| 空掘川遊歩道沿いにクスノキの木が一本ぽつんとあり、 若葉にはアオスジアゲハの若い幼虫が 見つかった(写真上、矢印先)。
アオスジアゲハはクスノキの若い葉先に卵を産む傾向があり、 孵化した幼虫もしばらくはその柔らかい葉を食べて過ごすので、この時期の幼虫を見つけるのは容易い。 頭でっかちのプロポーションは いかにも可愛らしいが、よくよく見れば 頭の方やお尻に角のような突起があったりして、 不思議な雰囲気が漂う芋虫だ(写真中、下))。
『ヘビのおなら/アオダイショウ』
昨日、金山緑地公園に赴いたのはヤナギ類の樹液に集まる昆虫 、とくにクワガタムシとコムラサキの様子を見ておくためだった。 どうも去年とは樹液の出具合や昆虫の集まり方が芳しく無いなあ そう思いながら梢を眺めていて、ふと足下を見ると かなりでかい!アオダイショウがゆっくり滑り歩いていた。 長さは1メートル20センチ位か。それよりとにかく胴体が 異様に太い。 これまで見たことがあるアオダイショウの中でも横綱級の体格だ。 アオダイショウはゆっくり水辺にさしかかり、そのまま泳ぎ始めた。 と、しばらくして「ブヒヒヒ、ブリ、ブリ、ブヒヒ」という 人間様でもしばしば発するような聞き覚えのある放屁音が聞こえた。 おお!これはアオダイショウのおなら!ぞなもし! なんと水中に没した瞬間、放屁とともに排便しているのが見えた。 最初は白い煙幕が水中に漂ったかと思うと、次にはかなり大きめの 黄色混じりの白い卵型の塊が水中にゆらゆらと姿を現わした。 アオダイショウはその間もゆっくり移動しており、 対岸の草薮にすうっーと姿を消してしまった。 水中で放屁したためかその音がよく聞きとれたのであるが、 これはまさに水洗トイレである。 もっとも人間様でも、海水浴場やプールで何喰わぬ顔したまま 小便するお方はおそらく相当な数いらっしゃるはずで、 その経験がある方、目つぶっているから手を挙げなさい!!
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