トンボの最近のブログ記事


新燃岳噴火

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朝早く、テレビ画面のテロップに「新燃岳噴火する」と出ていた。
しかし、窓の外は霧で真っ白。霧島山の山容はまったく見えなかった。

6年前の噴火被害を思い出すが、少なくともうちではまだ降灰はそれほどでもない。

林のなかで見かけたモノサシトンボのペア。
上がオス。

モノサシIMG_2572.JPG
モノサシIMG_2575.JPG
ハートが完成!
モノサシIMG_2577.JPG
なぜだか、クロアゲハが好きですね。
モノサシIMG_2686.JPG


まだまだ夏日

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霧島山8月IMG_9671.JPG
南九州は35度を超える猛暑となった。昨日は午前中に雨があって、かなりジメジメしていたが、
今日は一転してカラカラ天気。

とは言ってもこの時期、霧島山は霞んでいて、くっきりとした写真にはならない。

霧島山701A1104.JPG
ウスバキトンボIMG_9661.JPG
「盆トンボ」こと、ウスバキトンボも日中休んでいる個体が多い。飛んでいる姿を撮影しようと空を見上げても、その数は少ない。

緑のすだれIMG_9650.JPG緑の簾は、ゴーヤとセイヨウアサガオ。セイヨウアサガオは勝手に這い上がっている。

撮影スタジオの片付け、掃除、作業机の改善作業、そして、山仕事と、あっと言う間に一日が終わる。

事情あって、携帯の電波が届かないようなフィールドに出掛けることができない。
いつ連絡が入るかと緊張しながら仕事をする毎日だ。


延岡市

睡蓮池で連結産卵していた、クロイトトンボ。

クロイトトンボ連結産卵701A9697.JPGオスの体は睡蓮の葉で切れているが、頭とお尻は見えてます。

クチナシは、ちょうど花盛り。
IMG_2007.JPG泉ガ丘高校、男子バスケット部は、今日の高校総体、第3試合で惜しくも敗退。
点差わずかに3点!  ほんとに残念だけど、よく頑張った。

これで3年生の次男は、部活が終了となった。



睡蓮鉢のトンボ

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「トンボが羽化しているよ!」
嫁さんの声に、急いで玄関前に出てみた。

ヒメコウホネの茎につかまっていたのは、オオシオカラトンボのオスだった。


オオシオカラトンボIMG_0265.JPG睡蓮鉢は、嫁さんがメダカを飼っている。

「メダカが食べられているんじゃない」心配そうに嫁さん。

「メダカは敏捷だから大丈夫だよ、たぶん。ヤゴはボウフラとか喰ってくれているから、むしろ感謝しなきゃ」

まあ、いいかげんなことを言っているが、メダカをこのような小さな器の中で飼うって、どうよ。
小川か広い池のなかで群れ泳ぐ姿こそが、メダカではないか、と私は思うのだが。  大きな池かあ〜。作るとなると、大変だ。

オオシオカラトンボIMG_7618.JPG朝早くから室内撮影したり、虫の世話をしたり、再校のチェックをしたり、しているうちに、オオシオカラトンボは無事に飛び立って行ったようだ。

室内撮影は正午過ぎになって、ようやく終了できた。

事故死

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Sさんの畑の一番奥に、トマトのビニールハウスがある。
ふと見れば、ナガサキアゲハ♂が貼り付くようにして止まっていた。

事故死IMG_4647.JPG中に閉じ込められたのだな、どれ逃がしてやろうと近づいてみれば、ナガサキアゲハはすでに事切れていた。
事故死IMG_4651.JPG二重になったビニール壁に挟まって身動きできなくなったようだ。

トマトの雨よけなので、ハウスとは言っても腰のところは大きく空いている。
しかし、チョウは上へと目指してしまうので、降りてくぐる、という動作モードはないのだ。
ま、それよりもビニール壁にサンドイッチ状態となったことが、致命的であったかと思う。

午後5時45分、谷津田でねぐらについたシオヤトンボがいた。

シオヤトンボIMG_7575.JPG




片翼飛行

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飛行機は片側のエンジンが止まっても、飛行ができるらしい。
さらには片翼を失っても、飛行を続けた事例もあるようだ。

さて、ではトンボの場合はどうだろうか?

本日、庭の人工池で羽化した、クロスジギンヤンマ。

クロスジギンヤンマIMG_9299.JPG最初、羽音で気付いたのだが、いっこうに飛び立つことができないでいた。

それもそはず、右の後ろ翅がほとんどなく、前翅もよじれている。

しかし、しばらくしてヨタヨタしながらも低空飛行をし、しだいに速度を増して視界から消えて行った。
曲がりなりにも飛行できたのには、驚いた。

ヤンマの姿を見失ったあと、羽化殻を探してみると、あった。

クロスジギンヤンマIMG_9300.JPG右側の翅芽部分を見ると小さく縮んでいる。これでは正常な翅が展開できなかったわけだ。
ヤゴ翅IMG_9301.JPGで、こちらが左側の正常な翅芽。
ヤゴ翅正常IMG_9303.JPG
ぜんぜん大きさが違うのがわかる。

片翼飛行でもって、どれだけ生きていけるのかは、わからない。すぐさま鳥の餌食になってしまうかもしれない。



シイタケ、豊作

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三股町 田上

午後から雨になった。
ツマグロヒョウモン前蛹は雨になる前に無事、蛹化を終えていた。

ヒメアカネも休止中。

ヒメアカネPB140005.jpgシイタケはこの通り。
シイタケPB140001.jpg焼いて良し、煮て良し、蒸して、良し!

ホダ木は3年前の12月に伐採した、クヌギ。
太くて重いので、できるだけ短く切って、伐採現場のすぐ傍に並べた。
ホダ木が太いぶん、シイタケの収穫も数回、楽しめる。






今朝の博多も快晴。気持ちのよい秋日和。風は涼しいが、陽射しはキツく、

胸元が少し日焼けした。

九州大学を訪問するのは、今日が初めて。

宮崎に移転してからずっといつかは、と思いつつようやく九大に来た。

理学部のある箱崎キャンパスは広い。あらかじめお会いする先生から

案内地図と車の入構許可のやり方を教わっていなかったら、

大学に入ることもできずウロウロしたことだろう。

ただ、理学部もいづれは移転するようだ。

さて、今日の訪問先は仁田坂先生のアサガオ圃場と、

伴野先生の遺伝子資源開発研究センター。

3年前、仁田坂先生の講演を聴講したことがある。場所は京都で、

そのとき、私も講演者の一人として出席した。

アサガオにはびっくりするほどの品種があるが、今日はその実物を

見学できた。種子の保存庫や、アサガオ研究の古書コレクションまで

拝見できた。4度C+低湿で保存すると種子は数十年経ても発芽するそうだ。

昼食後、今度は少し歩いてキャンパスから少しはずれた

遺伝子資源開発研究センターに移動。

アサガオ圃場の隣にもあったが、センターの敷地内と言わず、あちこちに

桑畑が点在していた。桑にもいくつか品種があるようだ。

伴野先生からカイコについての様々なお話を伺い、

あるいは質問にもお答えいただき、3時間以上があっと言う間に過ぎた。

研究センター内の施設も詳しく案内していただいた。

カイコの飼育や写真撮影はこれまでにも何度かやったことがあるが、

曖昧にしていた疑問や、わからないままだったことなど、

そのモヤモヤを、伴野先生のお話を伺うことでかなり解消できたと思う。

実に反省すべき問題点も多かった。

カイコのことをある程度知っているようで、いやじつはわかっていなかった。

野生では生きていけないカイコが、どのようにして、どこから

進化してきたのか?そして、養蚕の歴史もどうやって変遷してきたのか?

モヤモヤがいくつかは解消し、新たな発見がたくさんあった。

なぜ、カイコが誕生したのか、という最大の疑問にも改めて立ち戻る

きわめて貴重な一日であった。

日本の養蚕の歴史、カイコへの思い入れの国民性、、、、、、。

遺伝子資源開発研究センターがいかに大事で、

必要とされるのかという、根本的なことも、勉強できた。

九州大学にこのような研究施設があるのは、温暖ゆえ年5回も飼育繁殖できる

という地の利もあったようだ。

かいこ387.JPG片道3時間20分程度。九大はそれほど遠くもない。

ま、日帰りはキツいけど。







マルタンヤンマ♂

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午前中、都城市高木町にある池に行ってみた。来月予定している観察会の下見である。

梅雨があけて夏日となった。陽射しはキツいが、西風があって気持ちがいい。
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南北に細長い池(画面奥が北)には、南端から大量の湧き水が流れ込んでいて、

水は透き通っている。

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※コウホネの黄色い花が点々と咲いていた。黄色く見えるのは萼片らしい。

※調査中です。

植物写真家の高橋修さんからご指摘があり、あらためて調べたところ、ヒメコウホネと

判明しました。ご指摘いただいたことに、お礼申し上げます。

ギンヤンマ、タイワンウチワヤンマ、ショジョウトンボ、ベニトンボ、シオカラトンボ

、そしてチョウトンボなどが舞っていた。トンボの数はあまり多くはない。

池の東側に沿って遊歩道が整備されている。しかし台風の爪痕がここにもあって、

大倒木が遊歩道の真ん中あたりで、道を完全に塞いでいた。

仕方なく引き返していたら、左足がいきなり滑って思い切り尻餅をついてしまった。

両手にはカメラを持っていた。

思わずあたりを見回したが人影はなかった。雨で池の水が増水し、遊歩道の一部が

冠水して滑り易くなっていた。お尻がパンツまでびしょ濡れになったし、ともかく

左臀部が猛烈に痛み出した。かつての座骨神経痛を思い起こすほど激烈だ。

池の縁で一時間ほどトンボを撮影していたら、濡れたズボンはすっかり乾いた。

臀部の痛みだけはとれず、車の座席に座るたびに呻いてしまう。


 午後5時。我が家の林内の落ち枝を拾ってみたが、観察路を20メートル進んで

今日のところは中断した。わずか20メートルの間に予想以上の落ち枝があった。

ほとんどが葉っぱのついたクヌギで、素手で拾うのは危険。アカイラガをはじめ

イラガ類の幼虫が多いからだ。拾い集めた枝はものすごい量になった。

 午後7時20分。

 駐車場に積んであったケヤキの伐採枝を片付け終わり、玄関に戻ろうとしたら、

足下にヤンマがでんぐり返しになっていた。まだ生きていて、触れると

翅を激しく振るわせる。

台所まで持って行って、「ほら!こんな奇麗なヤンマがそこに転がっていたよ」

への反応は、

嫁さん「死んでそんな、変な色になったの?」、、、、、と。

マルタンヤンマを、異常色に感じたとして、それを責めることなどできない。

これまでに、嫁さんの目にある程度焼き付いているのは、オニヤンマくらいだろうから。

マルタンヤンマ15A_6299.JPG
翅はかなり褐色に煙っているので、羽化してからけっこう日数を経ているのだろうか。

胸部背面をよく見れば、顔のような紋様があった。

マルタンヤンマ15A_6335.JPG

マルタンヤンマ、三股町内では、山間の休耕田で産卵するメスを一度見たことがある。







今朝のオニヤンマ

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午前7時半。 犬の散歩から戻ってきた嫁さんが、

「黒と黄色の縞模様の大きなトンボがいたけど、オニヤンマでしょ?

ヤゴの殻にぶら下がっていたよ」と教えてくれた。

「翅は広げてたから、もう今頃は飛んでしまったかもよ」

場所を聞いてともかく駆けつけてみた。 なるほど、言われた場所のあぜ道沿いの

ヒメジョオンに大きな羽化殻だけがあった。やはり遅かったか。

しかしきっとまだ他に羽化個体がいるのでは、と

あぜ道を辿っていけば、、、、、いた!

オニヤンマIMG_2920.jpg
午前中、庭に出て仕事をしていたら、大きなトラックが家の前で停まった。

ごっつい体格の職人風の方が、笑顔で挨拶してきた。

「いいもの、持ってきたんですよ。ご主人、是非見てくださいよ。きっと気に入ると

思いますよ」何事かとトラックの荷台を覗けば、石のテーブルセットだった。

おそろしく分厚い石の天板は奇麗に研磨されて、大理石みたいに輝いている。

ああ、我が家には場違いだな〜、と思いつつ、熱心な売り込みに耳を傾けていた。

群馬県、藤岡市の業者の方で、ときおり九州にも商売で来ているそうだ。

今しがた、都城市の顧客に納品してきたばかりらしい。関東からだと運賃だけでも

かなりになるだろう。椅子ひとつでも抱えて動かすのは不可能で、重機が必要だ。

そもそもこのでっかいテーブルセットを庭に置いたら、それこそ地盤沈下おこすのは

間違いない。そういう土質なのだ。

高級石のテーブルセットに感心しつつ、丁重にお断りした。

屋外に石のテーブルが欲しいとは思っているが、もっと庭に馴染む、小さくて

そしてほとんどタダ同然の石テーブルがあればいいのだが。