| ラクダムシ幼虫を探しに 近所の神社に行ってみた。 すると陽当たりのいい場所で 体長6ミリほどの小さなハエが 休んでいた。
まさに小さなハエであり 興味を惹くほどでもないよなあ と、何気なく眺めていると、 いきなり空中へと舞い上がり ユスリカの一種を瞬時に捕らえた! その巧みな技に私は驚いてしまった。
先程まで日光浴していた板切れの上に 戻りくるくると体の向きを 替えながら獲物の体液を 啜り始めたのである。 (写真上)
何喰わぬ顔をしていながら 肉食バエとは恐れ入った。 このハエについては 今しばらく食い下がってみよう。
肝心のラクダムシ幼虫は一匹 見つかったが、 ついでに姿を現わしたのが 「カニムシの一種」だ。(写真下) サソリの尻尾をちょん切った ような格好だが、 トビムシ類などを捕まえて 食べているらしい。 このカニムシ類は樹皮の裏側など でよく見つかるのだが、 その生活のあり様を見る機会は 全く無い。 体長は4ミリ程度と小さい上 暗がりでの暮らしを好む。
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