| 飯能市周辺ではまだ雑木林の紅葉が美しい(写真上、コナラ紅葉)。 イロハカエデも木によってはすっかり葉を落としているものから、真っ赤な彩りに染まったものまであって、本格的な落葉はもう少し先のようだ。 今の時期は秋の風景にふさわしいのだが、例えばオオムラサキやゴマダラチョウの幼虫は落ち葉の下へと潜り込み、すっかり冬越し態勢に入っている。 もっとも彼らにとって、本格的な落葉が始まってから冬仕度をしていたのでは、お定まりの冬越し場所へたどり着けなくなる危険性が高くなる。 つまり落ち葉の寝床ごと、エノキの根元から遠く離れた所へ漂流してしまっては、 来春の目覚めのあと自分の食樹へ戻れなくなる。
さて、イボタの木も多いのであのピンク色のウラゴマダラシジミ越冬卵を探してみたのだが、空振りに終わった。 ふと卵探しの手を休めていると、イボタの実が葡萄の房のように見えて思わず撮影してみた(写真中)。 鳥たちに食べられることを待っているのであろうか。 つるんと丸い形は、いかにも飲み込み易くて食欲をそそるのであろうと思う。 ついでながら先の私の指をかじるイナゴ(ハネナガイナゴ?)を撮影中の私(写真下、撮影は某Nさん)。 構えているカメラはオリンパスの一眼レフデジカメ、E-1。 今回アップした写真(12/11)は全てこのE-1を使用している。 使うほどにこのカメラが気に入ってしまった。 軽い、静か、操作性もメニューよりか各ボタンのプッシュでできることが多いのも使い易い。 惜しむらくは画像表示、起動などのレスポンスが少々鈍く感じられることだ。 この辺は人によって感じ方の差が出るところだろうが、 少なくともEOS-1Dマーク2を使い慣れた私には気になる点であった。 他にも操作性については細々とした問題点を見つけたが、 それらはいずれ将来のE-2でもって改善され、さらなる優れたカメラへと進化することが大いに期待できる。 それほどにE-1は素性のいいカメラということである。 昆虫のフィールド撮影ではなんといっても機動力が大事。 小型軽量なE-1なら2台、いや3台さえ携行しても苦にならないと感じている。 | |