ぶらさがり健康器

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一昨日、武田晋一さんが私の仕事部屋を見て、

「新開さんは、何でもぶらさげるのですね」と言ったのを思い出した。

そう、私は部屋にいろいろぶら下げるのが好きなのかもしれない。

いや、そうしないと進行中の仕事を片っ端から忘れてしまうから、その防止策というわけだ。

L1132821.jpg今やっている仕事の書類や写真リスト、絵コンテ、台割、使用予定候補の写真など、

全部、目に付きやすい場所にぶら下げてある。

話はいきなり飛ぶが、第二次世界大戦のときドイツ軍のUボートという潜水艦が一時期は

連合軍を脅かしていた。そのUボートを描いた小説や映画は数多いが潜水艦という乗りもの

にはたいそう興味がある。

とてつもなく過酷な密室でいかなる生活を送り、暗い海の中で死の恐怖と対面していたのか。

ともかく潜水艦の中は狭い。だから食糧などの積載にも工夫が必要だったろう。

ある映画のシーンで潜水艦の天井からバナナがたくさんぶら下がっているのが印象的だった。

そうか、青いバナナも長い航海の間に熟して貴重な栄養源になるわけだ。

そういう狭い空間で過ごすときの工夫というのが面白く思え、

私の狭い仕事部屋でも、立体的に物を配置しながらあれこれ時間を費やすことが多い。

逆にだだっ広い部屋などは、自分の性格としてはどうしても馴染めないだろう。

例えば、第一次南極越冬隊の昭和基地。そこでも各隊員に割り当てられた部屋は狭かった

だろうと思う。そんな部屋で各自が工夫を凝らし、仕事に励んでいた様子などは

高校生の頃に「南極越冬記」(岩波新書)を読んだりしてずいぶんと憧れたものだ。

負け惜しみではなく、私は狭い部屋で自分の落ち着ける空間を拵えるのが好きなのだ。

それにしても、写真展用の写真パネルの置き場所には、さすがに困る。

これには格安の倉庫を拵えるしかないだろう。


昨日、紹介したタテハモドキは強風のためか、頭の向きを上にして、いっそう

ハラビロカマキリの卵のうに寄り添う格好になっていた。

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