| 日南市に着いたのは午前10時。三股町のうちからだと車で約1時間。 途中、広渡ダムを覗いてみたり、焼酎ワイナリーに寄り道してみた。
日南市は快晴でたいへん暖かい。その強い陽射しの下、キョウチクトウスズメ幼虫が発生している現場を案内してもらった。そこは県の施設内の駐車場だった。訳を話して立ち入らせてもらった。 キョウチクトウは数本植わっていたが、もっとも幼虫の数が多かった木は2本。食痕がたくさん付いており、幼虫は若いものから熟令までさまざまなステージが見られた。すでに体色が褐色になって蛹化場所へ下る寸前のものもいる。幼虫が落とした多数の糞が車のボンネットに溜まっていたが、ここの職員の方々は気付いていないのかもしれない。
キョウチクトウスズメは九州のあちこちで広く発生しているようだが、宮崎県日南市での記録はつい数日前に確認されたばかり。もっと人の目が届けば、発生地の記録ももっと増えそうだ。
(写真/E-3 ズイコーデジタル50ミリマクロ) | |