クモの最近のブログ記事


先日、スズミグモの卵のうとそれに寄り添っていたメスの写真を紹介した。

わが家で巣を張っていたスズミグモの方は姿を消したと、そのときに書いたが、

今晩になってお腹の大きなメスがドーム巣の天井に陣取っている姿に気付いた。

いったんは姿を消したかに見えたが、その後新たに巣を張りなおしたのだろう。

XA061040.jpgまだ産卵していないので、お腹が風船のごとく大きい。

XA061039トリミング.jpg
( 写真上: EPL-1  LUMIX G VARIO 45ー200ミリズーム 

                                        写真下はトリミング )

LUMIX G VARIO 45ー200ミリズームはレンズ内臓ブレ防止機能がよく効く。

このクラスのレンズとしてはとても軽量小型であり、機材をできるだけ絞り込みたいときに

携行できるレンズとしては有り難い。

ただし、描写については値段相応そこそこであり、あくまでもサブレンズとして使っている。


スズミグモ

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家のすぐ傍の栗の木。まだ食べごろはずっと先のことだが、昨晩ある方からクリをたくさん

いただいた。昔はクリを湯がいてよく食べたものだが、今の時代おやつが豊富になって

うちの子も茹で栗をさほど喜ぶでもない。必死になって皮を剥くからこそ、旨さもひとしお。

もっとも栗ご飯は子供たちも喜んで食べる。栗ご飯なら、おかずはちょっと添えるだけで

満足できるのもいい。

IMG_4314.JPGさて、午後3時頃だったか、汗だくになって室内撮影の準備をしていると、

Y爺ちゃんがやって来た。     「めずらしい虫がいたト!!赤い虫がいっぱい!!」

よくよく聞いてみれば、それはツマキシャチホコの幼虫群であろうと思えた。

「蛾の幼虫ですよ」といろいろ説明したが、Y爺ちゃん、納得がいかない様子。

忙しかったが、けっこう興奮なさっている様子なので、私も現場に行ってみることにした。

家から30メートルほど先にあるクヌギ林である。

Y爺ちゃんが発見にさも興奮した理由が、私にも理解できた。

やはりちゃんと現場を見なければいけないなあ、と反省する。

たしかに「めずらしい虫」の正体はツマキシャチホコの幼虫群ではあったのだが、

クヌギの幹を上へ上へと長~い行列ができていたのであった。

それはまるで一本の赤いロープのようでもあった。長さは2メートル近くある。

整然とした行列は、しかし私が見にいった段階ではそれでも半分の長さになっていた。

幼虫群は梢の葉を食べつくして、別の梢へと移動している最中だったのだが、

今日のような見事な行列は私も初めて見た。

Y爺ちゃんは、4メートルにも達する行列を目撃したのであり、驚いたのも当然である。

話を聞いたときすぐさまに駆けつけるべきだった。


夕方になって犬の散歩がてら、かのクヌギを見てみた。

ツマキシャチホコ幼虫群は高い枝先に落ち着いて、そこで団子状態となっていた。

やがてそこの葉っぱも幼虫群の猛攻を受けて丸坊主になるだろう。

先に行こうとしてふと目線をずらすと、同じクヌギの梢で、

スズミグモの卵のうとそれに寄り添うメス親がいた。

IMG_4323.JPGスズミグモはうちの庭でも巣網を張ることがあるが、たいていは一匹程度。

しかもいつの間にか姿を消してしまう。今年も子供部屋の窓の上辺りに複雑な構造の

巣を張ったのだが、やがていなくなった。頻繁に見かけるクモではない。

IMG_4341.JPG目玉のような黒い部分は隆起しており、腹部上面に描かれた怪しい模様には

いかにも南方系の雰囲気がある。


スズミグモは以前、屋久島ではたくさん見たことがある。

そのときは初めて見るクモだったので、えらく感激して撮影したのだが、

同じ場所でスズミグモよりかでっかいクモを見つけた。

宿に帰って東海大出版のクモ図鑑で調べてみたが、名前がわからなかった。

体の大きいコガネグモ科のクモで種名がわかないとはどういうことか?

東京に戻って新海栄一さんに写真を見ていただいたところ、

「オオスミコガネグモ」と判明した。極めて局所的に分布する希少種ということだった。

しかし、どうやら鹿児島市内の公園などにも生息しているようで、

これはまた美味しいラーメンを食べに出かける口実ができたぞと、嬉しくなってきた。


( 写真:EOS-7D  EF-S60ミリマクロ )



口蹄疫

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口蹄疫のため、宮崎県では非常事態宣言が発令されている。

だから県内を移動する際にはたいへん気を使う。

先月の末、宮崎から松山に帰省したが、いつものルートを変更して、

鹿児島空港から一気に空路で松山に戻ることも真剣に検討していた。

だが、撮影中の生き虫を運ばねばならず、

しかも航空運賃は陸路+海路の倍以上もするため、

断念せざるを得なかった。どうしても車で移動するしかなかった。

陸路をとると、渦中の川南町、都濃町、木城町、西都市などを経由することになる。

道中、消毒ポイントは何箇所かあったが、噴霧器による車両全体への消毒を受けたのは

一ヵ所のみで、他はすべて消毒マットの上を徐行して通るだけであった。

消毒マットの通過程度で効果があるのかと疑問に感じたのは、私だけではないだろう。

しかし消毒ポイントを各所に設置して24時間体制の動員を維持するのは、

それだけでもたいへんな労力と経費が必要だ。牛の姿が消えた牛舎を遠目に

見ながら、ことの重大さをあらためて感じた。

今回の移動中、気をつけたことは、とにかく途中下車はしないこと。

消毒マットの上はできる限り最徐行すること。


庭のヒメジョオンで、カノコガがササグモの餌食になっていた。

カノコガの姿を見るようになると、梅雨も間近だ。

霧雨に濡れながら、撮影した。

XA315114.jpgうちの周辺では、クリの花が満開のピークを迎えている。

(写真:オリンパス EPL-1 LEICA 45ミリマクロ )








ササグモ

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撮影対象をしつこいくらいに何度も何度も観察していると、時間が経つのも速い。

あ、もう正午だと思えば、急ぎの仕事の連絡が入った。

しかし午後から予定していた風景撮影はどうしてもしておきたいので、

1時間だけ出掛けた。場所は三股町の山村。

L1126314.jpg田植え作業はほとんど終わっていたが、まだチャンスはあるかもしれない。

山から引いた水はとても清らかだ。

XA113318.jpg田んぼの傍では、雑木林の小道が気持ちよい。

たまにはこういう場所で一日ボーっと、していたいものだ。

L1126322.jpg
ササグモの写真は庭で撮影。

XA113119.jpg這いつくばって近寄ると、クルリと葉うらに逃げて影絵になる。

何回もそれを繰り返して、だましだまし撮影してみた。










キムラグモ

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仕事で急遽、キムラグモを撮影した。

危険を察知して脚を縮めた格好が面白い。何かに似ている?

JX030375調整2.jpgキムラグモはもっとも原始的なクモということだ。生息地は九州南部。

うちの家の近くにちょっとした崖があり、キムラグモはそこに住居を構えている。

宮崎に引っ越して来てすぐに見つけたのが、このキムラグモだった。

JX0303622.jpg秘密の扉を開けると、

JX0303631.jpg横穴は10センチ程度の深さがあり、その一番奥にキムラグモが潜んでいる。







昨日の朝、玄関の庇でジョロウグモが卵のうの糸かけ作業を行っていた。

おそらく前夜あたりに、産卵を終えたのだろう。

W2111008.jpgこのジョロウグモのメスは昨年の秋から玄関の庇下の巣網にずっと頑張っていた。

雪が降ろうとも、激しい風雨に見舞われようとも、巣網の中央から離れようとは

しなかった。いや、動こうにも動けない事情があったのかもしれない。

大丈夫だろうか?と、ときおり気になって竹ざおの先で軽く体に触れてみたりしたが、

そのたびにほんのわずかだがジョロウグモは体や脚をねじるようにして、

生きてますから!」と答えてくれた。

ジョロウグモといえば秋に産卵し、メス親は冬を迎えると同時に死に絶え、

冬を越すのは卵だけ、と思い込んでいた。

しかし、冬という季節が曖昧に感じられるこの南九州では、ジョロウグモの生活史においても

季節感が希薄である。もっとも、まだ冬であることには変わりないので、

玄関の庇にある卵のうは一応冬の低温を経験してから春を迎えることにはなる。

たいへん短い期間ではあっても。


今朝は車の修理出しで中途半端な時間をやり過ごす間、うちの林の中を散策してみた。

林の散策というか、観察歩きは毎日欠かさず行っているわけでもない。

ここ数日間歩いてなかったのだが、そのあいだに倒れかけて他の木に寄りかかっていた

クヌギが完全に地面に倒れていた。先日の強風で押し倒されたのだろう。

前にも書いたが、切り倒そうとした木が他の木に引っかかって倒れきれない状態を

「かかり木」と言う。こういう場合はいつ倒れるかわからないので危険であり、

「かかり木注意」という注意書きがされることもある。そういう場所は避けて通る必要がある。

実際、こうしてうちの林でも自然に倒れてしまったのである。クヌギの巨体がのしかかってき

たら、命はともかくも大怪我をするのは間違いない。

これは良い機会だから子供達に教えておこうかと思っていたが、「かかり木」はその前に

倒れてしまった。

倒れたクヌギの枝を払っては、ヤママユの卵をチェックしてみたが一卵も付いてなかった。

部屋に引き揚げようとして坂道を登っていると、ナナホシテントウが日向ぼっこをしていた。

JX126924.jpgこれはイカンなあ。頼むからまだ春めいて欲しくは無いのだ。

冬の間にやっておくべき事がほとんど停滞して進んでいない。      これはマズイ。



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朝陽を浴びて、庭先に顔面模様が浮き上がった。

W2238060.jpgもしかして、他の時間帯だと見落としていたかもしれない。

顔面に見えるこの網糸は、ジョロウグモの巣網である。

目や口にあたる穴開き箇所は、大物の獲物でもかかった痕跡であろうか。

ジョロウグモからすれば、早いとこ修復しておきたいのではないか、と思えた。

「顔」に見える物件は自然界には多く、それらが偶然なのか、あるいは

何かの意図的なものではとか、よく話題になる。

さて、なにが揃えば「顔」と見えるのか?

それは解りきったことかもしれないが、その必須条件は、目と口だろう。

目は口ほどにものを言う、とあって目だけでも顔を連想できるが、

やはり表情に欠ける。

顔というからには眼と口の3点セットは最低限、欲しい。

顔はそのまま表情と言い換えることもできるだろうか。

表情を相手に知られたくない、あるいは素性を隠したい、というとき、

とりあえず覆面をして、目だけは晒すというやり方は、昔からよく使われる。

表情とは感情の表出である。

では例えば、昆虫の顔に表情があるか?

ましてや感情なんかあるんかい!?と思う方も多いことだろう。

昆虫に感情があるかどうかは知らないが、少なくともヤバイ!という状況に

置かれた昆虫がとっさに逃避する行動をとるとき、

私達はそれを見て「ああ、慌てふためいているなあ~」と感じる。

問題なのは昆虫に感情があるかどうかではなく、観察者である人自身の感情が

どう刺激されたかではないか。他の生きものを解釈するとき、

とりあえず人の持てる感情で推し量るしかない。

人は危険を回避しようとして、大抵は慌てふためく。冷静であったほうが良い場合も

あるが、ともかく早く対処しようとして、感情に突き動かされる結果だろう。

昆虫も急いで回避しようとしている、その素振りは外見上は人の慌てふためく姿と

重なる。

まあ、ことはそれほど単純ではないのだろうけど、昆虫の顔をいろいろな場面で眺めて

いると、

「あれ、今は嬉しいのかい!?」

「あれ、アンタはけっこう怒っている?」

「あれ、おいしそうに喰うなあ。」

などと、観察者の想像力が刺激される。


「昆虫の顔」、というのはこれまでにもいろんな写真本で取り上げられてきて、

著名な方の作品も数多くある。

もし私がこのテーマに挑むとすれば、どういった撮り方をするだろう?

どういう気持ちを抱きながら、虫と対峙するだろうか?

自分のことながら、楽しみになってきた。

前に想像力をかき立てる本を作りたい、と書いたけれど、

これからやる仕事ではそのことに一番力を入れていきたいと思っている。

昆虫の生活をていねいに説明するような写真ももちろん撮り続けるだろうけれど、

この先、時間の使い方は変わっていくだろうと感じている。


( 写真/  E-520  ZUIKO D 50ミリマクロ )


『機材の話』

長年使用してきたスタジオ用ストロボ発光部の一つで、モデリングランプが切れた。

たったそれだけのことだが、妙にタイムスリップしたような驚きがあった。

W22180341.jpg上の写真は、新しいモデリングランプに交換したあとの様子。

画面中央のらせんが透けて見える部分が、ハロゲンのモデリングランプ。

その両サイドのガラス管がストロボの放電管である。

こちらが焼け焦げたモデリングランプ。

W22180262.jpg驚いた理由とは、このモデリングランプはもうかれこれ15年以上も使用してきたからだ。

自宅での撮影はともかく、依頼されて出張撮影するときには、このモデリングランプの

予備ランプは必ず携行するようにしていた。毎回、仕事に出るたびに予備ランプの所在は

しつこいほどチェックしていたものだ。

出張撮影での仕事とは、百パーセント標本撮影。

銀塩フィルムカメラ時代のスタジオ撮影では、影の出方などを事前に把握するためにも

モデリングランプが無くてはならない補助光であった。

モデリングランプの照明で光の回り具合、被写体の反射の具合を掴み、そして

露出計でどの程度の光量がどの方向から被写体に注いでいるかを確認する。

そう露出計も絶対に欠かせない道具だった。今はモニターに頼ってしまい出番はほとんど

無いに等しい。(それでついこの間、2台ある露出計の電池を抜いてしまった。)

ところが約15年間ものあいだ、モデリングランプが切れることはなく、

予備ランプの封印を切る必要も15年間、なかったわけである。

それがついに、、、、、15年目にして、ついに、、、、、。つまらんことで気持ちが高まった。


私の使うスタジオ用ストロボは心臓部にあたるジェネレータ本体と、

延長コードで接続された発光部とからなる。発光部は3灯ある。

ジェネレーターは4灯まで接続可能だが、発光部1灯だけでも10数万円以上するので

これまで買いそびれてしまったのだ。つまり貧乏だったから、、、、。

もっともライティングする上では3灯あれば大抵は間に合う。それでも不足する場合は、

小型のクリップオンタイプのストロボを加えて増灯している。

そういうとき、オリンパスのスレーブ内臓のストロボFL-36Rはたいへん重宝する。

だから常時2灯のFL-36Rが、スタジオストロボ発光部と並んで、

自在アームの先に待機している。



仕事で使う道具というものには、細かいところまでできるだけ常時、気を配っていたい。

いつ、どこで、日頃順調に稼動してきた道具が急に不調になるやもしれない。

モデリングランプ切れに気付いたのは、数日前のことだったが、

15年間無事だったからという安心感から、予備ランプの置き場所も

一瞬、すぐには思い出せなかったほど、注意力がそこから完全に抜け落ちていた。

日頃から撮影機材の整備、調整は怠れないなあ、と少し反省した。



今朝の霧島山

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今朝は久しぶりに霧島山の山容が拝めた。

JX0809711.jpg秋晴れの日でも雲に隠れている日が多かったが、台風一過の今朝は高千穂岳のツンと

尖った山頂までくっきりと見える。

朝陽を浴びる、ってのは、やはり気持ちが良いものだ。

JX0809272.jpg林の中のジョロウグモも輝いている。

空にはお月さん、

JX0807783.jpgそしてお月さんには、ススキが似合う。

JX0807614.jpgススキの花穂も、あちこちでにぎやかになってきた。


( 写真全て/ E-620  ZUIKO D 50-200ミリズーム/ 月の写真のみトリミング )






ジョロウグモ

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玄関の軒下で、ジョロウグモが脱皮を終えたところだった。

まるでタコの日干しみたいだ。

W2037364.jpgジョロウグモは家壁や庭木にも、たくさん巣網を張っている。

いくらでもいるからと気を抜いていると、脱皮シーンが撮影できない。

このジョロウグモが脱皮したのは午前8時前後かと思われる。

( 写真/ E-520 ZUIKO D 50ミリマクロ )


アシダカグモ

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起床時刻は日によって違うが、今朝は午前5時半に起きた。

目が覚めたのは午前4時半ころだが、あれこれ仕事の段取りなどが頭の中を

巡り始めて、そうなるとぐっすりと眠れない。

考えようとすると何もアイデアが浮かばないのに、もっと寝ていたいときに限って

次々とああしよう、こうしよう、などと考えが勝手に暴走を始める。

仕方が無いので布団から出て、居間のカーテンを開けた。

すると目の前にアシダカグモのオスが貼り付いていたのである。

JX3099972.jpg先日はタイワントビナナフシが子供部屋のガラス窓に貼り付いていた。

それにしても脚の並びが、記号の※みたいで綺麗だなあ、などと頭もぼんやりしていた。

クモの脚は6本かあ?

ありゃあ?と、よく見れば、脚2本が抜け落ちているのであった。

JX3099991.jpg脱落した脚の行き先は想像しようもないが、アシダカグモもそれなりに厳しい生活を送って

いるに違いない。

( 写真/ E-620  ZUIKO D 35ミリマクロ )