| 私の部屋のベランダから手の届くところにセイヨウカラシナが咲いている(写真上)。 西向きのベランダの外は草地になっているが、ここは国有地ということで年に一回、業者が草刈りに入るだけ。今のマンションは入居して3年目の春を迎えたのだが、こうしてベランダのすぐ外がセイヨウカラシナの艶やかな黄色い花の群れに囲まれたのも初めてのことである。 その花にはツマキチョウのメスがときおり訪れては、蕾みの近くに産卵していく様子を数日前から目にしていた。そして今日は、ふと思い立ってセイヨウカラシナの花をじっくり手に取って見てみたのである。 するとほどなくツマキチョウの産みつけた卵の抜け殻が見つかった(写真中)。ルーペで覗いてみると、ふ化した幼虫がかじったあともよくわかる。そこでふ化幼虫の行方を探ってみれば、これがけっこう探しあぐねるほど、巧妙に身を隠しているのであった(写真下)。
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