| 雨となった今日は、近所の花に来る昆虫の姿もさすがに少ない。 ヤブガラシの花ではヒメウラナミジャノメが吸蜜に御執心であった(写真上)。 ここの場所では普段ならアシナガバチ類が占有していることが多いので、ゆっくり落ち着いて吸蜜する機会がなかったのではないだろうか。
(写真中、下)はヘクソカズラの花で吸蜜するイチモンジセセリ。なんだか肉食花に飲み込まれているような絵柄となっているが、セセリチョウの仲間は眼が離れているせいか、正面から見た顔は可愛い。
実は先日からヤブガラシの花にこだわって撮影を続けている。 ヤブガラシの花は蜜腺が露出していて、ここで吸蜜する昆虫たちの口元がよく見えるからだ。 しかし、これは実際にやってみれば、カメラアングルの調整が微妙であり、ねらい通りの写真に仕上げるには一苦労する。 ヤブガラシには様々な昆虫が訪れるが、特にハチ類がもっとも目につく。 いろんな花で、それぞれにどんな昆虫がやって来るのか?そう言えば、藤丸篤夫さんの『花の虫さがし』(福音館書店)などはそのテーマを扱った、うってつけの労作であろう。 | |