| 奈良のルリセンチコガネ 2005/12/02(その2) | | もう冬も近いというこの時期に、わざわざ奈良を訪れたのはルリセンチコガネ(オオセンチコガネ)の観察がねらいであった。 今年の5月末にもここ奈良の春日大社を訪れ、ルリセンチコガネの撮影を行なってきたのだが、その幼虫期に関する観察の方は未だに謎だらけで進展できないでいる。 春日大社には数多くの鹿が生息し、その鹿が日々、膨大な量の糞を落とすと、それが様々な糞虫の餌となり、そしてルリセチコガネの繁栄にも一役買っているわけである。春日大社の参道を歩くだけでも、観光客に踏みつぶされたルリセンチコガネの死骸があちこちでよく見つかる。 気温も低いので活発に動くルリセンチはさすがにいなかったが、それでも地面に佇んでいるものや、鹿糞の下の土中の浅い場所でうずくまっている個体を、少ないながら見ることができた。 | |