イチジクヒトリモドキの幼虫、蛹

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10日前(10月10日)、都城市の早水公園でイチジクヒトリモドキの成虫と、幼虫を見つけた。

成虫はかなり新鮮。

イチジクヒトリモドキ1631.JPGもしや、幼虫もいるのではと思っていたら、イヌビワにうじゃうじゃ群れていた。

イチジクヒトリモドキ1636.JPG
刺激を受けると頭を左右に激しく振る習性は、フクラスズメ幼虫と同じ。

植え込みに実生で育ったイヌビワで、丸坊主になりそうなほど食害を受けていたが、このイヌビワはほどなく公園管理の作業員の方々が伐採していた。

伐採される前に少しだけ幼虫を持ち帰ったのだが、四国遠征から戻ってみると繭を作って蛹になっていた(18日)。
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蛹の形態はよく見る砲弾型で平凡だが、お尻に生えた数本の鉤状突起が面白い。

イチジクヒトリモドキは亜熱帯に生息する南方系の蛾で、地域によっては定着しているらしい。
食樹はイチジクやイヌビワ。

過去に町内の文化会館敷地内で成虫を一度見た事があるだけで、とくに目立つであろう幼虫群は今回初めて見た。
蛹で冬越しするようだが、さて写真の蛹は休眠蛹であろうか?
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