| 先日から、アケビコノハの若い幼虫が目につく。
幼虫が見つかる場所は、去年の8月ころにでっかい終令幼虫を撮影した場所とまったく同じである。 アケビコノハの母蛾にとっては、よほど産卵し易い場所なのだろうか。
さて、写真の二匹の幼虫のうち、画面左側のほうが体が大きい。しかし、注目して欲しいのは、頭部なのである。頭部がどこかわかりづらい方は、拙著「虫たちのふしぎ」(福音館書店)の13頁を参照していただきたい。
両者の頭部の大きさを比較してみれば、双方とも同じであることがわかる。つまり、この二匹の幼虫は同じ令数であるのだ。まあ、人間でいえば同い歳といってもいいだろう。ただ、体の大きさに差があるのは、人に例えるなら月齢の違いのようなもので、右側の個体もこれからモリモリとアケビの葉っぱをたべて、肥えていくのである。 | |