| イチモンジチョウ幼虫の住宅難 2006/08/17(その3) | | スイカズラの葉っぱを注意深く見ていくと、イチモンジチョウの若い幼虫が多い。
イチモンジチョウ幼虫は卵からふ化した後、まずは葉っぱの先端に向いそこで少し葉をかじってから自分の糞で塔をこしらえる。なかなか面白い習性の持主だ。 幼虫は葉の主脈だけをかじり残して、そこを休息場所とするが、自分の体にも少々糞をつけてお化粧する。これがなんとも可愛いではないか。 葉っぱの先端が、何故にお気に入りの場所となるのか理解に苦しむが、「ゴマダラ岬」同様に先っちょ、は居心地が良いのであろうか?
さて、今日見つけたイチモンジチョウ若令幼虫の居場所近くには、なんと卵が3個も産み付けられていた。卵はよーく眺めると今日明日にはふ化しそうだ。
通常、一枚の葉っぱには一匹の定員と決まってるはずで、たまに2匹の幼虫が先ちょを分け合って棲息している場合も無いではないが、一枚の葉っぱに今後3匹が加わって4匹が住まうというのは、それはいくら何でも無理な話ではないか、そう心配してしまう。 先住者優先なのかどうか、そこらの事情は知らないが、新しく産まれてくる3匹の幼虫たちは、いかように振る舞うのか興味津々である。
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