アリの最近のブログ記事


チクシトゲアリ

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三股町 田上

午前11時。霧島山の様子。

霧島山11時701A8167.JPG北西風が吹き荒れ、猛烈に寒い。

スギの立ち枯れがあって、剥がれかかった樹皮をめくってみれば、チクシトゲアリのコロニーがあった。総数80頭くらいだろうか。
わずかだが、幼虫もいた。

チクシトゲアリIMG_2836.JPGスギ樹皮の隙間には、クチキコオロギが一番多く見つかる。どの個体も幼虫ばかりで、成虫は見つからない。
クチキコオロギ幼虫IMG_6909.JPG
午前11時28分、自動撮影カメラにイカルが写っていた。

私の背丈を超えたクヌギ若木が、庭に数本並んでいる。

居間からよく見える場所を選んだ。

3年前、林床に芽生えていたひこばえを移植したものだ。

今月はじめ土用芽がたくさん出て、そこにはムラサキシジミが盛んに産卵していた。

その卵から育った幼虫たちが今は熟令期を迎え、もりもり若葉を食い荒らしている。

ムラサキシジミ幼虫IMG_3215.JPG
ムラサキシジミ幼虫は葉っぱを巻いて、その葉っぱハウスの中に潜んでいるが、

幼虫の数が多いこともあって、自分のハウスも喰い潰してしまうようだ。

体をあらわにした幼虫が何匹もいるが、安心していいのは、アリがたくさんたかって

くれるせいだろうか。アリの種類は何種かいるようだが、写真のアミメアリが

一番多いようだ。

働きアリ

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[ 愛媛県 松山市 ]

小雨が朝から断続的に降り続く。

早朝に室内撮影をしたあとは、出版社に送る写真の準備作業に没頭していた。

ので、今日の写真は昨日撮影したもの。

トビイロシワアリであろうか? 植物の種子を運んでいた。

P6260034_01アリ運ぶ.jpg
( 写真: OM-D E-M5   マクロ45ミリレンズ )

窓を開けていると涼しい風が入ってくる。

風のせいだろう、しばらくすると肌寒くなってきた。





クロオオアリ

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庭のヤマアジサイも葉をどんどん広げている。

葉っぱはまだ小さいが、いろいろな昆虫がすでに棲みついている。

数が多いのはオオクロヒラタヨコバイ。

よほど近づいて見ないとゴミか虫の糞にしか見えない。

ほとんどじっとして動かないが、驚くとピ~ンと一気に跳ねる。

雲が多めだが陽射しはかなり強い。じっとしていると日焼けしそうだ。

オオクロヒラタヨコバイを撮影していたら、ヤマアジサイの若葉を綴っている最中の

コロギス幼虫もいた。小さな小さな産卵管が可愛い。

コロギス幼虫、昨日はコナラ若葉の中で一匹、そして今日はヤマアジサイと

落ち葉の上で2匹と、立て続けに出会っている。

残念ながらまだ、夜の狩りのシーンを見たことが無い。

ツマキチョウのオスもよく行き来する。花には目もくれず、白色なら何にでも寄っては

すぐ先を急ぐ。メスを探しているのだろう。

虫の姿がいきなり増えてきて、メモに留めるのも忙しくなってきた。

地面に横たわってオランダミミナグサやキュウリグサ、ナズナの小さな花を

眺める。どの花もルーペを使って拡大してみると、なんとも見ごたえのある姿である。

どこにでも生えている花だが、こうしてゆっくり観賞して楽しめる。

桜をいっぱい植樹した公園など、私にはあまり嬉しくない。

お花見は山桜をはじめ野辺の植物たちだけでじゅうぶんだと思う。

カラスノエンドウの花外蜜腺にはどれにもクロオオアリがたかっていた。

Y0120159.jpg(写真: OM-D  E-M5 14-42ミリズーム改造レンズ ストロボFL-300R×2 )



アケボノソウ

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アケボノソウ を見たくなって、鰐塚山に行ってみた。

レモンエゴマの花も見ておきたかったが、草刈が入ったあとで跡形も無かった。

アケボノソウ.JPGまだ咲き始めたばかりだろうか。蕾も多く花のにぎやかさはもう少し先になるようだ。

花にはいろいろな虫が来ていた。

アケボノソウとアリ.JPG黄色い模様は蜜腺でここを舐めているうちに受粉するという仕組みらしい。

アリはクロヤマアリかハヤシクロヤマアリ※、のどちらかだろう。

※ 写真のアリはハヤシクロヤマアリ、というご指摘をいただきました。
ここにお礼申し上げます。体のつやと脚の色でハヤシクロヤマリと判別できるそうです。

他にはツチバチ類のオスやアカアシカスミカメムシもけっこう来ていた。

林道の脇で久しぶりに、 イシサワオニグモ に出会えた。

イシサワオノグモ.JPG前に見たのは宮城県の里山で、8年も昔のことだ。

帰り際、路上にオオカマキリ がいた。

車に轢かれてせんべいになったものも多いが、見た目にはボオ~ッと佇んでいる

ようなのでそれも仕方がない。無防備になるアスファルト上でなぜじっと過ごしているの

だろうか?日光浴だろうか?

オオカマキリばんざい.JPG最初は鎌を顔の両側に添え翅を広げて威嚇していたが、

こちらのどういう動きに反応したのかわからないが前脚を大きく広げるポーズに変えた。


今日のオオカマキリ写真は、キャノンのレンズEF8-15/4L フィッシュアイを使用。

このレンズは使い始めてちょうど2ヶ月ほどだが、描写力、使い勝手ともに良い感触。

とくに癖のないレンズなので安心して使える。



ツマグロコメツキモドキ.JPG
ツマグロヒメコメツキモドキ。体長、8ミリ。

コガタノゲンゴロウクモ網巣にかかる.JPGオオヒメグモに吸血されるコガタノゲンゴロウ。玄関の門灯にて。

ツクツクボウシぬけがら.JPGツクツクボウシの抜け殻。今日はツクツクボウシだけでなく、アブラゼミ、ヒグラシの

鳴き声も聞こえた。季節の進行に待った!をかけたい気持ち。

アザミウマ幼虫群.JPGクヌギ朽木に群れていたアザミウマ目の一種の幼虫。おそらく食菌性ではないだろうか。

真っ赤なのでよく目立つ。2時間ほどして見に行ってみれば、数匹に減っていた。

ウロコアリ.JPGアザミウマ幼虫群のすぐ傍を歩いていた、ウロコアリ。久しぶりにこのアリを見た。

冬の朽木割りではときどき出会うアリだが、普段はあまり見かけない。

ゲンノショウコ.JPGゲンノショウコの花。おしべの先には白い花粉がいっぱい溢れている。

林のあちこちでハラビロカマキリの卵のうが増えてきた。そこへカマキリカツオブシムシも

産卵に来ていた。イヌビワの若葉にはイシガケチョウの卵がいくつか付いていた。

コウモリガ蛹の頭が見えていた。振動を感じるとすぐに引っ込むがすぐに伸び上がってくる。

今夜か、明日早朝にも羽化するだろうか?

落ち柿にクロコノマチョウの夏型(ボロ)、秋型、そしてクロヒカゲ、ヒメジャノメが来ていた。

ジュズダマにはクロコノマの幼虫が数匹、すでに終令。

草むらにツマグロヒョウモン幼虫、蛹が目に付く。羽化直後のオス成虫もゆっくり舞っていた。

ヤママユの繭はまだいづれも羽化せず。

コカマキリのオスが低い草むらから飛び出してきた。

スジグロシロチョウが菜っ葉に盛んに産卵を繰り返す。

菜っ葉にはヒメナガメ交尾ペアが2組と終令幼虫が1匹。カップルのメスは後ろ脚で

オスを蹴っ飛ばしたり、お尻を振ってオスを振り切ろうとしているようだ。

数日前に家壁についていたタイワントビナナフシは飼育ケースの中で息が切れていた。

なんとか2匹目を探すが、いまだに見つからず。

営巣途中で泥巣を放棄したスズバチが、巣場所を探していた。

営巣場所は固い設置面がいいらしい。木の枝に球状の泥巣を作ることも多いが、

平面にべったりガッシリ貼り付けるほうが、仕事も楽なのではないだろうか?


                                    虫の観察日記、 以上。



タイミング

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今朝は延岡市内のホテルで朝を迎えた。

午前6時。窓の外からお寺の鐘をつく音が聞こえてきた。これはいいなあ、と感じる。

朝食をすませてからフィールドへ向かう途中、小雨が降ってきた。

今はネムノキが花盛り。雨に打たれながら撮影。

ネムノキ.JPG今日もベニツチカメムシの観察だが、ベニツチの幼虫たちは2令となり落ち葉の下で

群れて過ごしている。こういうとき季節カレンダーをいろいろと記録しておけば、

何かと便利だ。

ベニツチカメムシ成虫の徘徊する場所は

ボロボロノキの果実が落下する辺りに集中している。

しかし、個体数は多くないし、いつも外気に身を晒しているわけではない。

落ち葉の下に身を潜めていることが多い。時間帯、天候という条件も関係あるようで、

いつもベニツチの姿が見られるわけでもない。

ベニツチ♀.JPG今回、ベニツチカメムシの観察と撮影をする中で、タイミングはあらためて大事だと感じた。

ベニツチの産卵、ふ化、などは2年前に行った福岡県での観察データを参考にして、

タイミングをはずすことなく仕事を進行できた。しかし、それもあと一日遅れていたらアウト

という際どいものだった。延岡市のフィールドはうちからは遠い。遠すぎる。

時間と経費の制約からそう頻繁に通うことができないから、どのタイミングで出掛けるかは、

たいへん判断が難しい。

昆虫写真に限らず、自然を相手にする撮影では、このタイミングをいかに掴むかが、

撮影の成功、失敗に大きく関わる。観察データの蓄積と、それに加えて季節の流れを

感じ取る勘、というものも大事になってくる。

勘を養うには、ある意味で、無駄も必要である。

無駄は今の時代の節約ムードの中では皮肉にも歓迎され得ないだろうが、

無駄というのは、迷い、考え悩む、そういう時間を過ごすこと。

欲は行動の原動力だが、欲もある程度、そぎ落としていいのではないか、とも思う。

欲を満たそうとするとき、無駄をできるだけ排除しようと、そうなる。

ベニツチカメムシはボロボロノキときわめて深い関係にある。

ボロボロノキの落果はしかし、他の生き物、昆虫にとっても餌資源となっており、

森全体の生き物の姿にまで目がいくようになる。いやそうなりたい。

アシナガアリだろうか。ボロボロノキの落果をしきりと舐めていた。

ボロボロノキ落果とアリ.JPG



青蜜柑

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夕方、犬の散歩がてらオオカマキリの卵のうを探してみた。

そのとき蜜柑の樹に白いものが点々と目立っていた。

IMG_1551.jpg近づいてよく見れば、鳥に突かれ食べられてしまった痕だ。

まだ色づいていないのに気が早い鳥もいるものだ。きっと美味しいのだと思う。

うちのすぐ傍にあるこの蜜柑は収穫されることもなく毎年、鳥の胃袋に納まる。

さて、オオカマキリの卵のうは例年多く見つかる場所で、4個見つかった。

明るい時間帯にじっくり探せばもっとついているだろうと思えた。

庭のプランターを移動させたら、こんなものが出てきた。

IMG_0678.jpgカブトムシの幼虫がまるで「鮒寿司」みたいな姿になっていた。

病死だろうか。


飼育の仕事

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繭を紡ぐ蛾のなかでも、とくにヤママユガ科に含まれる種類は「野蚕」と呼ばれる。

野蚕の代表種とも言えるヤママユ、ウスタビガの飼育は例年行っている。

木洩れ日に透けるヤママユ幼虫の体はなんともいえぬ色合い。

葉っぱを胸脚で押さえて食べる仕草、その噛み音、、、、。

XA301481.jpg緑色に染められた絹糸の繭は、惚れ惚れとする出来映え。宝物にしたい!

魅力溢れるイモムシたちの姿を前にして、時間よ止まれ!と言いたくなる。

それは叶わないので、写真に撮る。撮ることがいつのまにか、仕事になっていた。

さて、野蚕の撮影にあたっては飼育が必要である。

自然林のなかで野蚕の姿を探し出すことは容易ではない。

稀に遭遇することはあっても、そのわずかな出会いを積み重ねているうちに

自分の寿命が尽きてしまうだろう。

例えば室内でふ化した幼虫を元の林に放したとしよう。

それが20~30匹という数だとしても、その幼虫たちが繭を紡ぐまでを追跡するのは

まず不可能である。いや、50~100匹の数であっても。

イモムシというのはそのほとんどが、鳥や他、小動物のなのである。

餌となって消えぬよう、なんらかの保護をしながらようやく撮影ができる。

一昨日、室内飼育していた幼虫たちを野外のコナラに放した。

もちろん袋がけして、保護している。

L1306254.jpgいづれ葉の数が足りなくなれば、袋がけの場所も替える。

この方法とて手の届く範囲で手頃な梢があればよし。そうでなければ高い場所での袋がけ

というのは、まず実用的ではない。

こういう飼育方法ができるのも、自分の所有する林があればこそ。東京のマンション暮らしで

は到底叶わない夢物語だった。

ま、もっとも林があるということは、その管理手入れに費やす時間、労働力も相当なもんである。

近頃は腰痛も絶えない。パソコンに向かっている時間も長いからだろうか。

山仕事はやるならやるで、朝から夜までずっとやり続けるほうが体に馴染むというもの。

ヤママユ幼虫のいるコナラの梢で、ムシヒキアブの一種が交尾していた。

XA301536.jpgさて、この光景を目の当たりにしてまず思ったことは、これは困るなあ、という溜息に近い

もの。つまり、ムシヒキアブの一種とわかっても種名まで調べるのはかなり厄介であり

とくに写真で判別するのは不可能に近い、ということである。

(写真上、下:オリンパス ライトペンEPL-1 パナソニック45ミリマクロ )
(写真中: オリンパス ペンEP-1    M 9-18ミリ  )


旅立ち

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庭仕事をしていて大勢のアリが一ヵ所に群れているのに気付いた。午後1時半ころ。

羽アリの姿も多い。

よく見れば、クロナガアリだった。

クロナガアリの結婚飛行を見るのは初めてだ。

雄アリ、雌アリ、そして働きアリがグジャッと固まって蠢いている。

急いでカメラを取って戻ってみると、羽アリの数は極端に少なくなっていた。

それもそのはず、次々と離陸しては青空に吸い込まれるように消えていく。

W22812602.jpg写真画面下が働きアリで、上が雌アリ。

雌アリは草などによじ登っては空中へと舞い上がっていく。

オオイヌノフグリの花上は安定が悪く、うまく飛び立てないようだ。

何度も失敗してから別の草の上で無事に飛び立っていった。

W22812791.jpg今日は陽射しが強く暖かい一日だったが、

クロナガアリの結構飛行の時期は通常、5月ころのはず。

いくら暖かいとは言え結婚飛行のタイミングとしては早過ぎるのではないだろうか。

旅立っていった雌アリと雄アリたちが無事に交尾し、新しい巣場所へと潜り込める

だろうか。