| ヤマグワの枝を齧る クワカミキリがいた。 一ケ所に3匹集まっている。 (写真上) 高い場所なので足下に転がっていたクヌギの丸太を足場にして撮影した。 もっと近寄ろうと手前の枝に手を触れた途端、3匹とも一斉に地上へ落下してしまった。
しかしさらに1匹が見つかった。(写真中) さきより少しは近づけたが こちらも間もなくして飛び去ってしまった。
クワカミキリがいた枝を見ると表面が削りとられたようになっている(写真下、矢印先)。 クワカミキリは体長4センチ前後で白黒まだらの長い触角を含めるとけっこう大きく感じる。 今までにもこうして数匹が一ケ所で見つかることが多かったが、 何かフェロモンでも関与しているのであろうか?
『業務日誌/害虫退治の快感とは』
今日この書き込みをしている最中にマンションの外から子供達のにぎやかな声が聞こえてきた。 近所の小学生3人組だ。 日頃から魚掬いやトカゲ捕りなど元気な姿を目にする子達である。 しかしどうも悪い予感がするので覗いてみればマンション外壁にあったコアシナガバチの巣がドライアイス攻撃!ほうき叩き攻撃、と手荒に破壊されているではないか。 けっこうスリルを楽しんでもいる様子で、さあ次ぎの巣はどこだあ!と威勢がいい。 まあこうしてアシナガバチ相手に遊べるのは実に健康的でいいとは思う。 がしかし次なる巣を物色し始めたところで私は待ったをかけた。 彼らが目指す巣は私がずっと春から観察している巣である。 壊されると少なくとも私は困る。ここの巣は壊さないよう理由を話した。 そこでさらに彼らと話してみると 毎晩、家のなかで殺しているゴキブリと同じ感覚でアシナガバチも捉えているようだ。 昆虫のなかでも害虫というレッテルを貼られると、こうして闇雲に退治するという習慣が家庭環境のなかで自然に定着するのであり、 むしろそういう家庭の方が日本社会では一般的な姿なのであろう。 今さらそんなこと当たり前であろうが、そう思われる方も多いだろうが、、、。 もっともかく言う私も幼少のころとんでもない退治ごっこにはまった経験がある。 それは一晩だけで終息したのであるが、近所のガキ大将に引きつられてヤモリ退治をして回ったのである。 長い竹竿をかつぎ夜の家壁に貼付くヤモリを叩き潰すのであるからなんとも野蛮な遊びであったことか。 このヤモリ退治に出かける前にはガキ大将やその取り巻き連中の前説があり、すっかりそこで洗脳され興奮が高められる。 曰く「空中をどこからともなく飛んで来て人の顔に貼りつく!」 「ヤモリは吸血鬼でたちまち血を吸われる」 このような無茶苦茶な語りが、いかにもリアルでそして恐ろしく頭に刻み込まれ、 「今夜は!ヤモリ退治や! みんなこいよお!」の一言で完全にその気になってしまった私であった。 とにかくヤモリの名前すら知らなかったころであり、凄い怪物のような生き物の姿で頭の中はいっぱいになってしまった。 ところがいざ現場に出向いてみると、前説で聞いていたヤモリの恐ろし気な姿は何処にもなく、 あれえトカゲにそっくりやんけ!?これのどこが恐いんやろ? そういう疑問が少しは湧いたけれど、ガキ大将は日頃から尊敬する存在であるからして、その矛盾する現実に頭が混乱して、なんとも複雑な気分になったものである。 この無知なるヤモリ退治には後味の悪いものもあったが、なんといっても幻想的な前説の語りが強く印象的であったことを今でも覚えている。 あの頃のガキ大将は今頃、なにやってんだろうなあ。 まさか何とか教の怪しい教祖なんかにはなってないだろうなあ。 | |