| 『沖縄のトンボ図鑑』 2008/04/12(その3) | | 先日、『沖縄のトンボ図鑑』が手元に届いた。 本書の写真は、そのほとんどが昆虫写真家の尾園暁さんによるもので、豊富に掲載された生態写真はじつに見事である。
沖縄県だけでもトンボが80数種もいて、それが日本全国に生息する185種のうち三分の一以上にも達するらしい。つまりそれほどに多様な自然環境が沖縄県にはあるということだろう。
自然が豊だと言葉で言うのは容易いが、実際にその豊かさを表現するのはかなり厄介であり、多くの時間、労力、そして磨かれた自然観察力のセンスが必要だ。 日本列島はよく言われるように南北、そして東西に長く、それに伴って自然環境もじつに多様である。ところがその自然を広く紹介する著作類などが、これまでは人口集中地帯の関東から近畿地方を占める一帯を対象にするものがほとんど主流となってきた。 しかし、もうこれからの時代はそういうことでは通用しない。地方書はマイナーな世界、というあり方ではなく、まさに地方のそれぞれが発信場所となっていくのであろう。
尾園暁さんは若手昆虫写真家として活躍しており、HP『湘南むし日記』も毎日更新なさっている。 私のHPもリニューアルがまだできず、リンクできないのが申し訳ないのだが、、、、。 | |