2011年2月アーカイブ


外に出ると妙に生暖かい。そんな一日だった。

午前7時半頃、新燃岳が噴火したそうだが、わずかな空振があっただけで、

降灰はほとんど無かった。

うちの林でずっと観察していたヒメカギバアオシャク幼虫が、死んでいた。

ヒメカギバアオシャク.JPG最初はクモか吸血性のカメムシにでもやられたか、と思ったが、

これはどうやら寄生バエの仕業ではあるまいか、と思い直した。

ヒメカギバアオシャク幼虫は体内に寄生バエの幼虫を宿していて、その寄生バエ幼虫が

外に出たあとではないか、そう推測してみた。

林のあちこちでクマイチゴの芽生えが目立ってきた。

クマイチゴ.JPGこのご馳走を昆虫が見逃すはずがない。

クワゴマダラヒトリ幼虫がこの若芽を盛んに食べている。

クヌギの冬芽をかじって春を待っているのは、キマエアオシャクの幼虫。

キマエアオシャク.jpgいつも見慣れているうちの林だが、少し丁寧に時間を掛けて歩いてみれば、

クヌギの枝でヤママユの越冬卵が見つかった。

V2282767.jpg
さて、携帯電話のことで世間はいろいろと悩ましいことが多いようだ。

それがエスカレートして犯罪や果ては殺人まで至るケースまである。

いまや携帯電話なくしては生活が成り立たないという方が大半であり、

携帯を持っていない人間も、自分は持っていないから関係無いと言い切れないほど

世の中は携帯中毒になっているのだ。

この中毒はもう今更、後戻りもできず、対処療法も無い。

便利なものとは何だい?

私はときおり自宅の固定電話で携帯電話からの通話を受けることがあるが、

大概、それは聞き取りにくい。だから、こみいった話を携帯でされると特に困る。

携帯電話の通話というのはまだ技術的に未熟で、会話がきちんとできないのだ。

だって途中で途切れたり、会話のタイムラグがあったり、自分の声が戻ってきたり、

使っていてやり切れない状況があまりにも多いのに、そして高額な通話料金に

誰も文句言わず使っているのが不思議で、

世の中みんな当たり前に使いたがるのか理解できない。


ふきのとう

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朝、仕事場の扉を開けて外の庭を覗いてみたら、ススキの枯れ藪のなかに

フキノトウがポツンとあった。

IMG_4644.JPGわが家のフキは3年ほど前に植えたもので、こうしてフキノトウを見るのは今年が

初めてと思う。

犬の散歩の途中、スイカズラの前で立ち止まってみた。

ちょうど目の高さにイチモンジチョウの越冬巣があった(下画面、矢印先)。

イチモンジチョウ越冬巣.jpg越冬巣の形は台形で大きさはほぼ5ミリ、と形大きさとも一定している。

越冬巣.JPG
世の中、携帯電話に依存し過ぎていると思う。

無くても良いのに、使わなくても良いのに、

例えばわざわざ通話して確認するような場面が多すぎる。

携帯電話を持っていないと落ち着かないと言う人が大半なのだろうが、

私は持っていないことでたいへん、心が安らぐ。


人工池

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昨日、人工池から掬ってきたクロスジギンヤンマとヤブヤンマのヤゴは、

今朝まで仕事部屋の個室プールにそれぞれお泊りいただいた。

昨夜の夕餉はヤマトヤブカのボウフラを数匹。

今朝、個室プールを覗いてみればボウフラの姿は無く、大きなうんちが漂っていた。

ヤゴのうんち.JPG画面左がクロスジギンヤンマのうんち。 右が、ヤブヤンマのうんち。

うんちを拡大してみれば、未消化のキチン質らしき獲物の正体を推測する手掛かりが

ぼんやりと見える。顕微鏡レベルで調べれば面白いだろう。


さて、今日は春のような陽射しを浴びながら人工池の枠作りをやった。

杉材の支柱に電動工具のトリマーで溝を彫り、さらに金ノミで溝を深くした。

WW260313.jpg溝を掘った丸太材を、人工池のプラ桶の縁にはめてみた。

人工池.jpg池の所在がこれでわかり易くなり、子供たちがここにはまるという危険性も回避できる。

丸太は昆虫の足場にもなるだろう。

画面奥の増設した池はビニールシートを埋め込んだだけで、

これからシートの周辺を整備する予定。

杉丸太に金ノミをカンカン、打ち込む作業は数時間掛かった。

けっこう夢中になっている自分が面白かった。

電動工具トリマーを使えば、けっこうな騒音だし、丸太を切断するにはチェンソーを使った。

どんなに音を立てようと、誰にも文句は言われない。

これが田舎暮らしのよい点だろうと思う。


濃い霧の朝を迎えた。

霧が出始めると春はもう近い。いや、すぐそこまで来ている。

IMG_3296.JPG4年前、この地に引っ越して来たのは3月下旬だったが、濃い霧が毎朝立ちこめ、

ずいぶんと印象的だった。今日の気温は3月下旬並みではなかっただろうか。

IMG_3380.JPG
庭に作った人工池で、

一昨日の夜はヤマアカガエルが産卵した。卵塊はこれで3個となった。

この池は新燃岳の噴火降灰によって一度は埋もれてしまった。

池に積もった灰の大部分は取り除いたが、沈殿して残った量は多い。

池の水をかき混ぜると、硫黄臭がする。

さて、昨夜のこと。

午後10時頃、池を覗いてみればヤンマのヤゴがたくさんいた。

数えてみれば9匹、確認できた。水深の浅いところから水面近くまで上がってきている。

IMG_4532.JPGヤゴはどれも獲物を狙って虎視眈々と辺りの様子を窺っているのがわかる。

なるほどヤンマのヤゴは夜行性なのか、と納得した。

そこで今朝のこと。

明るくなってからヤゴを掬ってみた。何ヤンマだろうか?

体長はどれも3.5センチ前後とほぼ同じサイズだ。

一種類は、ヤブヤンマのヤゴ。

ヤブヤンマのヤゴ.JPG

もう一種は、クロスジギンヤンマのヤゴであった。

クロスジギンヤンマnoやご11-02-250909.JPG

クロスジギンヤンマと判別した根拠は、下唇さい側片先に丸みがあること↓、による。

クロスジギンヤンマあご.jpg今ひとつ自信が無いが、環境としてはクロスジギンヤンマが好む池だと思う。

火山灰の影響を心配していたものの、ヤンマ類のヤゴが狭い池にひしめいている

光景を見て少し安心した。

しかし、ヤゴを掬っていたとき網に掛かったコガタノゲンゴロウは死んでいた

死因が灰の影響によるものかどうかは何とも言えないのだが。


人工池はコンクリートを練るプラ桶を埋め込んだもの。

池を拡張しておこうと、その隣に接して穴を掘り、こちらは軽トラ荷台用のビニール

シートを敷きこんでみた。池の周囲はこれから少しづつ整備していく。

昨年、人工池にやって来て産卵するトンボは、コシアキトンボを見ただけだった。

いかに観察が疎かであったかと思う反面、こうして人工池を作るだけで

さまざまな昆虫や生き物が集う場所になる、というのは嬉しいことである。






昨夜は雨だったので人工池にはヤマアカガエルが集まっていた。

産卵も行われるだろうと思い撮影の準備をしておいたのだが、

布団に入ったら迂闊にもそのまま朝まで爆睡してしまった。

明るくなってから人工池を覗いてみたら、卵塊が一つ増えていた。

IMG_4435.JPG三股町のクヌギカメムシを再び見に行ってみたら、

クヌギの枝にハミスジエダシャクの若令幼虫がいた。

IMG_4442.JPG都城市の街中にある神柱公園のクヌギカメムシ卵塊の様子も気になって回ってみたが、

こちらではふ化している卵塊は多く、すでに2令幼虫の姿もあった。

全体としては1令期後半であり、2令への脱皮が盛んになっていた。

うちの近所の草むらではカラスノエンドウが立ち上がりつつあって、

アブラムシもナナホシテントウも活発に動き始めている。

IMG_4500.JPG


先日、三股町で見つけたクヌギカメムシの卵塊群。

V2232561.jpg火山灰の微粒子を被っておりその影響はどうだろうかと案じていた。

今日は、そろそろふ化が始まるころだろうと思い見に行ってみた。

予想は的中。2卵塊でふ化済みの幼虫を確認。見ている最中にふ化するものもあった。

ふ化幼虫群.jpgふ化幼虫の体色変化などを観察してみて、どうやらふ化が始まったのはまさに今朝から

だったのではないかと思えた。

ふ化したばかりの幼虫をゼリー物質から抜き取るクモも現れた。これにはびっくり。

クヌギカメムシのふ化幼虫に抵抗する力は全く無い。クモの為すがまま。

下の写真ではゼリーに刺していた幼虫の口針が見えているのがわかる。

クモと幼虫.jpgこのあとクモは卵塊の上に糸を掛け、そこで落ち着いてしまった。

抜き出した幼虫はクモに吸血され萎んでしまったが、クモにとってみれば次々と餌が

手に入るわけだから、良い猟場に恵まれたと言えるだろう。

クヌギカメムシにとってはたまったものではない。

クヌギカメムシの撮影はずいぶん昔に行ったことがあるが、

とくにふ化シーンの撮影だけは卵を室内に持ち込んで行っていた。

(当時の写真の一部は『カメムシ観察事典』(偕成社・2002)や

『珍虫の愛虫記』(北宋社・1999)に掲載されているので興味ある方はご覧下さい。)

ふ化シーンの撮影は倍率も高く、当時の機材だと野外で行うのはたいへん厄介だった。

だから室内でじっくり取り組んでいたのだが、

今日のような天敵との絡みなど、自然界で生じる出来事まで捉えようと思えば

野外で撮影するのが、当たり前ではあるがベストである。

今回、撮影に使ったカメラ機材は、

オリンパスのE-PL1sと、レンズは14-42ミリズームレンズの前玉はずし。

前玉はずしは、海野和男さんが考案なさったもので、描写力はたいへん優れている。

高倍率専用と割り切って使うにしても、軽量であるから気軽に携行できるのがいい。

ちょっと調べてみたら、E-PL1と14-42ミリズームレンズのキットは

最安値で3万5千円程度。ただし電子ビュワーも必要だから、もう少し価格は高くなる。

このシステムのいいところは暗い場所でも電子ビュワーのおかげでゲインアップできて

ピント確認がやり易いことだ。

高倍率撮影においては、一眼レフの素通しファインダーよりも、電子ビュワーのほうが

はるかに有利である。

さて、クヌギカメムシのふ化には時間が掛かるので、それを待つ間に

クヌギの梢でコミミズク幼虫を見つけてみた。

コミミズク幼虫.jpg幼虫の腹部節間はわずかに伸びており、この幼虫の羽化もそろそろ近いことが窺える。



ニホンミツバチ

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降灰の被害も生活のなかではいくぶんか緩和したかに感じる。

三股町のフィールドを先日回ってみた。

さすがに地上部では灰の山が目に付くが、木々の灰などは雨で洗い流されてきた。

今日は宮崎市西部のフィールドを訪れてみた。以前から探索している箇所である。

この辺りでは灰の被害はあまりひどくはない。よほど意識して見ないと気付かない程度。

WW220272.jpg良い感じの谷津田、そして常緑樹林が並ぶフィールドはかなり広く、奥深い。

キタテハやキチョウ、ムラサキシジミが舞うくらいで虫の姿は少なかったが、

ヤナギの一種の花には、ハナアブとニホンミツバチが来ていた。

ヤナギの花.JPG
ニホンミツバチ.JPG
さて、

午前中、フィールドを歩いたあと弁当を食べてから急いで都城市へ移動した。

都城市、中心地にある都城MJで、写真展の打ち合わせをした。

WW220282.jpg

★ 先日、紹介した岩崎書店の「よみきかせ いきもの しゃしんえほん」シリーズは

一般書店では販売されないと書きましたが、これは私の誤りでした。

書店で注文すれば普通に購入でき、ネット販売も通常通りだそうです。

ここに訂正致します。





春はすぐそこ

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畦道のノイバラでは若葉が目立ってきた。

IMG_4386.JPG家の前のウメも満開だ。

IMG_4381.JPGちょっとした自然のそこかしこで春が始動しているのがわかる。

そんな春の到来を喜ばない人はいないはずだが、私はむしろ憂鬱になる。

その理由は冬の間にやっておくべき作業がまだまだ消化できていないからである。

これは毎年のことなのだが、今年の冬はとくに新燃岳の噴火という予想外のことで

山仕事を中断せざるを得なかった。山仕事より火山灰の除去作業に時間をとられて

しまった。

できなかったことをクヨクヨ考えても仕方が無いが、気持ちを切り替えるのは意外と

時間が掛かる。

今日は依頼のあった写真数点を送信したあと、確定申告の書類を提出に行った。

写真数点を引っ張り出すのに1時間半ほど掛かった。

都城市の受付会場では人でごった返していた。

何事かと思えば、申告書を会場で入力する人が多いからであった。

それで長蛇の列ができていたのだが、うちで申告書を作った私などは

せいぜい7,8人の列に並ぶだけですぐに提出を終えることができた。

確定申告を終えるとなにやら冬も終わったような気がして、ますます憂鬱になる。


夕方の犬の散歩に出て、はやにえを探してみれば、クモが立てられていた。

IMG_4394.JPG


灰の山

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都城市内のある公園の回りには、周辺の住宅地で除去作業された火山灰の袋詰めが

集められていた。

WW200255.jpg袋はビニール袋や土嚢袋など様々。

WW200248.jpg



本日、届いた見本は2冊。

IMG_3265.JPGよみきかせ いきもの しゃしんえほん7,8

「うまれたよ! カブトムシ」と「うまれたよ!カマキリ」 写真:新開孝

                          構成・文:小杉みのり (岩崎書店)

岩崎書店の「よみきかせ いきもの しゃしんえほん」シリーズは全10巻

このシリーズは図書館用であり、

書店の棚には並ばないかもしれないが、注文すれば一般図書と同じように

購入できるし、ネット上での購買もできるそうだ。


私が担当した上記2冊で使用したカメラには、EOS-7D、E-P1、E-PL1、など

比較的新しいカメラで撮影した写真データが多い。

少し前のストック写真はEOS-5Dで撮影したものもかなり含まれている。

カメラとレンズの組み合わせは、撮影対象、撮影条件によって適材適所で使い分け、

良い結果を出せたと思う。

フィルム時代ならあり得ないほど、カメラ機種が増えた上、レンズの選択の幅も広がった。

それがいい結果になればそれはそれでいいが、一冊の本のなかで、

できればカメラ機種は一つに絞って仕事がしたい。

その方が気分も作業自体も楽であるからだ。

しかし、今のカメラは10年、20年と永く使えるものではなく、寿命が短い。

パソコンの寿命と同じになってしまった。

こいつなら安心して使えるというカメラが無いのは残念だ。












今日は洗濯物を全て外に干すことが出来た。

新燃岳の最初の大噴火からほぼ3週間目となる。

昨日、午後6時過ぎに12回目の大噴火があって、

今朝になってみると降灰があったことがわかったが、それは軽微なものだった。

今日は晴れてはいたが霧島山は霞んでいた。

しかし、白い噴火煙は高く上っていた。

01IMG_3251.jpg玄関の回り、そして庭の火山灰を掃除しておいた。午前中だけで済ませるつもりが、

やり始めるとこれがけっこうたいへんで、午後4時頃までやり続けてしまった。

舗装やコンクリート面なら除去作業もやり易いが、土の地面に積もった火山灰を

かき集めるのは労力と時間を要する、重労働である。

作業の道具は主に竹箒。いろいろ試してみたが、これがいい。しかし、わずかな面積を

掃き清めるだけでもかなり疲れてしまう。

かき集めた火山灰はとりあえず、各所に山積みのままにしておいた。

落ち葉など混じり物が多く、これを分別しておきたいからだ。それにはまた、別の道具と

時間が必要になる。掃いてみると改めて降灰の量の凄さを感じる。積もった厚さは

1センチどころではなく、2センチ以上はある。

さて、火山灰を掃除しているときにころがるように出てきたのが、

キバラモクメキリガとフクラスズメ。

フクラスズメは視界から消えてしまったが、キバラモクメキリガは落ち葉に落ち着いた。

02IMG_3260.jpg買い物で都城市の街中に出てみたら、火山灰を詰めたビニール袋があちこちで山積み

されている光景に圧倒される。

物凄い降灰も、人々は凄まじい勢いでかき集め処理してしまう。





火山灰の影響とは

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三股町のフィールドを少し回ってみた。

降灰が生き物に及ぼす影響も気に掛けておきたい。

畑の縁に並んだクヌギで、クヌギカメムシの卵塊がかなりの密度で産卵されている

場所を見つけた。樹齢はせいぜい15年程度とどれも若い樹ばかり。

卵塊の多くはうっすらと灰を被っていた。ふ化した幼虫の成長に灰の影響があるか

今後、見守る必要を感じた。

ある畑ではこういう↓光景があった。

XA184080.jpg農薬散布しているように見えるが、じつはそうではなく、

マルチビニールに降り積もった火山灰を吹き飛ばしているのである。

農薬散布機のタンクは空にしておき、ノズルから空気を噴出させてブロアーとして

作業している。


さて、昨夜、観察していたヤマアカガエルだが、なんと今朝になって庭の人口池を

覗いてみれば、卵塊が二つあった。睡蓮鉢のほうではメスが来なかったが、

人工池の方ではすでに数日前に産卵が行われていたようだ。

今日は午後6時過ぎに、新燃岳の噴火があったようだ。

その時刻、うちでは嫁さんがピアノの練習をしていてまったく噴火音が聞こえなかった。



ヤマアカガエル

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昨日のこと。

午後5時過ぎ、犬の散歩をしていたらヤマアカガエルの鳴き声が聞こえた。

声をたぐりながら50メートルほど離れた田んぼの縁まで入ってみると、

数匹のオスが鳴いていた。しかし、私の気配に驚いてすぐに鳴き止んでしまった。

杉山から湧き水が染み出している湿地で、うっかりすると長靴が半分も沈んでしまう。

水溜りには卵塊が数個、すでに産卵してあった。


うちに戻ってから室内でベニシジミ幼虫↓を撮影していたら、

ベニシジミ幼虫1.jpg仕事部屋の外からヤマアカガエルの鳴き声がする。

おや?と思い窓から覗いてみれば、睡蓮鉢のなかにヤマアカガエルが一匹いた。

ヤマアカガエル2.jpgちょうど私と目が合う場所。

そっと外へ出て近づいてみた。

ヤマアカガエル.jpgこのあとオスはずっと鳴き続けて、最後に聞いたのは午前3時半ころだった。

午前5時半覗いたときはすでに鳴いていなかった。

結局、オスのラブコールにメスは寄って来なかったのだろう。






都城市、そして三股町では火山灰の清掃が毎日どこかで行われている。

わが家の前の道路もようやく清掃車が来てくれた。

道路の脇に築いておいた火山灰の小山も綺麗に回収してくれていた。

清掃車は三股町役場ではなく都城市の車だった。

WW160154.jpg町のあちこちで見掛けるこの光景はいつまで続くだろうか?

灰の清掃作業は厄介であるが、こういう↓便利な道具もある。

WW160148.jpg手押しで動くクリーナーで、原理は簡単なものの

実際に使ってみると気持ちよいほどスイスイと灰をかき集めてくれる。

灰は取っての付いたグレーの部分に溜まる。

WW160145.jpg刷毛箒で掃き集めるよりか、このクリーナーは楽であり効率がはるかにいい。

おそらく誰もが欲しい道具であろうが、しかし価格は7万円以上もするので、

個人宅での購入はまず考えられない。レンタルで借りることができるなら、一日2000円、

くらいなら使ってもいいのだが。


午前中は宮崎市、田野方面のフィールド探索に時間を費やした。

道はわかりにくいが、あちこち狭い谷間に入ってみると、良さそうな環境がある。

松の立ち枯れがあったので樹皮を剥がしてみたら、ナミテントウの越冬集団がいた。

IMG_4357.JPG
この松はかなり腐朽が進んでおり、私がもたれ掛かっただけで倒れてしまった。

越冬虫を探すのも場合によっては虫の安住の場を破壊してしまう。

樹皮はがしや朽ち木崩し、崖崩しなどは元の状態に戻すのが困難だ。

まあ今日くらいの気温だと、虫は自力で別の場所に潜り込めるだろうが。



新燃岳

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噴火活動が続く霧島連山の新燃岳を見ておきたいと思っていた。

灰の除去作業やら仕事の関係でなかなか実現しなかったが、

今日は無理して出掛けた。

噴火の様子はともかく、降灰の甚大な被害にあった住人として、

そして毎日のように霧島連山を眺めている者として、

新燃岳の姿は今のうちに是非とも見ておきたい。

新燃岳を見るには宮崎県側より、南側の鹿児島県に入ったほうがいい。

まずは高千穂牧場に行ってみたが、生憎と休園日で高台にまで登れなかった。

そこですぐ近くの展望の良さそうな場所に入ってみたら、なんと

テレビ中継車が2台あって新燃岳にカメラを向けている最中。

なるほどたしかに新燃岳がよく見える場所だった。ちょっとした穴場だ。

しかし、そこの眺望は私としては気に入らず、すぐさま移動した。

霧島神社を見てから霧島小学校に行ってみた。

この辺りは降灰の被害はほとんどなくて、あったとしても軽微である。

ちなみに新燃岳にもっとも近い小学校は3校あって、宮崎県の御池小学校と

鹿児島県の霧島小学校、そして高千穂小学校だ。

高千穂小学校は直線距離で、新燃岳から約6キロ。

霧島小学校は、約7キロ、

そして御池小学校は約8キロ。

御池小学校には一昨年講演に行ったことがあるが、

この小学校に通じる道路は閉鎖になっていた。今、授業はどうなっているのだろう?

降灰の被害がもっとも大きかったのは南東方向に位置する御池小学校だったはずだ。

霧島小学校近くの高台に上がって新燃岳を撮影してみた。

IMG_2880.JPG穏やかな噴煙がユラリ、ユラリと立ち上っているだけで、緊迫感は無い。

テレビ中継車にいたカメラマンはさぞかし退屈していたのではないかと思う。

IMG_2914.JPG少し退いて中岳の山容も入れてみた。

画面右側の雪で白くなっているのが、中岳。

地熱のせいだろうか、新燃岳だけには積雪がない。画面左側、北風の当たる斜面にだけ

雪が見える。

新燃岳から10キロも離れていないこの辺りの集落では、空振の被害はあっただろうが、

降灰の被害が都城市方面ほど見られず、なんとも平穏でのどかに見える。

しかし、昨日の宮崎県、小林市では噴石の被害がただ事ではなかったようだ。

小林市は新燃岳から北に14キロ程度の位置にあるが、風向きのせいで

いきなり被害が出た。その仔細は地方新聞の記事などを読むとさらによくわかったが、

大粒の噴石被害を体験すると、火山噴火への恐怖心が強まることは間違い無い。

一見、のどかな光景に見えてもそこに住む住人の方々の心中を察するに余りある。

新燃岳の南側斜面では火山灰の崩落が見える。

雨量が多ければこれが火砕流となるのだろう。

新燃岳の東隣にある中岳の手前に温泉ホテル「霧島ハイツ」が見える。

IMG_2886.JPG「霧島ハイツ」は新燃岳からわずか5キロしか離れていないが、

今でも通常通りに営業しているようだ。HPを見る限り、

少なくとも本日から数日間の予約状況は満室になっている。

霧島小学校から少し下った辺りの田んぼでは、すでに田植えの準備が始まっていた。

IMG_4339.JPG噴火への心配があるにしても、日常生活の流れは止めようが無い。

季節は確実に進行している。

(写真:EOS-7D  EF100ミリマクロ IS、EF200ミリ、 EF17-40ミリズーム、
            EF400ミリ )

車を走らせているうちに昼食をとり損ね、財部町経由で都城市まで戻ってから

ラーメン屋に飛び込んだ。知っている店に入ってしまい、行ったことのないラーメン屋を

体験できなかったのは残念。せっかく外食するなら、新しい店に挑んでみたかった。

もっとも疲れているときはそういう勇気も萎えてしまう。


さて、2008年の5月末~6月始め頃に登った新燃岳、火口の様子。

R0011724.jpg画面奥の右手が韓国岳。

撮影時の火口付近は西風がたいへん強く、立てていたビデオ三脚が倒れるほどだった。

火口の底にある池どころか、すり鉢の形状もわからないほどに今は溶岩で埋まっている。

新燃岳から西に縦走すると中岳。

その中岳からさらに西方向には高千穂岳が見える。

Y1269311.jpg5月末ころから霧島連山一帯にはミヤマキリシマが咲き誇るのだが、

そのお花畑も今年は見ることができないだろう。

Y1269337.jpg





受け入れること

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「ドドドッカ~ン!!」噴火音と同時に空振による窓ガラスの振動音で目が覚めた。

時計を見れば、午前5時過ぎ。

ああまだ45分は寝れるなあ、と布団に潜り込んだ。



雨が降ると地域によっては火砕流などの危険性が高くなる。

いわゆる二次災害が発生するので、雨が降って欲しいとは声高に言いにくいが、

しかし、雨が降ると灰の飛散が一時的ではあっても治まり、

木々の灰もいくぶんかは洗い落とされるので、内心ホッとする、と白状しておこう。

敷地内でかき集めた火山灰はビニール袋に入れて家の前に積んでおくと、

町役場のほうで回収に来てくれることになっている。

今日はその回収が地区を回ったそうだが、うちは辺鄙なためか回収されてなかった。

嫁さんも最初から諦めてはいる。だから自力で町指定の灰捨て場に持っていくしかない、

と、半ば覚悟はしている。でも問題は運搬車両である。

軽トラさえあれば、そう感じる瞬間が田舎暮らしをしているとたいへん多い。

WW140081.jpgうちのすぐ近くの畑。右隣の畑はつい最近耕したので黒々としており、

灰を被った様子がよくわかる。

じつは上の写真はE-PL2のドラマチックトーンで撮影したもの。

これをノーマルで撮影したものが次の写真。

雨上がりのせいでノーマル写真では灰の色が抑えられているが、

ドラマチックトーンの写真画像では灰の白さが強調されている。

WW140080.jpg




(写真:E-PL2  14-42ミリズームレンズ )



羽毛服

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今朝は急遽、小林市に行って来た。

小林市は霧島連山の北東、約14キロの距離にある。

つまり今噴火活動している新燃岳からは、私の住む三股町よりかはるかに近い。

三股町から新燃岳までの距離は約35キロ。

小林市市内に入って驚いたのは、ほとんど降灰の被害が見当たらないことだった。

どこも綺麗で、私の車だけが灰だらけで白く汚れとても目立つ。

なるほど風向きの影響とは大きく、新燃岳から北東に位置するがゆえ、

小林市での降灰は軽微で済んだわけだ。

市内に入ってからさっそく霧島山を眺めてみた。

XA134070.jpg新燃岳の噴火はときおり見えるが、白くておだやかな噴煙である。

小林市に赴いた理由は嫁さんの用事で、私は運転手を務めすぐにトンボ帰りした。

小林市のフィールドも見ておきたかったが、そういう時間はなかった。

さて、家に戻ってからずっと気になっていた玄関を掃除した。

玄関の中は火山灰の砂だらけ。

これを徹底的に掃き清め水洗いし、最後にワックスまでかけて磨いておいた。

どんなに気をつけても屋内にまで火山灰は侵入してくる。

少しでも掃除をしてそれを防ぎたい。

火山灰のせいで室内の昆虫撮影に支障があっては困る。

庭で焚き火をしていると、ジョウビタキがやって来た。

焚き火の前にくずかきをやったからだ。

ジョウビタキはくずかきをする音を聞きつけて、すぐに飛んでくる。

IMG_4285.JPG真ん丸く膨らんだ体はいかにも温かそうだ。

しきりと地面を覗き込んでは、飛び降りて獲物を捕らえる。

IMG_4249.JPGほとんどの場合、獲物は小さくて一瞬にして飲み込んでしまう。

しかし、たまに大物だと飲み込む前にその獲物を見ることができる。

IMG_4216.JPG
( 写真上:E-PL1  40-150ミリズーム )

( 写真下3枚:EOS-7D EF400ミリ )



今日は北風がたいへん強く、火山灰の白い煙があちこちで吹き荒れていた。

できれば外出は控えたい、そんな気持ちになる。

WW120056.jpg昨日、幼虫の行進が見られたクヌギには幼虫巣があった。

WW120063.jpgサラサリンガの幼虫巣はじつに巧妙な出来映えであり、鳥ですら見過ごしてしまうのかも

しれない。クヌギの樹幹の窪みをうまく利用したテント巣をそっと指先で押さえてみると、

すでに住人は居ないようであった。

ここしばらく、いや今冬の山仕事はもう諦めるしかないように思える。

火山灰の降り積もった林は何をするにせよ灰まみれになる。

防塵マスクをしたままでは、作業効率が悪く長時間の作業は無理だ。

これから降雨の影響などを見極めながら作業再開を待ってみたいが、

そうこうするうちに林の春はどんどん進行していくだろう。

IMG_4160.JPG


( 写真上、中: E-PL2 M.ZUIKO D14-42ミリズームレンズⅡ )

( 写真下: EOS-7D  EF100ミリマクロ IS )









うちの林の虫たち

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昨夜は雨が降ったおかげで、灰煙を気にすることなく林を歩くことができた。

クヌギのひこばえでは、ヒメカギバアオシャク幼虫が健在。

しかし、キマエアオシャク幼虫の姿は無かった。

IMG_4143.JPGホテイチクの葉うらに数多く佇むタケトゲハムシは皆、灰を被っていたが

彼らの健康に害があるだろうか?

ヨコヅナサシガメ幼虫の群れも灰を被っている。

IMG_4135.JPGあるクヌギの幹では、イモムシの行列が上へ上へと行進していた。

IMG_4121.JPG一番高い場所では3メートル。地面近くからイモムシは次々と上を目指して登っていく。

脚立に登ってその様子を眺めてみた。

いったい何処まで行くつもりだろう。

イモムシの正体は、サラサリンガの若令幼虫。

午前中、新燃岳の噴火が何度もあった。

「ドッスン~!!」という爆発音とともに、空振でもって窓ガラスがビリビリと音をたてる。

しかし、思ったほど降灰はなかった。

サラサリンガ幼虫たちは、やはり噴火の音に驚いたのだろうか?

( 写真:EOS-7D  EF100ミリマクロ IS )





室内洗濯干場とは

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先月26日の新燃岳大噴火から2週間。

降灰のため洗濯物はずっと室内で干している。

うちでは居間が一番日当たりも良いので、窓辺に洗濯干場をにわか造りした。

01V2102336.jpgこういうとき、ライトスタンドなど撮影道具が役に立つ。

火山観測によればまだ収縮が始まっていないので、今後また大噴火が起こりうるという。

そうだとすれば細かい火山灰の降灰はまだまだ続くのであろう。

さて、今日は三股町から北東に移動し宮崎市の田野方面のフィールドを巡ってみた。

このあたりも降灰の影響が残ってはいるが、その程度は浅く雨が数日続けば

灰も流れてしまうのではないかと思えた。

けっこういい感じのフィールドを見つけ、ここなら春に通ってみたいと感じた。





霧島山

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昨日、武田晋一さんから著書をいただいた。

「水と地球の研究ノート① 町の中の泉」

写真・文 武田晋一、構成・絵 ボコヤマクリタ (偕成社)

町の中の泉.jpg本書は「水と地球の研究ノートシリーズ」5巻の第1巻。

たいへんよくできた本で、理科の教育現場ではもちろんのこと、大人も惹きこまれ

勉強になる。こういう本作りは自分には真似できないなあ、と痛感。


 さて、今日は午後4時頃になって霧島山の山容が見えた。

IMG_4072.JPG噴煙も昇っておらず、まるで何事もなかったように静かだ。

しかし、今日もときおり火山灰が降っていて、洗濯物はまだ外に干せない。

北西の風が吹く限り、ここ三股町は被災地であり続けるだろう。

昨日までに屋根から落とした灰の量は、軽トラック5台分くらいにはなったと思う。

敷地の地面のほとんどが土であるから、落とした灰を回収するのは困難。

コンクリートだった所には灰の山ができた。

犬の散歩中、ベニシジミの幼虫でも探してみようかとしゃがんでみたが、

すぐに諦めた。葉っぱをめくるだけで手が灰だらけとなる。

IMG_4063.JPGいや、ただ単に歩くだけでも上の写真のように白煙が立ち上がる。

ふと肩に下げたカメラを見れば、いつの間にか白い指紋がベタベタついている。

虫探しも場所を替えねばじっくり取り組めない、と強く感じた。

( 写真:EOS-7D  EF100ミリマクロ IS )









ドカ灰

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午前中の風向きは南風という天気情報だった。

そこで朝から屋根の灰降ろし作業をやっておくことにした。

今日で全てを終了したい。

01P2080017.jpg火山灰とは言うけれど、大きな砂粒から微粒子まで様々である。

屋根瓦に積もっているのは先月26日の最初の大噴火の際にパラパラと音を立てて

降ってきた大きな砂粒であった。厚いところでは2センチを超える。

雨が降る前に払い落としておきたい。

今日も電動ブロアーで吹き飛ばす作業を延々3時間続けた。

昼食時の休憩後、午後2時ころになって小雨が降り始めた。

屋根の灰降ろしはほぼ終了していたので、ホッと一安心。

灰は濡れるとブロアーで吹き飛ばすことができなくなる。

どうしても電源コードが届かない箇所があって、そこは箒で掃いたのだが、

たいへん疲れるし、箒で擦るので灰の微粒子がこびりつきなかなか綺麗に除去できない。

やはりブロアーで吹き飛ばすのが効率も良いし、作業の仕上がりも綺麗だ。

小雨のおかげで久しぶりに犬も草を食むことができた。

02P2080025.jpg夕方になって突然、北九州にお住まいの自然写真家、武田晋一さんがわが家に来られた。

03P2080022.jpg( 写真:オリンパス μ Tough 6020 )

灰おろしの作業中も携えることができるカメラは完全防水タイプ。

あとで水洗いができる。なにせ全身、灰まみれで真っ白になる。

今日はタイミング良く、ある方が防塵マスクを送ってくださった。

これなら安心して作業ができる。しっかりした防塵マスクを買わねば、と思いつつ

うっかり買い忘れていたから、ほんとうに助かった。

ありがとうございました。








午前中は室内で仕事。

昼食後、郵便局に行ったあと屋根に登る。

今日も屋根瓦と雨どいに積もった灰の清掃作業だ。

昨日は全体の5分の一と控えめに書いたが、よく見ると4分の一は終えていた。

天候も晴れて暖かく屋根の上はとくに快適。

しかし、霧島山は霞の中でまったく見えない。風で舞い上がる灰のためだ。

電動ブロアーで火山灰を吹き飛ばす作業は順調に進み、屋根全体の半分を終了。

電動であるため延長コードリールの移動が煩わしい。

エンジンブロアーなら送風力もはるかに大きいし、取り回しが楽だが、

しっかりした機種だと今使っている電動式の7倍以上の価格はする。

エンジン式ブロアーは草刈り作業のときに重宝するのであってもいいのだが、

騒音も凄いので躊躇してしまう。草刈り機などの騒音とは桁違いなのである。

数日後には雨が降りそうなので、明日中にでも屋根の灰清掃は終わらせたい。

繰り返すが、灰というよりか砂である。粒の大きい砂である。

夕方、犬の散歩でモズのはやにえを見つけた。

灰を被っていないこと、まだ生きていること、などから今日のうちに立てられたものだろう。

IMG_4031.JPG背景の灰色は畑に積もった火山灰。

今回の凄まじい降灰の影響が、生き物たちにどのような影響を与えているだろうか?

気になるところだが、例えば、うちの敷地内に出入りする鳥のうち、

ジョウビタキの雌雄は、これまでとほとんど変わりない様子に見受ける。

そして、近所になわばりを持つモズもとくに変わった様子が見えない。

降灰のせいで棲みかを他所に求めて移動した鳥や生き物たちがいるのであろうか?

( 写真:EOS-7D  EF100ミリマクロ IS )


ブロア作戦

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午前中は地区の道路にて火山灰清掃。

これは地区ごとに協力して全員参加で行なった。

しかし、私の家は地区から離れているので家の前の道路清掃はできなかった。

辺鄙な場所に住んでいると、こうした協同作業の対象外になってしまうのは

致し方無い。

午後からは自分の敷地の火山灰清掃に励む。

気になるのは屋根。

雨どいに溜まった灰が雨に濡れてしまうと、除去するのはかなり厳しい。

そこでホームセンターに走り、電動ブロアを購入。

ホームセンターでは火山灰清掃のグッズコーナーが出来ており、

飛ぶように売れている。ブロアも山積みしてあったのには驚いた。

それもそのはず、あちこちの家の屋根ではブロアを使って清掃する人が多い。

屋根に登り瓦に溜まった灰(というより砂である)をブロアで吹き飛ばす。

灰が乾いているうちは、こうした作業ができる。

今日は時間が足りず、屋根全体の5分の一ほどしか出来なかった。

風向きも作業に影響するので、屋根のどこから手をつけるか考えてから始める。

作業を終えると鼻の中は真っ黒だ。

マスクも通常のではダメ。しっかりした防塵マスクが必要だ。

屋根は細かい砂に覆われている。うっかり足を滑らせないよう慎重になる。

ともかく、くたびれる。





火の国とは

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東九州道を南下し、宮崎市に入ったのが午後2時半ころ。

宮崎市内では山林の緑がわずかに白く粉を被ったように見えるがたいしたことはない。

ところが都城市に進むと山林がどこもかしこも明らかに白い。

これまでテレビの映像で見てきたが、降灰の実態はやはり凄い。

国道、県道など主要道路は灰の除去が進んでいるが、わき道に入れば

モウモウと白煙が立ち上がる。ジャリジャリと砂の擦れる音も不気味だ。

どの家屋の屋根も灰色か白。まるでドラマチックトーンで撮影したみたいだ。

午後3時半、わが家に到着。

大分県、臼杵からノンストップで運転してきたのでかなり疲れていたはずだが、

灰に埋もれたようなわが家の姿を見て、

はやく作業に取り掛かりたい気持ちに駆られた。

これはなんということだろう。

駐車場ポーチの屋根に溜まっていた灰をまずは掻き落としておいた。

ポーチの屋根は軟弱なプラスティック製だから灰の重みで抜けてしまいそうだった。

しかし、どこから手をつければいいだろうか。

明日は地区単位で清掃作業するということになっている。

個々の家の回りの道路などで灰の除去作業だが、

お年寄りの家では無理ではないかと思う。

P2050005.jpg玄関先などを掃除したあと、犬の散歩に出てみた。

うちの林や周囲の様子を見て回った。

このままでは撮影の仕事はほとんどできないだろうと思えるほど、灰だらけである。

仕事の進め方を考え直さなくてはいけないようだ。


( 写真: E-PL 2 14-42ミリズーム前玉はずし )






(社)全国学校図書館協議会、毎日新聞社 主催の

「青少年読書感想文全国コンクール」の授賞式が本日、東京會舘で行われた。

拙著「ぼくは昆虫カメラマンー小さな命を見つめて」の感想文を書いた鈴木浩太君が

最優秀作品の内閣総理大臣賞を受賞。著者である私も授賞式に参加した。

20110204_03.jpg鈴木浩太君は、中学1年生。

感想文の内容は今日の毎日新聞に掲載されている他、いづれこちらでも紹介される

と思う。

私の本を書店で見つけて、そして読書感想文を書いてくれたことだけでもたいへん嬉しい。


授賞式のあと東京から松山に移動。

あすはようやく宮崎に戻る。









都心の虫

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一昨日、清瀬市、中里の雑木林を歩いてみた。

林から出て空堀川を渡ったところで、民家の庭先に小さなエノキが一株あった。

エノキの高さは90センチ程度。鳥の糞からの実生であろう。

よく見れば白い蛹の抜け殻が二つぶら下がっていた。

その特徴から蛹殻はアカボシゴマダラのものとわかる。

さて、今日は新宿の新宿中央公園を訪れてみた。気温も高めでよく晴れた。

20110203_11.jpgこの公園内にもエノキが少ないながら植わっている。

もしかしたら蛹の抜け殻でも見つかるだろうかとしつこく探してみたが、見当たらなかった。

アカボシゴマダラの成虫はこの付近でも目撃されているようだ。

公園を歩いているうちに、桜の幹に付いたマイマイガの卵塊が目に入った。

20110203_09.jpg公園にはシジュウカラなど鳥も多いが、この卵塊は食害を受けておらず綺麗だ。

背後に見えるのは東京都庁ビル。

20110203_07.jpg








オリンパスの新型コンパクトデジカメ「 XZ-1 」を触れてみた。

レンズが明るくてボケ味もよく、そして接写能力も高い。絞りリングなどマニュアル操作も

できてなかなかの出来上がりだ。触っているうちに欲しくなった。

コンパクトデジカメとしては高価であるが、これはかなり使えるカメラだと感じた。

20110202_02.jpg午後からの打ち合わせに行く前に、神田の書店に立ち寄ってみた。

さっそく購入した本は、山口進さんの「地球200周!ふしぎ植物探検記」。

ふしぎ植物.jpgそしてもう一冊は、

絵描き虫.jpgここ数年、本の購入はネットばかりとなったが、やはり書店で手にして選ぶのが

一番いい。読みたい本に書店で出会うと嬉しい。



ツマキチョウ、越冬蛹

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ただいま東京に滞在中。

しばらくこのブログ更新ができなかった理由がよくはわかっていないが、

あれこれ試してみたら今朝になって突然、管理画面にアクセスできるようになった。


新燃岳のライブ映像を気にかけながら、ホテルで連載予定の原稿を書き上げる。

都会の雑踏はほんとに苦手となった。駅まで歩くのもシンドイ。

昨日は午後の時間が空いたので、久しぶりに清瀬市の雑木林を訪れてみた。

中里緑地保全区の雑木林は、かつて住んでいたマンションのすぐ隣になる。

ちょうど明治薬科大学の入学試験があって帰りの歩道は受験生で溢れていた。

20110201_15.jpgいくつか越冬昆虫を探すつもりだったが、歩いている時間のほうが長くなった。

ほとんど成果が上がらなかったが、懐かしい光景をゆっくり楽しめた。

帰り際になってようやく空堀川沿いのフェンスでツマキチョウの蛹を見つけた。

20110201_19.jpg数年前の「昆虫ある記」のなかでも紹介したことがあるが、川沿いのフェンスではこうして

よく越冬蛹が見つかる。川原にはセイヨウカラシナの群落があって、春には多数の

ツマキチョウがそこで繁殖するからだ。

棘のようにとがった頭部、大きく反り返った体型。

ツマキチョウの蛹は何度見ても感動する。

20110201_07_01.jpg
さて、本日は小川町のオリンパスプロサロンに立ち寄り、そのあとは出版社で打ち合わせ。

今回の写真は上段2枚が、EPL-1+14-42ミリズーム、

下段はE-PL1s+14-42ミリズームの前玉はずしの最小倍率で撮影したもの。