| イチモンジチョウ蛹の眼 2005/10/05(その2) | | 先日、寄生されたと思い込んでいたイチモンジチョウ蛹は、病原菌かなにかに侵されていたようで、体の内部は空洞化していた。
さてもう一匹、飼育下で蛹になったものがいるので高倍率接写のテストがてら体の細部を撮影してみた。 すると真珠光沢の眼の部分には幼虫時代の個眼の痕跡が6個くっきりと見えた(写真上)。これは意外な発見!
(写真下/本日の撮影に使用したE-300)
『ズイコーマクロ20、38ミリを活用する』
2倍以上の高倍率接写ではCanonの65ミリマクロが優れていて、OLYMPUSのEシステムを使う場合でもキッスデジタル付き65ミリマクロを携行せざるを得なかった。 しかし野外撮影での機材は、Eシステムでいくならそれに統一しておく方がすっきりしていて使い易い。だがフォーサーズレンズにはまだ専用マクロレンズがない。 そこでせっかく手持ちであるところの旧ズイコーマクロレンズ2本とOLYMPUSから無償でいただいているOMフォーサーズ変換アダプターを活用してみることにした。無論、自動絞りとはいかないが、ちょっと試してみるとこれがけっこう使えるのであった。 と言っても特別なことをしたわけではない。E-300の内蔵ストロボを活かして少し工作をするだけのこと。ポイントは3つある。
写真を見ていただければわかることだが、まず一つ目はポップアップ式のストロボにマジックテープで着脱できるソフトボックスをかぶせる。 さらに二つ目に、焦点合わせのためのモデリングランプを添える。E-300の場合ストロボ発光部が光軸とわずかにずれていることが幸いして、本体のアクセサリーシューにモデリングランプを装着できる。 三つ目がレンズの絞り込みボタンを大きくして指のかかり具合を安定させること。 以上三つのポイントをおさえて実際に撮影してみると、結果はすこぶる良い。 撮影倍率は20ミリと38ミリのレンズの選択という2つに限られるが、使い道は広いと思う。モデリングランプに協力なLEDを使用すれば絞り込みでのピント合わせも可能である。
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