| チャバネアオカメムシは日本全国にもっとも普通に見られる小柄なカメムシ。よく夜の灯りに飛来したりもする。身近な環境にいくらでもいるので、このカメムシの卵を見かける機会も多い。 これまで何度もこの卵を見つけてはいるが、大抵は寄生バチにやられていることがほとんどだった。今日は久しぶりにチャバネアオカメムシの誕生が期待できる卵を得て、撮影してみた。卵一つを上から見た直径は約0.8ミリ程度だが、樽型をした卵のふたにあたるところには、中の幼虫の顔がうっすらと透けて見えるのがわかる。 卵がふ化するときには、中の幼虫が頭で樽のふたを押し上げるようにして登場する。
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