| エノキは町中の何処に行っても生えている。鳥が実を食べ、あちこちで糞とともに種子を播いているからだ。 ときにはアスファルトとコンクリートの隙間から大人の背丈もあるようなものまで、実生で育ったエノキは逞しい。マンション裏の小道にもエノキの小木が何本も生えており、いつもそこにはゴマダラチョウの幼虫が見つかる。今朝は暖かい日射しを受けて、3令幼虫が体をくの字に反らしているのに出会った。この幼虫は時期的にみて年内羽化はないであろうと思う。それにしてもなかなか立派なツノだ。自信たっぷりのようにも見受けるが、そっと息を吹きかけると体をすっと伏せてしまった。しばらくすると、ゆっくり体を反らし始める。 この幼虫が鎮座しているエノキはマンション裏の駐車場に行く小道沿いなので、これからも毎日、気にかけてみよう。 | |