チョウの最近のブログ記事


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朝一番に犬の散歩。近所のコブシの大木では果実が今にも弾けそう。
コブシIMG_8847.JPG畦道にいた、ヤマトシリアゲ。第2化だ。
ヤマトシリアゲMG_8838.JPG午前中、近場のフィールドを一巡してから帰宅すると、庭でアゲハのオスがしきりとメスに求愛していた吸蜜している翅色が黄色っぽいのがメス
アゲハIMG_2399.JPG
翅がぶつかるまで、繰り返し繰り返し急接近。
アゲハ2IMG_2403.JPGアゲハの雌雄が去ると、次はツマグロヒョウモンの求愛飛翔。
こちらは、数回接近しただけで、あっさり諦めた。

アゲハ3IMG_2408.JPG
ミゾソバ。
ミゾソバIMG_8866.JPG
ホタルガ。
ホタルガIMG_2330.JPG

朝晩の冷え込みで、寝間着も長袖、長ズボンに。
シャワーよりか、湯船に浸かりたい気分。

庭の虫とクモ

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玄関前にジョロウグモが競うかのように、網糸を張っている。
今朝は、イシガケチョウが餌食となっていた。
キチョウIMG_8738.JPG仕事部屋の北側では、クロコノマチョウが掛かっていた。

午後9時過ぎ。
庭の草むらでねぐらについた、キタキチョウ。
キチョウIMG_8782.JPG
カマキリモドキの話題、明日以降にします。


阿蘇山

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昨日、紹介したムラサキシジミ前蛹は、今朝になって蛹化を終えていた。
ムラサキシジミIMG_7212.JPG
アリが数匹、まとわりついているが、幼虫時代にはありつけたご褒美は今は無いはずだ。
それでもアリ達がここに集まって来るのは、ムラサキシジミの蛹が、アリを誘因する何らかの香りでも出しているのかもしれない。

日曜日は避けたかったが、スケジュール上仕方ない。
早朝の公民館一斉清掃作業に参加したあと、熊本に向かった。

阿蘇山周辺の道路は去年の地震災害の復旧作業がまだ続いており、通行止めや工事で交互通行の箇所も多く、
渋滞と大きく迂回する行程のため、阿蘇山上には通常より1時間以上遅れて到着。3ルートのうち、東登山道一本しか通行できない。
山肌が大きく崩落した箇所など、災害の爪痕が凄まじい。


昨年の噴火の影響も大きく、山上一帯での放牧はずっと行われていないようだ。いつもならあちこちに転がっている牛糞もまったく見当たらない上に、草原の草丈も膝の高さまで伸びている
草千里の観光乗馬だけは賑わっていたが。観光客の数もかなり多い。

牛馬注意IMG_7219.JPG
牛馬IMG_7284.JPG
放牧地でも配合飼料の給餌が行われる。畜産農家のトラックが近づくと、
一斉に駆け出してそこへ集まって来る。



庭の片隅ではジュズダマの株がどんどん繁殖して、まるで生け垣のように整然と並んでいる。
余程、この場所がお気に入りのようだ。刈っても刈っても勢いは衰えない。

昨日、クロコノマチョウの母蝶が、私の目の前でジュズダマの葉裏に潜り込んだ。
葉裏で逆さまになって3分も経っただろうか。
産み付けた卵は、16個。
今日、改めて撮影してみた。
クロコノマIMG_6722.JPGサッと飛び立つや、次々と産卵行動を繰り返し、5個、8個と産んで行った。
休み無く一気に29個、産んだわけだ。

畦道のチガヤの草むらで、ギンイチモンジセセリ夏型が低く舞っていた。

狭い範囲をクルクル巡回するように飛翔しては、ほぼ同じ場所の葉に止まる。
これを何度も何度も繰り返していたのは、昨夕のこと。
ギンイチモンジIMG_9892.JPGかなり新鮮な個体だが、宮崎に来てから夏型を見るのは初めて。

ちなみに、今年の4月に撮影した春型はこちら。
ギンイチ春型IMG_9034.JPG
うちの敷地内や周辺ではかなり稀で、ワンシーズンに1頭見るか見ないか、という状況。


4年経ったら!?

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「大きなイヌザンショウが斜めになっているよ」と、犬の散歩から戻った嫁さんが言う。

「ええ?まさか」と窓から覗いてみれば、たしかに東向きへと大きくかしいでいる。
幹を揺すってみると、根元がグラグラになっていた。まるで抜けかけた乳歯のようだ。
どうやら根腐れしたようだ。原因は不明だが、このままだと隣のイヌザンショウにもたれかかっているので、切り倒すことにした。
このイヌザンショウの花では、数多くの訪花昆虫を撮影した。

「たいへん、お世話になりました」

左は、4年前の2013年、8月に撮影したポートレート。

新開I4年後02.JPG先日、同じ場所に立って、嫁さんにシャッターを押してもらったのが、右の写真。

カメラもレンズも違うし、カメラ位置もズレてしまったので、厳密な定点撮影にはならなかったが、
少なくとも、私がもたれかかった、クヌギの成長ぶりがわかる。

4年前、クヌギの幹幅はちょうど私の肩幅くらいだったのが、今では肩幅をゆうに超えている。
右上に伸びている枝も太くなっている。

たかが4年だが、しかしたかがと言えどもそれなりに重い時間だった。
写真とは、こうして時間を遡って考えるきっかけを与えてくれる。

4年前の写真で、私が身につけている衣服も帽子もカメラも、今では全部、無い。
帽子は出先で紛失し、Tシャツは擦り切れて廃棄、フォーサーズカメラも時代の流れで
処分せさるを得なかった。フォーサーズカメラ、ずいぶんとお世話になったが、もう過去の遺物となった。

ランタナの花にやって来た、クロセセリ。3週間も前の写真。
クロセセリIMG_6909.JPG










タテハモドキ夏型

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タテハモドキの夏型は、
わが家の近辺に限ったことだが、例年、秋型に比べてたいへん少ない。
しかし2008年の夏は、夏型の発生数が異様に多かった。
谷津田を歩くとそこにもあそこにもと、狭い範囲に集中して見られた。

今夏は久しぶりに、夏型が多いようだ。

タテハモドキ夏型IMG_9475.JPG谷津田に降りる細い農道の草地に、数頭のタテハモドキがたむろしている。
どれもスズメノヒエの花穂に口吻を突き立てていることが多い。
タテハモドキ夏型IMG_9517.JPG花穂をよく見ると、崩れた場所から滲出があって、その水滴を吸っているようだ。
花穂から滲出が生じる原因とはなんだろう?
他の虫の加害が関係しているのだろうか。例えばカメムシ類の。

タテハモドキたちは、すぐ傍にあるヒメジョオンやアザミなどには目もくれない。

吸汁するメス(右)に、盛んに求愛しているオス(左)もいた。
タテハモドキ夏型IMG_9556.JPG
タテハモドキ夏型IMG_9580.JPG
今日も午前中、2時間かけて草刈り作業をした。

主に狭い場所や木
の根際などを重点的に刈るので、こういう場合はワイアーカッターを使う。
背丈の高い草や蔓草は絡んでしまうのが欠点だが、丸刃のように刃の向きに神経を使わなくてもいいところが、楽チン。刈りたい場所にラフに当てるだけでいい。
ワイアカッターは丸刃より細かい切りくずや小石を跳ね飛ばすので、フェイスガードは必須。

明日も草刈り作業を予定している。
ナナホシIMG_9473.JPG

飼育室のコンクリート床に落ちていた、クロヒカゲ。
どこにも外傷は見当たらず、死因はなんだろうか?

クロヒカゲ701A1048.JPG
前翅の裏、後縁には黒い毛束が目立つ。
クロヒカゲ♂性毛701A1051.JPG
この毛束はオスにしかない性毛なので、雌雄の判別ができる。

ところで、ずっと以前に紹介したクロヒカゲの蛹殻。
クロヒカゲ蛹殻IMG_5508.JPG翅の部分に黒い毛束が残っている。この毛束はオスの性毛と関係があるのだろうか?
蛹のこの部分に接していたのは、前翅の表のはずだ。

※当ブログ「ひむか昆虫記」「新・ひむか昆虫記」は開設して9年目となりました。
「昆虫ある記」のオープンが2003年11月。それも加えると、15年間、ブログ更新を続けてきたことになります。

振り返ってみると、そそっかしい思い違いや認識不足、明らかな間違いの内容も散見されます。
そのことも気に掛かっているのですが、そろそろブログ更新を終わりにしようと思い始めています。けれども、いきなり終わるのもよろしくないように感じます。

私の誕生日がグランドオープンだったので、
最終回は2017年、11月1日にする予定でいます。


キンカンの花盛り

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毎朝、午前5時少し前からニイニイゼミの鳴き声が始まる。
日暮れ直後、午後7時過ぎにはうちの林で、ニイニイゼミと一緒にヒメハルゼミの合唱も賑やかだった。

昨年、かなり剪定しておいたキンカンだが、今夏も花をたくさん咲かせている。

アオスジアゲハ_Z5A4206.JPG
午前中、アオスジアゲハをはじめ、カラスアゲハ、ナガサキアゲハ、クロアゲハ、ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、クマバチ、ホシヒメホウジャク、トラマルハナバチ、などが吸蜜に訪れていた。

訪花昆虫を狙って、オオカマキリ幼虫、サツマヒメカマキリ、も陣取っていた。

カラスアゲハは新鮮なメスが何度もやって来た。

カラスアゲハ♀IMG_8323.JPG
小刻みにはばたき、飛ぶ速度が遅い。吸蜜しては梢に止まって休むこともしばしば。

カラスアゲハ♀IMG_8467.JPGこちらは、オス。光の当たり具合で、翅表の金緑青色の輝き方は様々。
カラスアゲハ♂IMG_8408.JPG
午前中、撮影はそこそこにしておき、室内作業も少し片付け、午後から山仕事をした。
部屋にいるより、外で体を動かしているほうが気分もいい。

ここの刈草を集めてしまえば今日の作業は完了にしよう、というところで、右手に焼け火鉢を押し当てられたような、強烈な傷みがして、手を止めた。

草むらを低く舞うホソアシナガバチの姿がチラッと見えた直後、数頭のワーカーがこちらに向かってくるのがわかった。すぐに後ずさりしたが、ハチの動きは素早く、今度は左手を刺された。
どちらも手袋の上からだったが、毒針は深く入り、激痛に思わず唸ってしまった。

蜂の巣があった場所は、5日前に草刈りをしたすぐ傍だったので油断していた。

※ホソアシナガバチは誤認で、キボシアシナバチと後日、判明。ケヤキにあった巣が何かのはずみで落下したようだ。

刺された場所を強く圧迫して蜂毒を出すことに努めたが、こういう場合、ポイズンリムーバーがあったらと思い、すぐ東京、水道橋の「さかいや」に発注しておいた。
冷水で患部を丁寧に洗い、ステロイド軟膏の「アンテベート0.05%」を塗ってからさらに冷やした。

ハチに刺された経験は多くはないが、オオスズメバチに2回、セイヨウミツバチに1回、ルリモンハナバチに1回、ニホンミツバチに3回、アシナガバチ類には今回を含めて3回、とわずか。

一番ショックだったのは、ニホンミツバチの樹洞巣の傍に立って、観察会の参加者の方々に
「ニホンミツバチは性格も穏やかで、滅多に人を刺す事はありません」
と得意気に解説していた最中に刺されたときだ。セイヨウミツバチについてはかなり用心しているせいか、ニホンミツバチよりか却って刺された回数が少ない。
キイロスズメバチを熱殺していたニホンミツバチの蜂球団子を興味津々、手のひらに乗せてみたときも、すぐに刺されてしまったが、これは自業自得。やばいかな?とは思ったが、好奇心には逆らえなかった。

ともあれ、野外活動ではこうした事故はつきもの。
すぐ現場で対処できる準備はしっかりしておきたい。ステロイド軟膏はタッパー容器の薬箱に常備しているが、ちょうど切らしていた。しかし、先月、嫁さんがムカデに噛まれた際、病院で処方してもらった「アンテベート軟膏」がたくさんあったのですぐに対処できた。ポイズンリムーバーもあったほうがいい。





何を吸う!?

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宮崎県南部の今日は、ときおり雷雨があるも総じて曇り。湿度は高いが気温は上がらず蒸し暑さはほとんどない。

さて、クロヒカゲが窓のガラス表面にしきりと口吻を伸ばしていた。

クロヒカゲIMG_5362.JPG何かを吸っているように見える。たぶんそうだろう。

以前から気になっているが、まだきちんと調べていない。
クロヒカゲだけでなく、サトキマダラヒカゲ、アカタテハ、ルリタテハ、ツマグロヒョウモンにおいても、同様な行動が見られる。
窓のアルミサッシやガラス表面には、彼らを虜にする、何かが付着しているように思われる。

クロヒカゲIMG_7574.JPG
口吻でまさぐっているその表面を、ルーペで覗いてみても、埃が付着している以外何も見当たらない。

先に挙げたチョウ達が夢中になって口吻を立てる場所とは、アルミ金属、網戸の網、ガラス、など無機質で水分が浸透しない。材質はそれぞれ違うが、共通していることは、屋外から屋内へと空気の流れが生じ易い場所、ということ。


何かを吸っているとしたら、それは一体なんだろう

台風一過

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すぐ近所の道路沿いのササでは、クロヒカゲ幼虫が次々と見つかる。今年の第二化かと思うが、成虫もそこそこ出ている。前から気になっていたが、クロヒカゲ終齢幼虫の頭部のツノには個体差があって、例えば長さや開き具合などに違いがある。
クロヒカゲIMG_7730.JPG
ツノがほとんど痕跡程度しかないものもいて、思わずヒメジャノメかと勘違いしたこともあった。

さて、幼虫、とくに終齢が多く見つかることから、蛹もそのうち、と思っていたら案の定。葉裏で夕日を浴びていた。
蛹IMG_7868.JPG主脈に姿勢正しくぶら下がってます。ここだと安定しているわけだ。
IMG_7866.JPG
花盛りとなったボタンクサギには、黒いアゲハが待ってました!とばかり次々と飛来していた。クロアゲハ、カラスアゲハ、モンキアゲハ、そして、ナガサキアゲハ。

ナガサキアゲハIMG_7767.JPG    使用機材:EOS-70D   EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM    ストロボEX270EXⅡ