2010年12月アーカイブ


2010年、さいごの日

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朝、玄関から外を眺めれば雪景色だった。

西の方角を見ると、クヌギ林が白く浮き立っていた。

VC311412.jpg普段は杉植林に紛れて目立たないクヌギ林だが、今朝に限って白化粧をまとって一際

目立つ。 ああ、あそこまでは1キロ。

そのクヌギ林にはニホンミツバチの巣箱が置かれてある。

あそこから、わが家の林にも働きバチがやって来ていたのだ。

そして、今朝のわが家。

わが家.jpg朝から嫁さんが、カリカリ。

大掃除の号令が響く。

廊下の天井灯を掃除していたら、いろんな虫が出てきた。

なかでも大物は、ミミズクだ。

ミミズク.jpg
普通種ではあるが、だからといって探して簡単に見つかる虫でもない。

そのミミズクがわが家の屋内にいつの間にか侵入していた。









26日から今日まで愛媛県に里帰りしていた。

嫁さんの実家はだいぶ離れているが、同じ愛媛県内。

この時期になると例年、四国山地のあちこちで積雪があり、

とくに宇和と伊予を結ぶ高速道路は通行止めになることが多い。

今回も西予市の嫁さんの実家から、松山の私の実家への移動は高速道路が

使えず、久しぶりに国道56号線を走った。

56号線の山間部では「チェーン規制」と道路情報にあったのでヒヤヒヤしたが、

走行車線の雪は解けていたので速度を抑えて走れば問題は無かった。

今日は朝早くに松山を発ったが、どんより曇り空でたいへん寒かった。

ところが九州の大分県、臼杵港に着くと、気持ちよい晴天。

下の子が、「やっぱり九州はいいなあ!!」と大声張り上げていた。

三股町に着いてみれば、「おねっこ祭り」の準備ができていた。

VC291263おねっこ.jpg




とげとげ虫

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山仕事の段取りを考えながら林を歩いてみる。

いや考えているようで、あまり頭は働いていないようだ。

ザワー、ザワーと風に大きく揺れているササ。

小さな葉っぱをそれこそクリスマスツリーのごとくフサフサと生い茂らせているのは、

ホテイチクだ。

ホテイチクの根元はしだいに太くなっており、そこの節間のふくらみが、

布袋さんのお腹そっくりに見える。

葉っぱを太陽光に透かしてみれば、黒いシルエットと白い素抜けが目立つ。

この時期でも元気に活動しているのは、タケトゲハムシ、だ。

タケトゲハムシ1.jpgときには交尾行動も見られる。

タケトゲハムシ2.jpg
林にあるササは主にホテイチクとメダケだが、タテトゲハムシはホテイチクの方に多い。


さて、当ブログは更新をしばらくお休みしますが、来週半ばには再開できる予定です。




クヌギ

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濃い霧の朝。こういう日はよく晴れることが多い。

IMG_4398.JPG写真の方角はほぼ西向き。

画面中央右端のシルエットは樹齢約40年のクヌギ。

そのすぐ左隣はナナミノキ。そしてさらに左寄りは、コナラ数本。

クヌギは大きく枝を広げ、夏には心地良い日影をつくってくれる。

林の大半のクヌギは萌芽更新をしたいところだが、樹齢何十年というクヌギも

どれか一本くらいは残しておきたい。

今朝は小学校で門松作り、午後は地区子ども会のクリスマス会での記念撮影係り。

山仕事は今日も2時間程度、進めておいた。


( 写真: EOS-5D  EF17-40ミリ F4 L )





山仕事などと偉そうに言っても、私は素人に過ぎない。

自分でも要領が悪いと感じたり、段取りを何とかせねば、などと迷いが多い。

今日は藪に絡んでいる蔓をターゲットに絞り込んでみた。

蔓を集めこれを薪の束ね紐として活用したいからである。

じつは来年1月に田上地区で催される「おねっこ祭り」に、うちの薪も加えてもらう予定。

山仕事でたくさん出るササや剪定枝などを是非とも活用してもらいたい、

ずっとそう思っていたのだ。いわゆる「どんと焼き」である。

「おねっこ祭り」の準備作業は26日に行われるので、その朝までに薪を道端の広場に

積んでおかねばならない。それもただ積んだだけでは運搬の手間が掛かるので、

その手間をできるだけ省くために、抱えやすい大きさに束ねておきたい。

地元で言うところの「べら」なのである。

「べら」なら運びやすい。

蔓は林のあちこちに複雑に絡んでいる。

これを丁寧にほぐすように集める。作業を進めるうちに、

なるほど蔓を徹底的に除去しておけば、後から行うササ刈り作業も効率が上がる、

そういうことにようやく気付いた。

蔓を集めるにはかなり時間が掛かるが、まさに急がば回れである。

蔓ひも.jpg蔓植物もいろいろ。そして太さも極太から細いものまでさまざま。

結局、今日はこの蔓紐集めでほとんど時間を費やした。

経済効率などという話からは、まったくかけ離れた境地である。


さて、

先日、献本いただいた本がある。紹介しておこう。

フィールドサイン.jpg熊谷さとし著・安田守 写真 「哺乳類のフィールドサイン 観察ガイド」 

(文一総合出版)

昔、昔、ずいぶんと感銘を受けた本がある。

今でも大切にとってあるその本は、

「足跡は語る」N.ティンバーゲン/E.A.Rエニオン著 (思索社)

原題は「This translation of Tracks」(1967)。今泉吉晴 訳。

フィールドサインというものを通して自然を眺めることを最初に教えてくれたのは

「足跡は語る」であった。それ以来、とくにけものを見る意識が変わった。

自然観察の楽しみにどんどんのめりこんでいく中で、

この本との出会いは大きかったと思う。

そして今。

もうすぐ書店に並ぶ「哺乳類のフィールドサイン 観察ガイド」 は、

自然観察の思考ややり方において、多大な影響、示唆をあらためて与えてくれるものと

思う。


さてさて、さらに今日はこんないただき物が届いた。

焼酎1.jpg麦焼酎である。それがなんと東京農工大学での麦で造った焼酎。

さて、お味は?


最後になりましたが、昨日クイズの答えです。

IMG_2449.JPGクヌギの枯れ葉に潜む、サツマヒメカマキリ幼虫、でした。


幼虫越冬するのが、サツマヒメカマキリで、

卵越冬が、ヒメカマキリ、という認識だが、両種の形態での区別は難しい。


山仕事

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ここ数日間は、山仕事を最優先とする。

本の仕事も少しは進めなければいけないが、

うちの林の手入れには冬の時間を有効に使いたい。

こういうとき、携帯電話など持っていなくて良かったと改めて思う。

もっとも草刈り機などを使っていたら携帯のバイブレーションもまるっきり役には立たない。

午前中は室内撮影でほとんど時間を費やし、午後も外回りの用事を済ませたら、

山仕事の時間は2時間程度しかなかった。

30分おきに休憩をとる。

ゴロンと落ち葉絨毯の上に横になって、林の天井を仰いで見る。

IMG_4369.JPG10年後に、この林はどうなっているのだろうか?

そのころ子供達はいったいどこへ旅立つのだろうか?

などと、とりとめもないことをぼんやり思い描いてみる。


さて、またしてもクイズです。前回は優しすぎたのですが、今回もまた簡単です。

何がいるでしょうか?

IMG_2457.JPG答えは明日、アップします。


( 写真上:EOSー5D  EF17-40ミリ L )

( 写真下:EOS-7D  EF100ミリマクロ L IS )






葉めくり観察

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葉うら舞台の小さな役者たち、とでも言えようか。

常緑樹の葉っぱの裏側には驚きがいっぱい。

キボシヒメグモ.jpgギボシヒメグモはクモ図鑑をめくるたびに出会ってみたいクモの一つになっていた。

ようやく今日になって実現。体長は3ミリ前後。よ~く見てないと見逃してしまう。

なんだ、ただ見つけただけ?と言うなかれ。こうした出会いの喜びも大事にしたい。

次は、トガリオニグモ。

これも小さい。せいぜい5ミリ。

初見ですぐにクモとわかったが、ポトリと地面に落ちてしまった。

落ち葉の中からふたたび探し出すのに一苦労した。

42E5_20101220.jpg夏場には成虫の姿をよく見かけるヒゲナガサシガメ。

今の時期は幼虫の姿で見つかる。葉うらに脚を綺麗に広げてペタリと張り付いている。

20E5_20101220.jpg
( 写真:E-PL1s  M.ズイコー14-42ミリ 前玉はずし  )



冬のアカギカメムシ

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アカギカメムシはどこで越冬しているのだろうか?

今日はイチイガシの幹で日光浴している一匹を見つけた。

夏のころの鮮やかな紋様、色は無いが、単色でもかなり目立つ。

アカギカメムシ.jpg気温が下がればどこかに潜り込むのだろう。真冬の時期に集団をまだ見たことがない。

性別を確認しておいた。この個体はメス。

アカギカメムシおしり.jpgすぐ近くでムラサキシジミも日光浴を始めた。

43E5_20101218.jpg今日の写真は、オリンパスのE-5撮影した。

室内作業が忙しくてなかなか外に出れなかったが、

午後になってようやく宅配便営業所に赴き、その足で三股町、上米公園に回ってみた。

時間はあまりなかったが、E-5の試し撮りをしてみた。

たしかに解像感はたいへん良い。

カメラの背面モニターを見ているだけでもそれがわかった。

画像確認で拡大したあと、OKボタンで通常サイズに戻らないことが気になったが、

他の操作性はE-3よりか使い易いように思う。


( 写真: E-5  50ミリマクロ+1.4倍テレコン )



貯食

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今朝の霧島山。

外に出る前に寝室の窓から撮影したもの。

VC171086霧島山.jpg奥に見える韓国岳は白い。

手前のとんがり帽子の高千穂岳に積雪はなく、韓国岳がこれほど際立った姿に見える

のは珍しい。やはり最高峰の貫禄のような気がした。

昨日はかなり冷え込んだ。おそらくそのせいだと思うが、トノサマバッタのはやにえは、

消失していた。モズが朝一番で食べたと、私は思っている。

ところが桑の木のケラはまだ残っていた。

ケラ.jpgトノサマバッタとケラとどっちが、モズの好みか?

まあ、それはわかりようがない。

ちなみにうちのチョロは、たしかトノサマバッタもケラも美味そうに食べる。

このはやにえを撮影している間も、うらめしそうに見上げていたし。

JX176743はやにえケラ.jpg畑の脇にサクラの落ち葉が。

サクラ.jpg

( 写真:E-620  マクロ35ミリ )




トノサマバッタ

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犬の散歩がてらモズのはやにえを見ておこうと思った。

正午頃、チョロは体を小刻みに震わせていたので、ちょっと心配だったが、

散歩に誘ってみたらとても嬉しそうに尻尾をふってジャンプを繰り返した。

はやにえの見つかる場所は検討がついている。

さっそく、トノサマバッタ。

JX166687.jpg触角にクモの糸が張られているのでそう新しくはないのだろう。

JX166694.jpgまだ生きているようにも見える。

それにしてもトノサマバッタの硬い体を上手に突き刺すものだ。

このあと畑の隅にある一本の桑の木を見てみた。

この桑は今年の春、カイコの餌を調達させてもらった木である。ずいぶんと助かった。

モズがここではよく休んでいるが、見晴らしもいいからだろう。

そして、必ずといっていいほど、この桑の枝先にはやにえが立っている。

今日はケラだった。

近くの地面にはモズが吐き落とした、ぺリットがころがっていた。

JX166710.jpgこのぺリットをできるだけたくさん集めて、そして内容物を解析すれば、

モズの食生活を知ることができる。

だいぶ前にも一度書いたことがあるが、ある研究調査によると、

ぺリットの内容物とはやにえに立てられる獲物の種類には、かなりの食い違いがあった。

調査の時期とかいろいろ条件の違いも考慮する必要があるだろうが、

どうやらはやにえにされる獲物は、どちらかと言えばモズの好まない獲物のようである。

(写真:E-620  マクロ35ミリ )



昨日、切り倒した5本のアカメガシワ。

今朝は2組のご夫婦が解体作業に来られた。私も一緒に落ち枝や刈り草を処分した。

4人の方々同士の会話は傍で聞いていてもほとんどチンプンカンプン。

今さら驚くわけでもないが、皆さんの会話を理解できるまでは相当の時間が必要か、

あるいはもしかしたら一生、無理ではないかとも思える。

逆に私が話しかけても相手に全部は通じていないことも多い。

ところどころで怪訝な顔をされる。

さて、休憩しているときに「べら」という言葉が聞き取れた。

何度か繰り返されるので気になって、

「え!?べら、とはどういう意味ですか?」と聞いてみた。

「アハハハ、べら、っちいうのはこま~いえだのことだわ」

べら.jpg「べら」は上の写真のごとく、細枝でそのまま釜に放り込むことができる薪のことらしい。

では、太い材のことはどう呼ぶのだろう?それを聞き忘れてしまった。

「べら」は薩摩言葉ということらしい。

薪の山.jpg切り出した薪は軽トラ2台に山積みとなった。

やはり山仕事に軽トラは欲しいところだ。これを嫁さんに言うたびに怒られるのだが。

さて、作業をしている最中、オオヘリカメムシが現れた。

オオヘリカメムシ.jpg落ち葉の下にでも潜り込んでいたのだろう。

オオヘリカメムシといえば、東京に住んでいるころは裏高尾の日影沢まで

撮影に出掛けていた。10月ころ林道沿いのアザミを見ていくと、オオヘリカメムシに

出会えたものだ。

今はこうしてわが家の敷地内で姿を見ることができるようになった。

もっとも敷地内に生息しているとは限らない。どこからかやって来たのかもしれないが、

近場に生息しているのはたしかだろう。

(写真上、中:EP-L1  M.17ミリ )
(写真下:   E-620  マクロ35ミリ )


山仕事

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わが家の林はおよそ2200平方メートル。約654坪になる。

クヌギが植わった区域のササはほぼ刈り取ったが、それ以外では

人も踏み込めないほどササが生い茂っている。

この冬はいくらかでもそのササ刈りをしようと考えている。

それと樹齢40数年のコナラ1本とクヌギ2本の伐採、萌芽更新も予定している。

伐採したコナラとクヌギの引き取り手もすでに候補の方がいる。

今日は池の隣の空き地の草かき、刈り取ったササの整理などをして、

さらに数本のアカメガシワを切り倒すつもりでいた。

アカメガシワの一本を切り倒したところでけっこう疲れてしまった。

アカメガシワは柔らかいのでノコギリでも切れるが、幹回りが大きいので時間は掛かる。

ちょうど通りかかった近所の方が風呂の薪にもらってあげる、と言ってくれた。

去年もそうだったので、じつは最初から期待していたのだが、

さっそくチェンソーを持ってきて、次々と5本のアカメガシワを切り倒してくれた。

VC141067.jpgアカメガシワの切り口から、でっかいコウモリガ幼虫が出てきたが、残念ながら頭が

潰れていた。倒したアカメガシワは手際よく解体して薪に手頃な長さになる。

VC141074.jpg夕方に伐採したので、残った伐採木の解体作業は明日に持ち越された。

明日はかなり冷え込むようだ。


私もチェンソーは持っている。この夏、オーバーホールしたばかり。

しかし、このところ山仕事から遠ざかっていた。体の調子がどうも作業に馴染まない。

山仕事を毎日、1時間でも30分でもこなしながら、体を慣らしていく必要がある。

中途半端な体調でチェンソーを扱うのは危険だ。

体が鈍っている。山仕事を気持ちよくこなせるように早くなりたい。



物体Xとは

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コジイの葉うらに、セモンジンガサハムシが多い。

もちろんみんな越冬中であり、葉っぱに貼り付いたように動かない。

今の時期、常緑広葉樹の梢を下から仰ぎ見れば、

セモンジガサハムシはたくさん見つかる。

セモンジンガサハムシは葉っぱ一枚に単独でいるが、

5匹数えたところで、このハムシとは違うけったいな物体に出くわした。

まずは写真をご覧あれ。頭と思える角度からの姿。

L1138962.jpg写真は天地を逆に撮影している。

黒い物体の横幅は2.8ミリ。全体の大きさは米粒くらいだ。

物体は接着剤のような分泌物でもって葉の表面に貼り付いている。

強風が吹こうが、雨が降ろうが、地面に振り落とされる心配は無用と見える。

なるほど、この奇妙な物体はここでしかるべき時を待っているのであろう。

直感でそれとわかる。当たっていればだが。

南部鉄器のごとき重量感、いやいまにもこちらに走り出しそうな黒牛の迫力。

想像をたくましくすればこの物体の正体は変幻自在。

さて、これは何であろうか?

( 写真:E-P1 ズイコーマクロ38ミリ+ベローズ )




まずは林のなかで気になった梢。萎れた葉っぱが引っ掛かっている。

高さは1.8メートル程度。

XA123417.jpgそこに何かがいる?

といって、この絵柄もクイズには向いていない。段階的に見ていこう。

すでに察しのついた方もおられるだろう。

次に逆方向から見てみる。

VC120975.jpg一気に答えがわかる?はず。

ではもう一つ、別の角度から。

VC120973.jpg枯れ葉に潜んでいるのは、3匹のムラサキシジミ。

ムラサキツバメほどに数は集まらないが、多いときでは7~10匹くらいの集団になることも

あるようだ。

ムラサキシジミが潜む場所は、写真のように葉がくるまったような内側とか三方が

塞がった空間を好む。

理想的な「かくし絵クイズ」の写真を、しかも天然から切り出すのは、かなり難しい。

しかし、なんとか頑張ってみよう。








チョウの越冬

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昨日、金曜日の午後5時5分からNHK宮崎の番組「いっちゃがゴールド」が放送された。

この番組の中で「三股町の冬」を紹介するコーナーがあり、私もほんの少し登場した。

わが家をキャスターの百野文さんが訪れ、いっしょに冬の虫探しをした。

カブトムシは予定に入っていなかったが、ちょうど落ち葉かきをしていたので、

流れとして堆肥の中の幼虫を掘ってみることから始まった。

百野さんはニコンの一眼レフデジカメを下げており、見つけた虫や風景、

そして撮らなくていいのに私の顔までもドアップで撮っていた。

そういえば、話は逸れるが私の嫁さんはここ数年前から写真を撮らなくなった。

以前は自分のカメラを持っていて(フィルムカメラ)、

今回のロケの様子などは必ず撮影していたと思うが、

嫁さんがカメラを持たなくなったのは世間がデジタルカメラに移行し始めてからだ。

嫁さんは昔から携帯電話もまったく使わない。

身近な家族のなかでカメラを積極的に使う者がいないので、

結局、私はプロフィール用写真も毎年、自分でセルフタイマーを使って撮影している。

さて、冬の虫探しは次にウスタビガ繭、クロコノマチョウ、と続き、

場所を上米公園の林に移して、ムラサキツバメ越冬集団を見てみた。

IMG_2049.JPGツバキの葉に集まったムラサキツバメの集団は、ロケの前日に見つけた。

ロケの終わった翌日、すぐ近くでもう一つの集団をネズミモチの梢で発見できた↓

VC070320.jpgネズミモチのほうの集団はその後、9日になって忽然と姿を消してしまった。

一度集団を解消しても再び戻ってくることもあるので、この場所は今後も気になる。

ムラサキツバメ越冬集団に近づく前に、地面に佇むオオスズメバチを見つけた。

私はてっきりオス蜂と思い、翅の付け根を持ってスタッフ一同に見てもらった。

皆さん驚いていたが、オスは毒針は持っておらず、こうして刺す真似をするだけ、

という解説を自慢げにしてみた。

ところが腹部先端を見ると長い毒針がニューッと出たり引っ込んだりしている。

「あれ!?勘違いでした。これは女王蜂です!立派な毒針が見えますかあ!」

百野さん、至近距離だったのでかなり動揺したようだ。

仕方が無いので大きな穴を掘って、そこへ投げ込んでから埋め戻しておいた。

一旦離れてから再び覗いてみれば、女王蜂は地面に這い出ていた。

ずいぶん怒っていたと思う。

顔を正面から見ていれば間違えることもなかったと思うが、

背面から見たとき、触角が長く感じたのでオス蜂と決め付けてしまった。

オオスズメバチを手づかみするなどという行為は、決して真似をしないでほしい。

さてさて、次にヤマビワ大木の根元でスミナガシ越冬蛹を探してもらった。

私が事前に見つけておいた蛹は2個あったが、

そのうちの1個は道からちょっと背を伸ばせば目に入る高さにあった。

XA103334.jpg上の写真画面、中央左よりの位置に蛹がある。おわかりになるだろうか?

IMG_1966.JPGNHKのロケが決まってからすぐにこの場所を訪れ、越冬蛹を見つけたおいたのだが、

必要に迫られると探し出すのも早かった。

この場所ではロケ当日、ウラギンシジミ、ヤクシマルリシジミ、ムラサキシジミ、

モンシロチョウなどの飛翔も観察できた。

2時間程度で収録は終わった。

昨夜、放送を見てみると、ここに太文字で書いた種類が紹介されていた。

冬の虫探し、スタッフの方達一同、たいへん喜んでいただけた。

それほどウケルとは思っていなかったので意外だった。

私は毎日、こういう虫たちと顔を合わせているので、喜びの感覚が麻痺している、

としたら、これはちょっと問題だと思う。




秋と冬

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まだ秋だ、いやもう冬だよ、とあれこれ言ってみても、

季節のうつろいにはっきりとした境界線があるわけでもない。

三股町、上米公園の片隅に残された林のなかにポツンと大きなコナラがあった。

VC100643.jpgこれほど大きなコナラがあることに今日、はじめて気付いた。

公園といえば、ともかくツツジだのサクラだの、あるいはアジサイだのと、

華々しい花を咲かせる木々ばかりをそれこそ何千本、何万本と植えたがる人々が多い。

しかし、こうした地味だが季節感の漂うコナラの大木の前で足を止める人は数少ない。

なぜ何千本、何万本もの花を並べたがるのか?私には理解できない。

もともとそういう光景があって、それを再現しようというものでもないだろう。

今日、これまで見落としていた、ささやかな自然環境、フィールドを見つけた。

そこでは地面からニョキニョキと口紅のようなツチトリモチがたくさん並んでいた。

VC100639.jpgしかし、この場所も上米公園というじつに人工的な公園の片隅に追いやられた場所に

過ぎない、まさに猫の額。

こんな環境が数十倍、いや数倍の面積もあれば、それこそ多様な生物が棲みつく

場所になるだろう。

人々はなぜか多様なる生物社会を否定する傾向にあるように思える。

この話は長くなるのでいづれまた。




うんこに学ぶ

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日南市のとある山中。

登山道の脇に設置してある木柵に、うんこがほんわり置かれてあった。

VC070331.jpg地上からの高さは1メートルほど。

丸太の上でウ~ンと力んでいるテンの姿を想像してみる。

できればその現場を見てみたいものだ。

うんこはけっこう新しい。落とされたのは昨夜あたりだろうか。

うんこに混じっているのは植物の種。テンが食べた実は何だったんだろう?

VC070336.jpgウンと近づいてみれば、ヤスデ類の姿があった。

ちゃんと見たくてうんこを崩してみる。

VC070338.jpgヤスデは今にも動き出しそうなほど新鮮な体。やはりこのうんこは新しいに違いない。

さあて、「糞土研究会」なる存在を知ったからには、入会してみたくなった。

とりあえずは入会申込書をダウンロードしてみた。



今朝の霧島山

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昨日は冷たい西風が強くたいへん寒かった。

写真は今朝、寝室の窓から見た朝焼けの霧島山。

VC080359.jpgこの冬、初冠雪かと思う。

画面右奥にわずかに見えるのが最高峰の韓国岳で

こちらも頂上は白化粧となっている。


VC080376.jpgオリンパスのマイクロフォーサーズ、PENシリーズカメラ。

写真はE-PL1。つい先日、新機種E-PL1sが届いたばかりだ。

マイクロフォーサーズは小型軽量なので、当初はベローズ撮影用、

水中ハウジング用、などと特殊な撮影領域で使うつもりで導入した。

しかし、常に携行してみれば風景撮影などにはたいへん重宝する。

今年はある仕事でE-PL1を主に使ってみた。もちろん昆虫写真撮影。

レンズはライカ45ミリマクロレンズ。

シャッターを押したあと一瞬ビューファインダー像が消えて、つぎに像が復帰するまでの

タイムラグが気になるほかは、昆虫撮影での使用感はおおむね良好。

電子ビューファインダーはウェストレベルでも覗くことができるので、

低い草地での撮影ではたいへん便利だった。

背面モニターが可動式のカメラもあるが、厳密なフォーカス合わせにはモニターより

ファインダーの方が有利だ。とくに手持ち撮影では。

機材は適材適所で使い分けるのがいい。

撮影現場での動き、とくに被写体の探索に手間取る場合など、

機材はできるだけコンパクトにまとめたい。

そういう場合はPENカメラだけで機材を構成することもある。

カメラ、レンズ、そしてストロボなどの周辺機材を全部揃えてもこじんまりと納まる。

そこでこのシステムを収納するカメラバッグも必要。

先日から使っているのはTENBAの

「ショルダーバッグ メッセンジャーカメラバッグ  638-344」

このバッグは大き過ぎず小さ過ぎず、とちょうど使い易いと思う。

このバッグにPENカメラが3台、交換レンズがなんと7本、

ストロボFL-36R2台、ツインフラッシュブラケット、

他細々とした小道具類がすべて納まる。

バッグをたすき掛けにして藪こぎするにもこのサイズなら問題ない。




まずは昨日のクイズ写真の正解。

IMG_2191.jpg画面右上のアラカシの梢で日光浴している、イシガケチョウのシルエットでした。

あまりにも簡単過ぎて、探せなかった方はたぶんいないかと思う。

次回はもっと難易度の高いものを用意したい。


今日も日中はかなり暖かった。

玄関前のツワブキの花には多くの昆虫が訪れていた。

なかでもタテハモドキは4匹が同時にやって来て盛んに吸蜜していた。

今年のタテハモドキは少なかったように感じていたが、秋型はどうやら多いようだ。

IMG_2260.JPG他には、モンシロチョウ、キタテハ、ツマグロヒョウモン、など。

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IMG_2333.JPG
午後2時頃から、敷地の南側にある林縁部の草刈りをした。

ここは池の隣で車3台ほどが置ける広さがある。ずいぶんと放置したままだったので

腰の高さまで草が伸びてしまった。

草刈り作業は30分やって3分程度休憩を入れる。

これを三回繰り返して今日は終了。草刈りというのは刈っただけでは終わらない。

刈った草を集め、処分する作業もある。それは後日に回すとして、

うちの林ではまだまだササ藪の刈り取りが残っていて、この冬だけでは終わりそうにない。

まあ、気長にやるしかない。

クマイチゴの葉を喰っている芋虫がいたのでカメラを取りに戻って林を下っていたら、

下の道をおばあちゃんトリオが歩いていた。

もうお馴染みの顔ぶれである。

「ようがんばっちょるねえ~!」私を見てすぐに声を掛けてくれた。

こうして出会う方々とお馴染みになれたのもここ1年のことで、

宮崎に引っ越してから3年の月日が掛かったことになる。

引っ越してすぐの3年間は、生活や仕事を軌道に乗せていくことに精一杯だった

ように思う。回りの方々と顔見知りになるにはずいぶんと時間が必要だった。

来年4月には宮崎での生活がまる4年となる。

時間が経つのは早い。しかし、集落の方々と打ち解けるには時間が掛かる。

XA063071我が家12月6日.jpg


クヌギカメムシの産卵が盛んになったのは先月15日のことだった。

場所は神柱公園のクヌギ。

VC050160.jpgすでに産卵ピークは終わっているだろうか、と見にいってみた。

たしかに卵塊はたくさんあったが、まだまだ産卵しているメスも多数いた。

産卵ピークはもうすぐ終息するように思えるが、交尾カップルが3組いたし、

しばらくは産卵が続くだろう。

ヨコヅナサシガメ幼虫に吸血されているクヌギカメムシも一匹だけいた。

卵塊を一つ一つ丁寧に見ながら、卵がうまく透けているものに行き当たった。

XA053014.jpg卵から伸びた呼吸突起3本が、ゼリー状物質を突き抜けているのがわかる。

メス親の産卵管の構造などには、たいへん複雑な仕組みがあるように感じる。


クヌギカメムシの次は、キマダラカメムシ。

先日の3日、三股町の上米公園の公衆トイレ内で、

キマダラカメムシの越冬集団を初めて見つけた。

一見、クサギカメムシのように思われる方もあるかもしれない。

IMG_2065.jpg20匹前後の集団がトイレの内壁の高い場所4箇所にあって、単独個体も含めて

全部で100匹以上のキマダラカメムシがいたことになる。

もちろん私が確認できたのは男子側だけであり、女子側の方は見ていない。

こういうとき単独行動の多い私としては不便を感じる。

おそらくこういう越冬集団はあちこちの建造物内にあるのだろう。

とくに人の出入りの少ない場所だと駆除されずに生き延びることができるに違いない。

こういう集団は間違いなくほとんどの人から毛嫌いされ、カメムシの評判はますます

悪くなるばかりだ。


さて、おまけのクイズとは、下の画面にいる昆虫探し。

イシガケクイズ.jpgこのクイズは簡単過ぎるとは思うが、せっかくだから答えの写真は明日にアップします。


それでは。


新開への連絡は、

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今日はNHK宮崎放送のロケがあった。

番組は毎週、金曜日午後5時05分~6時に放送される『いっちゃがゴールド』

キャスターの百野文さんと冬の虫探しをする、という内容。

放送は来週10日金曜日なので、ロケの詳しい様子はそれまで控えておきたい。

このブログを観ていただいてる方で宮崎県在住の方には、

来週のテレビ放送を乞うご期待!

VC040123.jpg百野さんとチョロのツーショットを撮らせてもらった。

使用したカメラは今日届いたばかりのオリンパスE-PL1S。


さて、庭の落ち葉かきをしていたら、見慣れない蛾が現れた。

クロモンシタバだ。

IMG_2094.jpg
IMG_2097.jpg特徴のある綺麗な蛾である。

IMG_2086.jpg落ち葉布団の中で休んでいたようだ。

本種は夜間、花に来て蜜を吸うらしいからその様子を見ておきたいと思う。

クロモンシタバの写真は全て、キャノンEOS-7D EF100ミリマクロIS。





蘚苔類

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これまでコケのことを意識して見ることはほとんどなかったが、

アブラムシの生活史に興味を抱き、そしてコケ大好きという方とお知り合いになり、

ようやく私もコケの世界に目を向けることとなった。

XA022916.jpg上の写真画像は、チョウチンゴケ科の一種。

さらに拡大してみると。

01.jpg
02.jpg拡大してみると、サラダにでもしたら美味しそうに感じる。

コケって何だろう?ともかく素朴な疑問から始めるのがいいのかもしれない。

いきなりコケの種類を憶えようなどとしないほうがいいのかもしれない。

まずは自分の五感でもって、コケに触れてみるのがいいのかもしれない。

そう人間の五感は大事である。

五感は常に磨いていないと、だんだん鈍ってくるものだ。

自然を理解するには、フィールドに身をおいて五感を精一杯活用せねば。


(写真:オリンパス E-PL1 M.ZUIKO D14-42ミリ前玉はずし、
 ZUIKO D14-42ミリリバース改造レンズ )


コケ類

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ヌルデシロアブラムシの越冬幼虫を見てみたい。

そのためにはコケのことがある程度わからないと前に進めない。

そこで今日は、コケに詳しいお方に案内してもらった。

場所は、日南市。

IMG_1648.jpg上の写真画面には3種類のコケが写り込んでいるはずだ。

コケの種類を見分けようという努力は、初めてのことなので苦労する。

ほんの狭い範囲に何種もコケが生えているようだが、

どれも同じコケに見えてしまう。おまけにコケの生えている場所は薄暗い。

教えてもらったチョウチンゴケのなかまの一種。

IMG_1636.jpgツノのように伸びた「さく」はこのあとゆっくり伸長し成熟すると「ちょうちん」の形に似てくる

そうだ。

朽ち木にはキノコのマゴジャクシがけっこうあった。

IMG_1658.jpg
IMG_1654.jpg
うちに戻ってからコケや地衣類のことを少し調べてみた。