| オカダンゴムシとタマヤスデは、外見上はよく似ているが、それぞれ甲殻綱ワラジムシ目とヤスデ綱タマヤスデ目であり、まったく別のグループに属する生きもの。
オカダンゴムシは脚が7対で、タマヤスデは17対もあるから、まずは脚の数を見るだけでも違いの差がよくわかる。
写真上は、オカダンゴムシの交尾の様子(画面左が頭)。上がオスだが、こうしてメスの体の頭越しに覗き込む様な姿勢が特徴的だ。どうやら生殖肢の位置が関係しているようだ。 いっぽう写真下はタマヤスデだが(画面左が頭)、雌雄の区別がわからない。とりあえず両者は尾端でつながっており、見た目は交尾しているかのようだ。 タマヤスデのオスの生殖肢は尾端にあるというから、こうしてオカダンゴムシとは交尾ポーズも違うのかもしれない。 タマヤスデの雌雄の区別法から、交尾の仕方など、これから少しは調べてみなければならない。
なお、本日の写真は昨日、撮影したもの。
(Nikon D200 マイクロニッコール105ミリ) | |