| 11/3にも書いたが、コアシナガバチの巣はいよいよ寂しくなった。 巣の底面に残っているのは10数匹のみだ。ベランダから覗き込んだだけではハチの姿がわずかしか見えない。そこで今朝はコンパクトデジカメを巣の真下に差し入れ、撮影してみた。巣底面と地面のあいだの隙間は20Bほどしかない。ファインダーを覗かなければならない一眼デジカメでは撮影不可能である。液晶モニターが自在に動くコンパクトデジカメはこういうとき役に立つ。
デジタルカメラについて思うことは、この液晶画面でリアルタイムに撮影結果が確認できるというメリットが大きい、ということ。その点では一眼デジカメは銀塩カメラがデジタル化していく過程の姿でしかないのかもしれない。液晶ビューファインダーやモニターの画質にはまだまだ頼り切れないものがあって、一眼デジカメが光学式ファインダーの圧倒的優位さを保っているのが現状だが、やがて液晶モニターなどの画質がもっと向上できるならば、この形勢は逆転するのではないか。それが高望みであるとすれば、せめて現状の一眼デジカメでも、例えばミラーアップすればリアルタイムな液晶モニターが可動し、なおかつそれが自在アングルで動くという補填的システムがあれば、非常に便利であろうと思う。もちろんシャッター機構の問題があるからそう簡単にはいかないのだが。 人の生理的には光学式ファインダーの方が、断然良い。撮影していてストレスがこない。気持ち良くシャッターが切れる。が、デジカメの持つ長所を生かせる場面で、ファインダーから目を離せないというストレスを感じる。そういう点をカバーするためにもコンパクトデジカメは欠かせない撮影機材として、たいへん重宝している。コンパクトデジカメのさらなる進歩を願って止まない。
 | |