| 今日は港区の白金近辺を歩いてきた。このあたりにどんな昆虫がいるのか、それをロードセンサス方式で調べ、可能な限り写真撮影するというのが私の主な仕事だ。7月に引き続き今回は2回目となる。 一見、建物と道路だけの街のように見えるが、そこかしこのわずかな緑地環境には思いもよらぬ昆虫世界がある。首都高速の脇、明治通りに沿って流れる古川は3面護岸で下水溝のような川(写真)ではあるが、よく見てみるとシオカラトンボ、ウスバキトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ、など5種類のトンボたちが飛び交っていた。水面にはアメンボの姿も多い。先月はこの川沿いにナガサキアゲハのメスが飛んでいたのも記憶に新しい。 どんな昆虫がどこでどのように暮らしているのか。そういう意識さえ持てば、この日本という国土において昆虫の姿が皆無という環境こそが珍しい、とも言えるのではないだろうか。 | |