| 狭山丘陵の掘内でアシグロツユムシを撮影した(写真上)。ツユムシ類のなかでも山地性なので清瀬あたりの平地林では見かけない。それで少し足を伸ばして狭山丘陵へと赴いたわけだが、この虫は過去にも何回か撮影している。求愛行動を撮影したのはやはり埼玉県の武蔵嵐山近辺だった。しかし、このアシグロツユムシは間近でじっくりと体を見てみると、なんとも微細な紋様が全体にあって、えらく綺麗だということにごく最近気付いたのである。それでなんとかもう一度、きちんと撮影しようということになった。幸い掘内の丘陵(写真下)の林にはけっこうこの虫がいて、なかなか面白い行動も見ることができた。林の南側の陽当たりのよいところで日光浴していたりするから探すのも簡単である。ここの丘陵地は天空をよくオオタカが舞う。近くに毎年営巣もしているようだ。双眼鏡を持って歩く人にもときたま会うから鳥屋さんたちのよく訪れるフィールドでもあるようだ。この時期はサシバやヒヨドリの渡りが見られる。そして虫屋さんにもたまに出会う。去年の5月のことだが一日に3人もの虫屋さんに会ったことがある。3人ともヒゲブトハナムグリの採集が目的だった。このハナムグリは局地的に発生するのだが居る場所ではわんさか飛んでいる。しかしわんさか見つかるのはオスばかりで、メスは極端に少ない。話がどんどん逸れてしまった。この甲虫についてはまたいずれ書き込むことになるだろうと思う。 | |