| 夜間灯火トラップ観察 2004/05/16(その1) | | 昨夜(5/15)は飯能市で灯火トラップを使った昆虫観察に参加させていただいた(写真上)。
灯火トラップの条件としては風があり、気温も少し低めという悪条件が重なり、昆虫の集まりはあまり芳しく無かった。
それでも宵闇が濃くなるにしたがい、様々な昆虫が飛来した。
蛾類の姿は思ったより少なかったが羽化したてのカギシロスジアオシャクは綺麗だった。 「シロヒトモンノメイガ」もまた小柄ながら目をひく紋様だ(写真中)。
甲虫類ではこの「ヒゲコメツキ」が何度も白布に離着陸を繰り返し、姿だけでなくその落ち着きの無さが面白かった(写真下)。
大型昆虫として見応えがあったのはクロスジヘビトンボ、ついでキマダラカミキリであった。
略して「ナイター」とも言うライトトラップを使用した採集方法は、非常に多種類の昆虫を効果的に採集できる。 特に近年は小型発電機と蛍光灯、水銀灯などを山間部にまで持ち込むようになっている。 ライトトラップでは昼間活動する昆虫でも、普段滅多にお目にかかれない種類のものに出会えることがあり一度でも経験すると病みつきになるようだ。
しかし、私自身がそういったライトトラップを行うことは今までに数回くらいしかない。 また灯火トラップ用具もキャンピング用ガスランプと白布位しか持っていない。 私がライトトラップに積極的でない理由は、単独行動がほとんどなので発電機などの利用が難しいということと、 ナイターでは天候などの条件では当たり外れの大きいことも関係している。 したがってナイターを遂行するとしても、既存の外灯などを見て回る、いわゆる拾い採り(撮り)に徹している。
さらに理由を付け加えるならば、ライトトラップである昆虫を得ても、その先の生態を掘り下げた撮影にはほとんどの場合、結びつかないからである。 かつてカマキリモドキの生活に興味を持ち始めた頃、まずはナイターという手段を頼りにしたのであるが、 やはり成虫の姿を撮影するだけに終始して、いっこうに謎の生態へ迫ることができなかった。 私のように自分が面白いと思える昆虫のキャラクターを、独自の視点で掘り下げるという撮影では、 無理を承知で謎の生態解明に切り込んで行く必要もあるのだ。 これはかなり無謀と見えるかもしれないが、 20年近くも続けておれば嫌でも自然読解力の感性が磨かれるというものだ。 昆虫の生活に関わる感どころが備わってくると、例えて言えば事件解明に活躍する探偵気分で楽しめるから、これこそ病みつきになるのである。
昨日は午前中、子供の遊び相手に野球、昼からフィールドに移動してビデオ撮影を行い、それからナイターに参加した。 「ナイターより、夜は酒飲んでいたいしなあ、、、。」 などという気持ちはいつもながらだが、 こうして人様のナイターに顔出すのは楽でよろしい。
 | |