| 仕事部屋のすぐ脇に置いてある睡蓮鉢で、イトトンボの一種のヤゴが上陸していた。ヤゴは睡蓮鉢の縁にしばらく静止していたが、そのうち歩き出して縁に接していたススキの葉っぱに登って定位した(写真上)。
午前8時26分に羽化脱皮が始まり(写真中)、体が抜け切ってさらに翅が伸展し終えたのが午前9時半ころ(写真下)。ここからさらに処女飛行に飛び立つまでに2時間かかった。この飛び立つ瞬間も撮影したかったのだが、他の昆虫の観察も平行してせねばならず、叶わなかった。が、しかしその瞬間を見ることだけはできた。
ヤゴの尾鰓の形や体長から、本種はアオモンイトトンボあたりだろか?まだ睡蓮鉢のなかにはヤゴがいるので、ヤゴをしっかりと観察すれば種名も判明するのだが、今日はともかく撮影やその予備観察に追われる一日だった。そして撮影はまだ深夜まで続く予定。
(写真/E-3 50ミリマクロ+1.4倍テレコン)  | |