| 驚異の体外寄生!!その2 2006/05/10(その1) | | 昨日、蛾の幼虫に体外寄生していたコバチ幼虫の写真をアップした。
しかしこうなると、やはり何としてもコバチの正体を突き止めたいものである。 そこでとりあえず芋虫を確保し、しばらく飼育してみることにした。
で、寄生バチ幼虫の様子をルーペで覗いてみれば、その数、12匹。 団子状に固まっているが、よーく見るといずれの幼虫も体の一部が必ず蛾の幼虫の皮膚に接しているのであった。つまり、おそらく寄生バチの幼虫たちは、口器でもって宿主の体に喰い込み。栄養摂取と体の保持を得ているのであろう。
この体外寄生者たちの体表面をよく見れば、腹部節の紋様や節間ごとに並んだ気門がわかる。たしかに12匹の幼虫なのである。
そしてさらに寄生を受けている蛾の幼虫は、スモモキリガ幼虫であることもわかった。
(EOS-5D マクロ65ミリ) | |