| コムラサキ越冬幼虫を見つけたヤナギの木には、この夏に開けられたゴマダラカミキリの羽脱口(写真上)が多数あった。 カミキリムシの成虫が材中のトンネル内で羽化したあと、自力で穴を開けて外に出て来るわけだが、その穴は写真のごとくきれいな円形なので、すぐに誰の仕業かわかる。 さらにこうして材中に潜り込んでいるカミキリムシ幼虫を食べようと、キツツキ類が掘った穴(写真下)も生々しく残っている。 金山緑地公園では、カミキリムシ幼虫(大方がゴマダラカミキリ)の食害によって、かなりのヤナギに被害が目立ち、今年はそうして枯れた大きな枝の伐採作業も行われた。 ほっとくと歩道に倒れたりして危険でもある。 もっともカミキリムシのおかげで樹液レストランがあちこちにでき、ノコギリクワガタやヒラタクワガタ、カブトムシ、コムラサキ、キタテハ、シロテンハナムグリ、スズメバチ、他さまざまな昆虫の餌場ともなっていた。
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