| ゴマダラ幼虫、落ち葉と化す! 2003/11/04 | | 今朝は風が少しある。11/1から注目してきたゴマダラチョウ幼虫。 止まっているエノキの葉は枝から完全にはずれ、幼虫のかけた糸でかろうじて繋がっているだけなので、風が吹くとぶらぶらと大きく揺れていた。幼虫は頭を下向きにしていたが(写真上、午前11:04))、やがて上向きに戻った。葉はひどく萎れている。ここまで状況が変化すると、今夜あたり幼虫は行動に出るのではないだろうか?しかも今日は暖かい。 私は部屋で本の構成案を仕上げていたが、どうも幼虫が気になってなかなか捗らない。
午後6:11、葉の上に幼虫の姿が無い!慌てて近くの枝を探すとすぐ近くを歩いている姿があった(写真中)。おお、ついに降りますか!期待を込めて見つめていると、Uターンして元の葉に戻ってしまった。葉に落ち着いたときの格好がまたもや下向きである。午前中見た時下向きだった理由がこれでわかった。おそらく午前中にも一度、幼虫は葉から離れていたのだ。その行動がどういう意味なのか考えが及ばないのだが、とりあえずは部屋に戻る。
さて、午後7:20。懐中電灯を下げて幼虫を見に行く。なんだかヤバそうだ。やはり!またもや幼虫の姿が無い!近くの枝にも居ない。 ついに今度こそ降りたのか!急いでエノキの根元を見渡すと、いた! なんと落ち葉に頭を突っ込んでじっとしている幼虫が見つかった! コンクリートの際に生えた小さなエノキ。そこの地面には落ち葉がほんのわずかしか溜っておらず、そのおかげで幼虫発見に至ったのだが、しかし幼虫にとっては災難のようだ。いずれ幼虫はもっと居心地の良い、落ち葉のたんまりとあるねぐらへと移動しなければならないだろう。 | |