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平凡社から 『くらしのこよみ』というビジュアル歳時記の見本が届いた。

本書はiPhoneやiPad、Android搭載携帯端末向けの暦アプリケーション

「くらしのこよみ」をもとにつくられたそうで、昨年11月から配信が開始され

今年1月までに約15万ダウンロード達成する人気アプリケーションとある。

『くらしのこよみ』は総ページ456頁、72候の言葉を中心にイラスト、写真、

俳句、旬の食べ物、行事などが掲載されている。

掲載されている写真で昆虫写真は私のツマキチョウと

高嶋清明さんが撮影されたゲンジボタルの光の軌跡、の2点しかないようだが(多分)

暦をめくる感覚で楽しめる本だと思う。

XA308120.jpg




クモの卵のう

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柿の枝先に二つ仲良く並んでいたのは、クモの卵のう。

最初はアカイラガの繭と勘違いしたが、糸を解体してみるとクモの卵のうだった。

アカイラガ繭ダブル.jpg卵のう内には孵化した子グモがびっしり詰まっていた。


これから出る本の紹介。

『こん虫のふしぎ全5巻』(偕成社) 監修:岡島秀治
                       編集・著:ネイチャー・プロ編集室

こん虫の親子表紙.jpg第5巻『こん虫のおやこ』の表紙写真は、ベニツチカメムシ

この写真は私が宮崎県内で撮影した。

「こん虫のふしぎ」シリーズは様々な写真家の写真で構成されているが、

どの写真が誰の作品かは記載されていない。


私の写真はほとんどが横位置の構図で撮影しており、

こういった縦長版型の表紙にはうまく納まらないことが多い。

人の視覚からして横長構図が落ち着くし、カメラの構造も横位置優先である。

縦位置のカットも撮影しておくのは、余裕があるときに限られる。



霧島山

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昨日、武田晋一さんから著書をいただいた。

「水と地球の研究ノート① 町の中の泉」

写真・文 武田晋一、構成・絵 ボコヤマクリタ (偕成社)

町の中の泉.jpg本書は「水と地球の研究ノートシリーズ」5巻の第1巻。

たいへんよくできた本で、理科の教育現場ではもちろんのこと、大人も惹きこまれ

勉強になる。こういう本作りは自分には真似できないなあ、と痛感。


 さて、今日は午後4時頃になって霧島山の山容が見えた。

IMG_4072.JPG噴煙も昇っておらず、まるで何事もなかったように静かだ。

しかし、今日もときおり火山灰が降っていて、洗濯物はまだ外に干せない。

北西の風が吹く限り、ここ三股町は被災地であり続けるだろう。

昨日までに屋根から落とした灰の量は、軽トラック5台分くらいにはなったと思う。

敷地の地面のほとんどが土であるから、落とした灰を回収するのは困難。

コンクリートだった所には灰の山ができた。

犬の散歩中、ベニシジミの幼虫でも探してみようかとしゃがんでみたが、

すぐに諦めた。葉っぱをめくるだけで手が灰だらけとなる。

IMG_4063.JPGいや、ただ単に歩くだけでも上の写真のように白煙が立ち上がる。

ふと肩に下げたカメラを見れば、いつの間にか白い指紋がベタベタついている。

虫探しも場所を替えねばじっくり取り組めない、と強く感じた。

( 写真:EOS-7D  EF100ミリマクロ IS )









オリンパスの新型コンパクトデジカメ「 XZ-1 」を触れてみた。

レンズが明るくてボケ味もよく、そして接写能力も高い。絞りリングなどマニュアル操作も

できてなかなかの出来上がりだ。触っているうちに欲しくなった。

コンパクトデジカメとしては高価であるが、これはかなり使えるカメラだと感じた。

20110202_02.jpg午後からの打ち合わせに行く前に、神田の書店に立ち寄ってみた。

さっそく購入した本は、山口進さんの「地球200周!ふしぎ植物探検記」。

ふしぎ植物.jpgそしてもう一冊は、

絵描き虫.jpgここ数年、本の購入はネットばかりとなったが、やはり書店で手にして選ぶのが

一番いい。読みたい本に書店で出会うと嬉しい。



山仕事などと偉そうに言っても、私は素人に過ぎない。

自分でも要領が悪いと感じたり、段取りを何とかせねば、などと迷いが多い。

今日は藪に絡んでいる蔓をターゲットに絞り込んでみた。

蔓を集めこれを薪の束ね紐として活用したいからである。

じつは来年1月に田上地区で催される「おねっこ祭り」に、うちの薪も加えてもらう予定。

山仕事でたくさん出るササや剪定枝などを是非とも活用してもらいたい、

ずっとそう思っていたのだ。いわゆる「どんと焼き」である。

「おねっこ祭り」の準備作業は26日に行われるので、その朝までに薪を道端の広場に

積んでおかねばならない。それもただ積んだだけでは運搬の手間が掛かるので、

その手間をできるだけ省くために、抱えやすい大きさに束ねておきたい。

地元で言うところの「べら」なのである。

「べら」なら運びやすい。

蔓は林のあちこちに複雑に絡んでいる。

これを丁寧にほぐすように集める。作業を進めるうちに、

なるほど蔓を徹底的に除去しておけば、後から行うササ刈り作業も効率が上がる、

そういうことにようやく気付いた。

蔓を集めるにはかなり時間が掛かるが、まさに急がば回れである。

蔓ひも.jpg蔓植物もいろいろ。そして太さも極太から細いものまでさまざま。

結局、今日はこの蔓紐集めでほとんど時間を費やした。

経済効率などという話からは、まったくかけ離れた境地である。


さて、

先日、献本いただいた本がある。紹介しておこう。

フィールドサイン.jpg熊谷さとし著・安田守 写真 「哺乳類のフィールドサイン 観察ガイド」 

(文一総合出版)

昔、昔、ずいぶんと感銘を受けた本がある。

今でも大切にとってあるその本は、

「足跡は語る」N.ティンバーゲン/E.A.Rエニオン著 (思索社)

原題は「This translation of Tracks」(1967)。今泉吉晴 訳。

フィールドサインというものを通して自然を眺めることを最初に教えてくれたのは

「足跡は語る」であった。それ以来、とくにけものを見る意識が変わった。

自然観察の楽しみにどんどんのめりこんでいく中で、

この本との出会いは大きかったと思う。

そして今。

もうすぐ書店に並ぶ「哺乳類のフィールドサイン 観察ガイド」 は、

自然観察の思考ややり方において、多大な影響、示唆をあらためて与えてくれるものと

思う。


さてさて、さらに今日はこんないただき物が届いた。

焼酎1.jpg麦焼酎である。それがなんと東京農工大学での麦で造った焼酎。

さて、お味は?


最後になりましたが、昨日クイズの答えです。

IMG_2449.JPGクヌギの枯れ葉に潜む、サツマヒメカマキリ幼虫、でした。


幼虫越冬するのが、サツマヒメカマキリで、

卵越冬が、ヒメカマキリ、という認識だが、両種の形態での区別は難しい。


チャイルド本社のエコ育絵本・ちきゅうの なかまたちシリーズの第4巻目、

すごいな ぞうきばやし(写真/新開孝・文/西沢杏子)は、

写真を私が担当した。見本は先月のうちに届いており、7月に入ってから紹介しようと

思っていたら、遅くなってしまった。

すごいな.jpg今年に入って出版に関わった本は、

『里山の昆虫ハンドブック』 (NHK出版)
『びっくり!?昆虫館』 (岩崎書店)
『むしのかお』 (ポプラ社)

そして来月には、『ぼくは昆虫カメラマン』(岩崎書店)が出る予定。
この本は小学中学年~中学向けの読み物。


昨日、写真絵本「むしのかお」(ポプラ社)が届いた。

むしのかお表紙.jpg先月、30日から開催されている写真展では、この絵本に載っている写真が大サイズで

展示されている。


虫の顔の撮影には拡大率の高いマクロレンズが必要で、この本でも数々のレンズが

使われている。撮影の古いものは、キャノンの65ミリマクロレンズ、そのあとからは

オリンパスの35ミリマクロレンズ(テレコンバーターとの組み合わせ)が多い。

倍率が低くて済む大型の虫では、等倍まで撮れる50ミリ、100ミリマクロで撮影したもの

もある。

昆虫写真家として駆け出しの頃、嫌がる虫を無理やり押さえ込んで、室内で撮影し

ていたことがあった。売れる写真を確実にモノにする。量産せねばとの焦りもあったろう。

背景を整理してライティングもきちんとして綺麗に仕上げようとしていた。

しかし、無理やり押さえこまれた虫の顔は写真にしてみるとやはりどこか、悲しい。

気合を入れて昔撮った顔のポジ写真のほとんどはけっきょく全部捨てて、今は無い。

野外で出会う虫の顔をアップで撮影、というのは偶然うまくいく場合もあって、

時間をかければ数も増えてくるが、種類を増やすとなると、さらに長い年月が掛かる。

どうしても撮りたいが、どうやっても落ち着かない虫もいる。

そういうときはあっさり諦める。

しかし、虫にも個体差があり、ちょっとした休憩時間、あるいは食事に夢中になっているとき

とか、なにかしらシャッターチャンスにつながる時が必ずある。

そういう瞬間は偶然に頼るだけでなく、積極的に掴もうとすればどんどん増えていく。


野外で小さな虫の小さな顔を大きく撮影するとき、

オリンパスのフォーサーズ、あるいはマイクロフォーサーズカメラと

マクロレンズの組み合わせ、あるいはリバース改造ズームレンズとの組み合わせは、

軽量かつ小型であり、レンズ長も短いために、

このシステムを使い始めてから、顔写真の撮影効率がずいぶんと上がった。

以前は高倍率撮影をキャノンの65ミリマクロレンズでこなしてきたが、

今、このレンズは室内で使うだけとなり、野外での出番はほとんど無くなった。

むしのかお裏表紙.jpg









宮崎県には竜巻注意警報が出たが、どうやって対処すればいいだろうか?

とりあえず雨戸を閉める、くらいか?

さて今朝は嫁さんを宮崎空港まで送り届けたあと、

宮崎市内の「みやざきアートセンター」で写真展の最終打ち合わせをしてきた。

会期は今月30日からで、搬入は29日となる。

「みやざきアートセンター」は宮崎市内の繁華街中心部にあり、しかも専用駐車場はない。

幸いすぐ隣に有料駐車場があるのだが、ここに気付いたのは昨日のこと。

これまでは数百メートル離れたコイン駐車場を使ってきた。

今回の写真展は、いくつかある展示会場を使わず、敢えてパシフィックスペースと呼ばれる、

フロントや交流サロンの、いわゆる空きスペースを使わせてもらうことにした。

ここなら会期の制限が緩い上に、人の流れも多い。熱心に見たい人、そうでない人も

ともかく通る空間であり、ゆったりくつろげる場所。

そこへさり気なく写真パネルを置いておく、そんな感じにした。

だから、キャプションもネームしか付けていない。

会期中、7月、8月の2回、ギャラリートークも行う予定。



奥付けでは7月1日発行となっているが、すでに販売されているようだ。

すごいなぞうきばやし.jpg

エコ育絵本・ちきゅうのなかまたちシリーズ4の『すごいな ぞうきばやし』

(チャイルド本社)。

この本の仕事で、自分の林のクヌギを伐採したが、

近所のおじいちゃんにはたいへんお世話になった。

普段から農業のことなどいろいろと教えていただくことも多い





まぶし

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今日も小雨が続いたが、夕方5時半ころからようやくわずかに陽射しが戻ってきた。

明日は久しぶりに晴れるらしい。

数日前からアカショウビンのさえずりをよく聞くようになった。

早朝、4時半にアカショウビンのさえずりで目を醒ますこともある。

どうやらわが家からそれほど遠くない同じ沢の奥から聞こえてくる。

営巣しているのだろうか。

ともかく、アカショウビンの声が目覚ましになるのだから、いい気分になる。



こんど発売される写真絵本『びっくり!?昆虫館』(岩崎書店)の見本が届いた。

書店に並ぶのはもう少し先だが、見かけた方は是非手にとって観て下さい。

びっくり表紙.jpg

宅配便で送られてくる物品は、大概は段ボール箱に入っているか、包まれている。

飼育中のカイコたちが大きく育ってきたので、前もって「まぶし」を作っておいた。

「まぶし」の材料は、宅配で溜まった梱包物の段ボール板。

できるだけ身の回りにある物を活用する、というのが鉄則だ。買い物に出掛ける

時間の余裕も無いことだし、部屋の中を見渡してみれば、けっこう使わないで眠っている

物があちこちに潜んでいたりする。


段ボール板を細長く切り出し、貼ってあるラベルシールやガムテープなどは、

ドライヤーで暖めて丁寧に剥がす。「まぶし」の小部屋の寸法は、4センチ角。

L1236564.jpgこの仕切り壁を箱に納めて完成。

L1236578.jpg成熟したカイコをこの箱に移し、蓋を閉める。カイコはきちんと個室に篭って繭を紡ぐ、という

寸法だ。こういうちょっとした工作は楽しい。

これまでに養蚕試験場から終令幼虫をいただいて飼育した経験はあるが、

仕事で再びカイコの撮影をすることになって、初めてカイコの卵を購入してみた。

カイコ飼育セットは、卵30粒と人工飼料からなり、これで価格は4095円。

おそらく人工飼料の値段が高いのではないかと思うが、仕事の撮影では本物のクワの葉

を使った。

試しに人工飼料にふ化幼虫を乗せておくと、幼虫たちはこれをよく食べていたが、

後からクワの葉を入れてみると、しばらくして全部の幼虫が葉っぱに移動していた。

やはりカイコの幼虫にとって、本物の餌に適うものは無いようだ。

東京の清瀬に住んでいたころは近所にいくらでもクワやヤマグワが生えていたが、

不思議とうちの辺りではあまり見かけない。

散歩コース内で餌の供給源として使える大きさのクワは一本だけ。これは農家の方に

断って葉っぱをいただいている。他にももう一本あったが、去年の冬に切り倒されていた。

車で少し足を伸ばせば何箇所かマークはしてあるが、歩いていける範囲で餌を確保

できるのは有り難い。

あと数日で、餌の交換作業も終了するだろう。






午前3時50分、起床。

真っ暗闇の中、人口池を覗いてみたらシオカラトンボはすでに羽化していた。

翅も伸びきっており、推定羽化時刻は午前1時半~2時の間と思われる。

ここ数日、だんだんと羽化時刻が早くなっている。これは偶然だろうか?

深夜の羽化が通常の生態であれば真っ暗の中でも撮影するが、

シオカラトンボはそうではない。

明るくなってから羽化することが多い。羽化時刻にはかなりの巾があるようだが、

敢えて真っ暗の中の羽化写真を使う編集者もいないだろう。

午後から激しい雨になり、明日からの撮影に備えて室内セットを組むことにした。


さて、マイクロフォーサーズの14-42ミリズームレンズの改造について、

先日、海野和男さんが小諸日記で書かれていた。

私も何気なく戯れに前玉をいじっていたら、それがあっさりと外れてしまい、

意に反して改造レンズになってしまった。かなり後悔したのだが、、もう手遅れ。

エイ!!と少しは意地悪く力を込めたのだが、それほど強い力は要らなかった。

どこも折れたりせず綺麗に前玉は外れてしまった。え!?まさか、ほんとに?

これなら元に戻せるだろうと、押し込んでみたら、ボキ!!と音がして

パーツの突起が折れてしまい、もう元には戻せなくなった。

本気で改造しようと思っていない人は、真似をしないほうがいいだろう。

で、ともかくこの改造レンズで何か作例をと、被写体を探していたら、

ちょうどシンジュサンの卵が孵化していたので、そのふ化幼虫を撮影してみた。

まずは最高倍率。

PXB71238.jpg実質最高倍率は、1.8倍。写真はF22で、内臓ストロボはFULL発光それと外部ストロボを

一灯加えている。たしかに画質はかなり良い。

ズームリングを戻して倍率を最低にしてみたのが、次の写真。

PXB71245.jpg作例を撮ったカメラは次の写真。

P6170013.jpgカメラを乗せているのは、自作の超低アングル三脚。

内臓ストロボの前にあり合わせのディフューザーをゴムバンドで留めてある。

前玉をはずすと、大きな隙間ができ逆光が入ると影響が強く出るので、適当な穴を開けた

ゴム蓋をレンズ先端にはめている。

フォーサーズで1.8倍ということは、35ミリ判換算では約3.6倍の接写ということになり、

これはまあまあの高倍率接写と言えるだろう。

EPL-1の電子ビュワーはこういった高倍率撮影では威力を発揮し、たいへん見易い。

メニューの表示で、LVブーストの機能をオンにしておくといい。

ただし、このLVブースト機能は、夜の撮影時にはオフにしないと、

暗闇で懐中電灯などの照明を使った場合、コントラストがきつ過ぎて逆効果になるので

気をつけたい。

14-42ミリズーム改造レンズの欠点は、レンズ先端から被写体までの距離、

ワーキングディスタンスが2センチ程度と短いことで、

神経質でよく動くような被写体には向いていない。

これなら、LEICAの45ミリマクロで等倍撮影して後でトリミングして使った方が、

撮影効率も上がるという考え方もあるだろう。

とはいえ、1.8倍の接写撮影で深度も稼げて、画質も良いとなれば、これはこれでけっこう

使い道があると思う。遊んでいるレンズを有効に使うという大義名分は成立するだろう。

だが、私の場合、この焦点域のマイクロフォーサーズレンズが手許に無くなり、

ちょっと困ってしまった。今月末に14-150ミリズームレンズが発売されるらしいが。


今月末に発売されるといえば、こちら

里山昆虫表紙.jpgこのハンドブックの解説文は、永幡嘉之さんが担当された。

同シリーズの「里山の植物ハンドブック」もそうだが、解説文の内容がたいへん素晴らしく

読んで楽しめる本に仕上がった。

原稿書きの時間が短かかったにも関わらず、永幡さんは的確で楽しい文章をつけて

くださった。