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蛾、2種

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おそらく羽化して間もない、ヤマトカギバ。場所は庭のクヌギ。
ヤマトカギバIMG_9711.JPG
朝見つけたときから、昼過ぎてもまだ同じ場所に佇んでいた。

たまには顔も、見せてよ!

ヤマトカギバIMG_9718.JPG先月の27日に家壁から回収したカレハガ幼虫が、今朝になって羽化していた。

その姿を見て、自分の間違いに気付きました。

リンゴカレハIMG_9696.JPGカレハガと思い込んでいた幼虫の正体は、リンゴカレハだった。

餌はスモモとサクラの葉をよく食べて、繭を紡いだ。



仕事部屋の外灯に飛来した、リンゴカレハ。
リンゴカレハ17.07.JPG
擦れ傷一つ無い、新鮮な姿。

同じカレハガ科のカレハガ幼虫が、家の外壁に張り付いていた。樹木上なら隠蔽擬態が効いて、おいそれとは見つからないが、ベージュ色の壁では数メートル離れていてもよく目立っていた。
繭やら羽化成虫も見ておきたいので、アンズとサクラの葉っぱを入れたケースに、幼虫を回収しておいた。
忘れないようにね。

※この幼虫こそが、のちにリンゴカレハ幼虫と判明したので、訂正します。

ナツフジの花蕾は次々と成長しており、花期は長い。
ナツフジIMG_8733.JPG昨日、ウラギンシジミが産卵に来ていたが、夏に入って2世代目になるだろう。
先月、幼虫を飼育していたが、餌の花蕾を取って来ると、必ず卵や若令幼虫がついており、餌換えのたびに数が増えてしまうので、飼育そのものを断念した。


拾い物

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朝、犬の散歩からもどった嫁さんが、「林のなかで落ちていたよ」と差し出したのは
ヤママユの繭がついた、クヌギの枝だった。

ヤママユIMG_6379.JPG蛹のずっしりとした重みが、繭を振ってみるとわかった。強風で枝ごと落ちたようだ。

放飼していた繭は網掛けをしていた一個を除いて、全滅(消失)したので、この繭の拾い物は貴重である。どうやら、うちの林のクヌギ大木の高い梢で営繭したようだ。するとまだ他にも繭があるのかもしれない。もしもこの繭からメスが羽化したなら、オスの飛来を待って産卵を期待したい。

先日、産卵したコガネグモのメスは、お腹がパンパン。2回目の産卵はもうすぐかもしれない。
コガネグモIMG_6392.JPGホウセンカの花には、朝からチョウ達が次々とやって来た。
カラスアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、アゲハ、、そして
小さなクロセセリ。
クロセセリIMG_6316.JPG長〜い口吻を器用に使って、吸蜜していた。

午後4時過ぎから、西側の法面の草刈り作業を行った。
法面の傾斜は一番きつい場所で45〜60度もあり、こうした場所での草刈りは、背負い式のビーバーを使う。ビーバーの刃は右から左へと振るので、左脚を軸足として
右手側が斜面。刈り取った草が斜面下に落ちるように振り子式に刈って行く。
法面では背負い式が断然扱い易い。
平面での草刈りでは肩掛け式と、使い分けており、肩掛け式は、さらにワイアカッター専用も一台あるので、我が家には、3台のビーバーがある。

昨夜、玄関の門灯をしばらく点けておいたら、次々と昆虫がやって来た。

ミヤマカミキリが毎晩のようにやって来るが、
それより一際目立っていたのが、ゴマダラチョウだった。

ゴマダラIMG_6201.JPG
今朝になってもずっと居残っていた、ゴマダラチョウ。
本種が夜の灯りに来るのは、初めて見た。

クヌギの樹液(コウモリガ幼虫巣)近くで、ハラビロカマキリ幼虫が獲物を抱えていた。

ハラビロIMG_8609.JPG獲物がスカシバ蛾の一種であることはすぐにわかった。
すでに、頭部はほぼ食べ尽くされていた。

確認するために、ハラビロカマキリには申し訳ないが、獲物を剥ぎ取った。

ハラビロIMG_6223.JPGやはり、予想は的中。獲物は、ハチマガイスカシバのメスだった。

ササの葉上で脚をもがいており、よく見ると産卵管が伸びては産むべき場所を探している。

ならばと、頭部の無いハチマガイスカシバをコウモリガ幼虫巣のパッド上に置いてみた。

ハラビロIMG_6266.JPG産卵管の伸縮運動は相変わらず続いたが、卵が実際に産み落される瞬間は観察できなかった。

おそらく、ハチマガイスカシバがここで産卵している最中に、ハラビロカマキリ幼虫に襲われたのは間違いないことだろう。産卵中は無防備だったのだろう。

そして、もう一つ確かなことは、ここからハチマガイスカシバの卵が見つかるであろうことだ。少し時間をおいてから、探査してみよう。

今日の昼間、うちの林で、アブラゼミとクマゼミの鳴き声を今夏初めて聞いた。いづれも一鳴きで終わったが、つまり、初鳴きには違いない。
ただし、クマゼミはおそらくどこからかの、流れ者であろうかと思う。


※ 始まりがあれば、必ず終わりもあります。

昨日、当ブログの終焉を今年の11月1日としました。
まだ少し先のことになりますが、敢えて告知しました。
そろそろ終わりにしようとは、1年以上前から考えていました。

このブログでは、昆虫を主人公に見立てて自然観察を楽しむ、というメッセージをずっと発信してきました。その役目を少しくらいは果たせたかな、と思っています。




「刑務所の中」

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九州地方は今朝、梅雨明けした。日射しが厳しく、朝から猛烈な暑さだ。

我が家にはエアコンが無い。(撮影スタジオにだけ設置しているが、ほとんど使っていない)

なので窓という窓はできるだけ開けて、すだれで直射日光を遮り、風通りを良くすることだけが、暑さ対策だ。もちろん扇風機は使うので、電気代がタダというわけでもない。

開けっ放しの玄関の網戸で、ウラギンシジミが盛んに口吻を伸ばしていた。
何かがダブったようにシルエットがいびつだったので、何だろう?と近寄ってみれば、チャスジハエトリがにじり寄っていた。

ウラギンシジミIMG_8287.JPG
しかし、刑務所の面会室みたく、お互い網戸の反対側にいるので、ハエトリグモの狩りは叶わず、ウラギンシジミは全く気にすることもなく、チュウーチュウーしていた。


ヤブガラシには、セスジスズメの幼虫が多い。若令から亜終齢まで、ステージも様々。
大きめの幼虫を眺めていたら、同じ株の葉っぱには、点々と卵がついていた。
セスジスズメIMG_6006.JPGはたして、周辺のヤブガラシの葉っぱには、裏にも表にもやたらと卵が産み付けられていた。
セスジスズメIMG_6368.JPG卵は形の面白さとしては物足りないが、これをいっぱい集めて束ねて、マスカットに仕立ててみたくなる。


一体何日ぶりだろうか? 今日は、久しぶりに洗濯物を天日干しできた。
予報では曇りだったが、青空も出て夏日となった。

ゴマダラカミキリのメスの活動が盛んだ。

ゴマダラIMG_8056.JPG
ソメイヨシノの細枝には、ヒメニシキキマワリモドキがいた。それも2頭。
1頭は警戒してポロリと落下した。
ヒメニシキIMG_5474.JPG体長9ミリ程度。 見た目通りに写真で再現するのは難しいが、現場でしつこく撮影してみた。ま、家から数十歩の場所ではあるが。

本種は、ゴミムシダマシ科Tenebrionidaeに属す。
ゴミムシダマシ科は国内で300種以上が記載されていて、全世界ではなんと16,000種もいるそうだ。
このグループは「ゴミダマ」と呼ばれ、そこそこ人気があるようだ。

さて、午後から草刈り作業をするので、その前にと、庭のクヌギで観察を続けていたら、目の前に、ハチマガイスカシバがやって来た。今夏、二度目の遭遇だ。
ハチマガイIMG_5569.JPGしゃがみ込んでいた私の目線の先には、コウモリガ幼虫巣のパッド(蓋)があり、ハチマガイスカシバは一直線にそこへ向い、着地するとすぐさま、お尻を曲げて産卵行動に入った。
ハチマガイIMG_5573.JPG数回、産卵をした(実際に産卵したかどうかは?)あと慌ただしく飛び去ったが、この途中にもう一頭のハチマガイスカシバも飛来した。あとから来たメス(おそらく)は、先客がいたか、とばかり別のクヌギへと飛び去った。

今日のところは、観察したままのことだけ書いておこう。
ハチマガイスカシバの生態は未知とされている。

午後1時半から、林の観察路を中心に草刈り作業を行った。2時間掛かったが、これくらいが限界。2回休憩をとったものの、作業を終えたあとは食欲が無くなるほど疲れる。
全部終えるには、あと一日は必要。






ハチマガイスカシバGlossosphecia contaminata、を見るのはこれで二度目。
ハチマガイIMG_7919.JPGちょうど目線の高さにいたが、うちの林の中。この1カットを撮影したあとさらに寄ったところで、飛び去ってしまった。

画像を拡大してみるとかなり新鮮な個体だが、警戒心は強く逃げ足が早かった。

2年前の同月20日にも撮影しているが、どうやら我が家の敷地内で繁殖していると考えてもいいのではないだろうか。

網かけ飼育

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庭のクヌギでは、ウスタビガとヤママユの幼虫を網かけで飼育している。

これだと餌交換の手間が省ける。

網かけIMG_7771.JPG幼虫が終齢になってからは、網一つに一匹ずつ入れてある。網は「種もみ袋」で容量18ℓ、
ヨコ40×タテ65㎝。一袋35円也。


今日は、網を4つ外した。ウスタビガの幼虫が4頭、営繭に入ったからだ。
ウスタビガIMG_5212.JPG幼虫の体のシルエットが、そのまま繭の外形の素地となる。
私はずっと昔、この体を折り曲げた姿を「クロワッサン」みたいと比喩したことがある。
自分の吐いた糸の壁の中で、窮屈そうに、しかし、じつにしなやかに体を回転させながら、繭作り作業は休むことなく続く。

壁の厚みが増して、中の幼虫がかろうじて透けて見える繭もあれば、
ウスタビガIMG_5220.JPGもう完全に幼虫の姿を覆い隠した、繭もある。
ウスタビガIMG_7790.JPGヤママユの幼虫は数日前に終齢になったばかりだから、まだこれからが長い。でっぷりと肥えた姿まで成熟するのは今月末頃だ。

午後7時50分。居間の窓から、ゲンジボタルの光が舞うのが見える。
クリの開花と、ゲンジボタルの舞いが同調しているかのようだ。



ふ化してから、約一ヶ月半。
オオシモフリスズメ幼虫が成熟して、サクラから地上へと下り始めた。

オオシモフリスズメIMG_1669.JPGこの姿、一目見て、「焼き茄子じゃん!」

おろし生姜、と削り節が、合います。

庭のクヌギで網かけ飼育中の、ウスタビガ幼虫。

でっぷり、肥えました。
ウスタビガ幼虫IMG_1647.JPG先日、宮崎放送MRTの番組収録で「チイ〜」というネズミ鳴きを録音してもらった。
ま、放送で流れるかどうかは、知りません。

ちなみに収録した番組の放送は、31日、水曜日午後7時58分〜。

例年並みかな、コガネムシの姿を見るのは。
コガネムシIMG_1686.JPG
こうして庭でも普通にいてくれるのだが、いつの日か、この当たり前の光景が消えてしまう、ということを想像してしまう。

明日から、県北、延岡に移動します。

この時期に姿が目につく、トンボエダシャク。
本種の食草ツルウメモドキは、うちの林にも多く自生している。

トンボエダシャクIMG_1563.JPGおっとりとした飛び方に似合わず、近づこうとすると意外や敏感で、すぐに飛び去ってしまう。
しかし、吸蜜しているときには全く無警戒になって、撮影は容易い。

トンボエダシャクIMG_1518.JPG吸蜜しているのは、ネコノチチの花。ネコノチチの花盛りで、他にもハチ類が多数来ていた。
メスグロヒョウモン♀の姿もあった。

ボケの葉っぱに、にきびのような、ナシ赤星病菌が目立つ。
赤星病菌IMG_1604.JPG
葉っぱの裏側から見ると、、、、
赤星病菌IMG_1594.JPG
何本も飛び出した突起は、しゅうしもう「銹子毛」と呼ばれ、内部に「さび胞子」が連なっているそうだ。葉っぱを叩くと、たしかに胞子の粉が舞い飛ぶ。

葉表のにきびのような斑点からは蜜液が分泌されていて、ここにアリなどの昆虫が来て舐めとるときに、遺伝的に+と−の精子が媒介されて、受精するそうだ。なんと、昆虫が受精に介在するというわけだ。

参照文献は「カビ図鑑」(2011年、全国農村教育協会)。