| 今朝の午前8時半頃、ヒカゲチョウが羽化した。
先日、近くの雑木林で見つけておいた蛹だ。昨夜から急に蛹の体色が黒くなっていた。
ヒカゲチョウの幼虫は雑木林の林床に生えるアズマネザサなどを食べて育つ。本種のようにササ類を食す幼虫の場合、飼育するとなると餌替えはけっこうたいへんだ。ササの葉っぱを数日間は萎れないように工夫もできるのだが、手間暇がかかることに変わりはない。
そこで以前は、アズマネザサの鉢植えを用意していたことがある。 その鉢植えはいろいろな昆虫の撮影に役立てることができて重宝した。 しかし、ある年の春、そのササが開花した。ササの花は毎年どこかでは見かけるので珍しくはないが、開花したことでその鉢植えのササは力尽きたように枯死してしまった。
話が飛んでしまったが、ヒカゲチョウの翅が伸び切ると、うしろ翅に並んだ目玉模様が際立つ。 | |