を確かめてみようと思う。
(OLYMPUS E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン) | |