しわざの最近のブログ記事


食事の作法

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カラスウリの葉っぱで、食事中のクロウリハムシ。
カラスウリIMG_9603.JPG白い乳液の線は、葉っぱを食べる前にかじって引いたラインだ。
園芸家の方々にとってはお邪魔虫のクロウリハムシだろうが、彼らの食事作法には毎度ながら感心させられる。

キタテハがねぐらについていた。午後6時25分。
IMG_9618.JPGまだ眠りは浅いのだろうか、触角が翅の間に納まっていない。

カラムシのテントに潜んでいた、コガネグモのメス。
コガネグモIMG_9620.JPG
どうやら、今夜にも産卵をしそうな気配だ。明日が楽しみ。
コガネグモの活動期はもうそろそろ終盤。



梅雨の中休み

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ようやく雨は止んだものの日射しは無く、かなり蒸し暑くなった。

窓の網戸やアルミサッシで口吻を突き立てるチョウのうち、コチャバネセセリのことが抜けていた。そう、本種もよく来ている。

コチャバネセsリP7.JPG
ほんの一時、外出する前に庭に出て観察。コチャバネセセリのすぐ傍では、キタテハがアズチグモに捕まっていた。
アズチグモP7.JPG
以前、窓枠に巣網を張っていたコガネグモが林の縁に引っ越ししていた。
コガネグモP7.JPG
網だけ残して忽然と姿を消したので、クモバチ(ベッコウバチ)に狩られたかと思ってもいたが、数メートル離れたこんな場所にいた。かくれ帯は「ハ」の字型。

今夏は庭にコガネグモが多いが、10年前、9年前当時もそうだった。ずっとコガネグモが少ない年が続いたのである。

ササでは葉表面に白い「しわざ」を残す、タケトゲハムシの新成虫が多く目につく。
タケトゲハムシP7.JPG羽化して日数が短いせいか、体色が浅い。

撮影機材:OLYMPUS TG-4

午後3時半から、ずっと延期していた草刈り作業をした。今日は宅地周辺のみ。
1時間半で終了。結構、疲れる。
次回は、林の観察路だが、こちらは斜面も多いのでさらにシンドイ作業となる。

※GODOX DE300のリモート操作について、昨日の記事を訂正しています。



夏毛のテン

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三股町内では田植えの準備作業が盛んになった。すでに田植えを終えた田んぼもあるが、例年、6月半頃がピークとなる
稲作701A0308.JPG写真は縁側から撮影。

雨が止んだ正午前に、遅めの犬の散歩。
うちを出てすぐ、路面に横たわる死骸が目に入った。
 夏毛のテンである。
IMG_5670.JPG昨日の夕方には無かったのと、テンの行動時間帯から考えると、おそらく昨夜遅くから今日の早朝、車に轢かれたのであろう。まだ体は柔らかかった。

草薮に隠しておいたが、夕方になってカラスが引っぱり出していた。眼球がすでに無かったのは、カラスが食べたのかもしれない。



延岡市

ゴンズイの葉っぱに、出来上がったばかりのゆりかごが数個ぶら下がっていた。
しわざの主は、ウスモンオトシブミ。
IMG_1905.JPG
ツバキの葉うらで、ときどき見かけた、ウンカ類の幼虫。
IMG_1812.JPG
これより若い個体は、体が細長い。成長すると体つきがずんぐり、丸くなる?
そういえば、マルウンカの成虫もいたなあ〜。

三股町から延岡市まで、1時間半。走行する車が少なかったこともあり、思いのほか早く着いた。通常なら、2時間は掛かる。



新宿御苑

しわざIMG_7875.JPG
しわざIMG_7896.JPG
都会の公園では、野鳥たちも人馴れしている。 ツグミもすぐ傍で固まったように動かない。
ツグミIMG_7909.JPG


虫のしわざ〜泥巣

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先日、紹介したスズバチの泥巣
_Z5A8652.JPG蛹化時期を調べておきたいので採集したのだが、中はすでに空っぽになっていた。
_Z5A8650.JPGじつはこの泥巣を外す前に、外壁の一部に小さな穴が空いていることに気付いた。どうやらこの巣は寄生されていたようで、その宿っていた虫は中の幼虫を食い尽くして外に出たのではないだろうか?

何重にも塗り固められた泥巣の壁も、寄生蜂に狙われたらひとたまりもない。

まだその寄生蜂の姿を見たことがない。

午前11時半、三股町、梶山交差点近くで、アゲハ春型が飛んでいるのを車内から目撃。庭ではモンシロチョウも舞っていた。




落とし物

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三股町 田上

午前7時27分。我が家の背後に朝焼け。

我が家IMG_6813.JPG
庭のヒメクラマゴケ(シダの仲間)の絨毯に、テンのものと思われる糞が落ちていた。
我が家IMG_6817.JPG
植物の果皮や種子がたくさん混じっていて、小動物の骨もわずかに見られる。

林に設置している3台の自動撮影カメラに、ようやくテンの顔も写り始めた。
期待しているアナグマは、まだ一回しか登場していない。タヌキも一晩現れたのちは、全く来ていないようだ。


深夜から今朝にかけて冷え込み、外気温は零下5度C近くまで下がった。
朝食も縮こまって済ませたが、日中はよく晴れて気温も上がった。

これならモズのはやにえも立つだろうと思えた。
いつものカラムシ枯れ草群落を覗いてみれば、予想は適中!
ツチイナゴはやにえIMG_1944.JPG
胸部をグサリと刺されたツチイナゴは、まだ元気に脚を動かしていた。
枯れ茎のなかでもできるだけ高い場所を選んでいるようにも見える。

スッキリと大気が澄んでいるおかげで、鹿児島県の桜島もよく見えた。
桜島IMG_6529.JPG
写真画像を拡大してみると、左上の方の小規模な噴煙まで見える。
手前の町並みは、都城市。

近くのクヌギ林では、ヤマカマス(ウスタビガの繭)も見つかった。
ウスタビガ繭IMG_6593.JPG
ここのクヌギは6年前に全伐採して萌芽更新したので、どのクヌギもまだ背丈が3〜4メートルほど。

三股町 田上

シロダモの葉っぱに並ぶ虫コブは、シロダモハコブフシで、このしわざの主は、シロダモタマバエ。
焦げた壷のように見える虫コブの表面は拡大してみると毛深い。

虫こぶIMG_1676.JPGコブ一つに、タマバエの幼虫が一匹入っている。

暖かいせいか、クビキリギスが飛び跳ねていた。そこで口のアップを撮影(写真は少しトリミング)。

虫こぶIMG_1685.JPG草食だが、この大アゴで咬まれたらかなり痛い。

(写真上2枚:EOS-M5  EF-M55-200mmズーム+レイノックスクローズアップレンズ+OLYMPUS マクロフラッシュSTF-8 )

今夜は地区の「おねっこ祭り」。昼過ぎからの準備に駆けつけた。行事では豚汁の注ぎ係り。今年は保存会のメンバーの欠席が多く、人手不足。明日の片付けも人数が揃わないので大変なことになりそう。

虫こぶIMG_4790.JPG





はやにえ、今日も

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三股町 田上

畦にポツンとあるハルニレ。小枝のはやにえは、トノサマバッタの幼虫だった。
ここも、はやにえスポットの一つだ。

はやにえP1070009.jpg体は柔らかく新鮮。餌食になったのは今日かもしれない。

三股町では、トノサマバッタの越冬ステージは卵、幼虫、成虫、と様々。

今日は夜間が雨のため、地区の「おねっこ祭り」は月曜日に延期となった。

(写真:OLYMPUS TG-4)

昨年の暮れから、けものの撮影の準備を始めた。
撮影場所は、うちの雑木林だ。

無人撮影用のカメラハウジングは20年も前のもので、フィルムカメラ用。カメラはNikonのF3を使っていた。さすがにこれは流用できないので、デジタルカメラ用に新規のハウジングを作った。
とは言っても、これもEOS-1RSの防音ハウジングに使っていたものを改造した。
昔、ベランダの餌台に来る野鳥の撮影に使ったハウジングだが、かなり手を加える必要があった。今日はその工作に掛かり切りとなった。

カメラのテストを昨年から玄関でずっと行っていたら、嫁さんが嬉しそうに見ているのに気付いた。けものの撮影に備えていると知ったからのようだ。昆虫の撮影には全く興味を示さないのに、対象が獣あるいは、鳥になると態度が一変するのは、ずっと以前から不思議に感じていた。いや、一般の感覚からすればそれが普通なのかも知れない。

昨日見つけたホンドギツネの死骸を見に行く、と言ったら「私も行く!」と付いて来た。