| カマキリモドキ幼虫、登場!! 2004/01/16 | | 昨日の掘り出し物とは、カマキリモドキ幼虫、 が取り付いているかもしれない 「コアシダカグモ」のこと。
正確には「キカマキリモドキの1令幼虫」。 クモを見つけたからと言って、 カマキリモドキ幼虫がそこにくっついている、 という保証は無い。 無いにもかかわらず、私には自信があった! 過去の経験から勘が働くのだ。 それで日高市では糸崎さんも訝しがるほど、 懸命にクモを捕まえまくったのだ。
そして今日、14匹捕獲したコアシダカグモを 詳しくルーペで調べてみたところ、 4匹のクモの体から各1頭づつ、 キカマキリモドキ1令幼虫の姿を見い出した。
(写真上) コアシダカグモ、丸く囲った中央に幼虫が。
(写真中) 矢印の先がしがみつく幼虫、頭が上向き。
(写真下) 1令幼虫の顕微鏡写真、体長1ミリ程度。
今日撮影したキカマキリモドキ幼虫は、 照明の熱のせいで、もぞもぞ動き始めてしまった。 「これはまずい!」ということで、 超拡大接写撮影は諦め、 以前撮った顕微鏡写真を使用。
カマキリモドキ類の生態については、 拙著『珍虫の愛虫記』(北宋社)を参照されたい。 本屋さんで見つからない場合 (池袋、淳久堂には置いてます)は、 神田の生物関係の古書店に行かれるといい。 山積みされているそうだ。
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