| 午後8時ころ、近くの雑木林を歩いてみた。 ときどきフユシャク類のオスが舞う姿が懐中電灯の光に浮かび上がる。しかし、産卵中のメスは見当たらなかった。
もう引き上げようかと思っていた矢先、歩道柵のロープ上で交尾中のクロテンフユシャクが目に入った。 本種はフユシャク類のなかでも厳冬期型といわれ、冬の寒さの一番厳しいころに現れる。メスはまったく翅を失ったタイプである。 クロテンフユシャクのオスは昼間もよく飛翔しており、今日もヒヨドリにフライキャッチされているところを目撃した。遠くからでもパチンとくちばしで捕らえたときの音がよく聞きとれる。
(Nikon D200 ニッコール105ミリ) | |