| | 狭い仕事部屋にHDCAM 「HDW700A」 2005/06/13(その3) | | ビデオの仕事では従来のテレビ画面の場合と、近頃になってよく耳にするハイビジョン画面の二通りがあり、両フォーマットを使い分ける必要があり、少々厄介ではある。 昨秋そしてこの春から手掛けているビデオの仕事はハイビジョン映像であり、当然ながらカメラはハイビジョンカメラを使用しなければならない。昨年、ソニーから民生機ハンディカメラHDR-FX1が発売され、この画期的なカメラを私の同業者たちもぞくぞくと購入した。しかしながら私は躊躇してまだ導入を見合わせている。その理由はいくつかあるが、一番の理由はHDR-FX1では小さな昆虫の接写撮影ができないことにある。つまりレンズ交換できないカメラには撮影範囲の限界があり、そこそこ使えても肝心なシーンが撮影できないのでは困るのである。 さて写真のHDW700Aは本格的な業務用カメラであり、レンズ交換ができるのは言うまでもない。今、装着しているレンズはニコンのマイクロニッコール105ミリであり、例えばアゲハのふ化シーンもアップの迫力で撮影できる。もちろんこのカメラはおそろしく高価であり、私は短期間借りているに過ぎない。そしてでかい!重い!一人で持ち回るには無理がある。アシスタント必須である。 私はハイビジョンカメラについては、Canonに頑張って欲しいと思う。民生機ミニDVカメラXL-1のハイビジョンタイプを出して欲しい。このカメラならCanonのスチールカメラレンズ、EFレンズが交換レンズとして使えるからだ。しかし、世の中そうそううまくはいかないものだ。 | |