ふとトイレの窓から外を見やると、一羽のタカが舞い上がった。そのタカは、チョウゲンボウである。
脚には獲物がぶら下がっていたが、スズメなのかネズミなのか、よくわからなかった。
へえ~、チョウゲンボウがわが家の庭に舞い降りたか、と、ちょっといい気分になった。
東京から今の住居に引っ越すにあたって、気になっていたことがある。
それはこうして、住居がどっぷりと自然の営みの渦中にあることで、
はたしてこれまで通りに仕事ができるだろうか?という懸念だった。
どこか安心して、のほほん、とした生活リズムに陥るのではないか、という心配である。
恵まれすぎて、見えなくなるものがあるのではないか?という危惧である。
地域の方々と打ち解け、受け入れられるには、どうすればいいのか。
どうにも、自分が浮いた存在に見えてしまう。
( 写真/ E-620 ZUIKO D 50-200ミリズーム )