| | ハイイロチョッキリの仕業 2004/08/11(その2) | | 同じく多福寺雑木林。 ボトン!と私の肩をかすめて、コナラの小さな葉っぱ付き小枝が、落下してきた。 地面を見ると同じような小枝が多数、落ちている。 どれも青くて若いドングリ付きである。拾い上げてよく見れば、枝の切り口は、スパッと切断されている(写真の矢印先が切断面)。 これはハイイロチョッキリの仕業だ。 ドングリのお皿には黒い産卵痕の穴が穿ってあり、ハイイロチョッキリのメスがドングリの中に卵を産み付けたことが窺い知れる。
コナラの見上げるような高い梢では、ハイイロチョッキリなる昆虫がせっせと産卵に励んでいるのだ。 しかし、その様子を垣間見るには観察にうってつけの、条件にすぐれたコナラの木を探しておく必要がある。 | |