クモの最近のブログ記事


三股町 田上

昨夜は鍋だったので、今日の昼食は雑炊。
食べ終わって食卓で休んでいたら、「ゴツン!!」という音が背後からした。

「今、ゴツン!って、何かが出窓にぶつかったよね」
嫁さんもたしかに聴いた、というので、さっそく外に飛び出してみれば、足下からエナガが飛び立った。

飛びはしたものの5、6メートル先のイヌビワの枝に止まったまま動かない。

「やっぱり窓ガラスにぶつかったんだよ」と、カメラを携えてイヌビワのところまで、そっと歩み寄ってみた。すぐ目の前まで寄ったけれど、エナガは動かず、眼を閉じている。

エナガIMG_7273.JPGかなり痛かったんだろう、頭がクラクラしているんだろう、眼を少し開けてはまた閉じる。とんでもなく軽い体なのに、ゴツン!という音がしたくらいだから、相当な衝撃を受けたはずだ。

エナガIMG_7295.JPG数分間、うずくまったままでいたが、やがて立ち直り、いつもの敏捷さでクヌギの高い梢に移った。
すると番の相方がすぐ傍までやって来て、互いにさえずり合い、そのまま連れ立って飛び去って行った。

我が家の窓ガラスに鳥がぶつかる事故は稀にあるが、ときにはショック死することもある。

犬の散歩ついでに近所のキムラグモの巣を下見しておいた。中でもわかり易い巣はこちら。

キムラグモの巣1.JPG
巣の扉を開いてみた。
キムラグモの巣2.JPG
よーく目をこらして見ていると、次々と巣の蓋が見つかった。

コナラの紅葉

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三股町 田上

ジョロウグモ♀の多くは産卵を終えて死に絶えたが、まだまだしぶとく残っているものもいる。
家壁にしがみつくようにして踏ん張っているメス。
ジョロウグモ701A8028.JPG
つい昨日までは脚を縮めて死んだようになっていたが、今日は何をしたいのか、モゾモゾと活動していた。
ジョロウグモ701A8019.JPG
このメスにとって最大の仕事は産卵だろうが、その力が残っていることを期待したい。

昨夏の台風で根元から折れてしまった庭のコナラは、そのあと盛んに萌芽した。
折れた原因は、クワカミキリ幼虫の食害だった。数本のトンネルが穿たれて弱くなった幹が、強風に耐え切れず折れたのだ。
コナラ萌芽701A8031.JPG
コナラの紅葉は久しぶりに見た気がする。このコナラは50センチほどの実生を植えたもので、順調に成長して多くの昆虫を養ってもきた。

(写真:EOS-5D MarkⅢ EF100mmマクロ )


ワカバグモ

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庭のヒメユズリハとクワの葉裏に、それぞれ一匹ずつ見つかった、ワカバグモの♀。

ワカバグモIMG_0072.JPG今朝は5時半起床で早めの朝食。
次男の高校バスケット試合大会のため、宮崎市内へ部員の送迎斑に加わった。

出掛ける直前、仕事で飼育中の虫を覗くと、撮影の好機とわかった。
出発まであと20分だったが、スタジオに入って撮影を済ませることができた。
この好機を逃すと後々、厄介なことになるところだった。いや、厄介程度では済まなかっただろう。

ぎりぎり、セーフ。

飼育昆虫は毎日、少なくとも朝晩の2回は観察し、場合によっては時間を決めてこまめに眺めていることもある。

昆虫写真の仕事は、どこからどこまでと、けじめのつけようがない。時間にルーズになる。なるけれど、狙っている瞬間を逃すわけにはいかない。虫の状態を常に気にしていなければならない。気が抜けない。
しかし、虫の状況が手にとるように把握できていれば、これほど心強いこともない。そういうときは心の余裕もできるが、やるべきことは同じだ。同じ事をこなすにも心に余裕があると、楽しく時間を過ごせるのは有り難い。だから、この仕事を続けていけるのだと思う。






ぬけがら

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ジョロウグモの抜け殻が、玄関先に落ちていた。

見上げると♀成体が網に陣取っていた。


ジョロウグモ抜け殻_MG_8465.JPG
今年はジョロウグモ♀が脱皮して成体になる場面を2回、観察できた。

いづれも風が強く、撮影はあまりうまくいかなかったのが残念。





トリノフンダマシ

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トリノフンダマシの♀親は、もう卵のうの傍に佇んでいた。

トリノフンダマシ_01A1547.jpg
この場所も、すぐ近くのあの場所も、例年、ほぼ同じ場祖にあるから不思議だ。

よほど気に入っているのだろう。

どの♀親も、卵のうは2個あるが、まだこれから増えるだろうか。

卵のう内で、孵化するのはいつ頃だろうか?

そのタイミングを知っておきたい。


今日は、次男の中学校で運動会。テント設営と片付けなどの作業もあった。

中学最後の運動会だから、午前中、すこし仕事で抜けたあとは、ずっと

観戦していた。昨日は雨で中止となり、今日に順延となった。

曇りだったが、ときおり薄日も射して暑過ぎることもなく、

いい按配の天候だった。中学3年間もあっと言う間に終わろうとしている。



スズミグモ

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一昨日、獲物を捕らえていたスズミグモ。

スズミグモIMG_5655.jpg
ドームの中に迷い込んだ虫は、上に向かって飛ぶので、ドーム天井にいる

スズミグモは、待ってました!とばかり、獲物を抱え込むことができる。

スズミグモ701A0373.jpg
スズミグモは特徴的な姿をしており、他のクモとの区別は容易い。

突出した目玉模様もあって、タコのような表情がユーモラスだ。

今朝は雨。気温も低い。予定していた観察会は、残念ながら中止とした。



二日間、留守している間にヒガンバナの茎の数がずいぶんと増えた。

例年、敬老の日あたりで花盛りとなるから、もうあと少し三〜四日先だ。

開花はまだ二株だが、さっそく、モンキアゲハのメスが来ていた。

ヒガンバナ15A_0030.jpg
ゴーヤの花には、キタキチョウがよく訪れている。気をつけないと、

この花ではアズチグモがよく待ち伏せをしている。

キチョウIMG_5009.jpg
先日、お日様を画面に入れて撮ったナガコガネグモのメスの、すぐ隣に

オスが陣取っていた。脚を一本失っている。
並んだ雌雄。 オスと比較するとメス(左)にしては小さい。
メスはまだ亜成体だろうか。
ナガコガネグモ雌雄15A_0013.jpg
昨日の記事で、「二本松」が切り倒された時期の記憶が間違っていた。

切り倒されたのは私が高校を卒業した年の、12月17日(1977年)。

当時、私は18歳。松ぼっくりのスケッチを探したら、ファイルにとってあった。

紙は黄ばんでいたが、ムリも無い。37年前のスケッチだ。

せっかちな性分にしては辛抱強く描いたと思う。早くカメラが欲しい、と念じていた

当時が懐かしい。

松山の実家のすぐ傍、

いつも観察に訪れるエノキ大木は、3本並んでいる。

もともと、その場所にはクロマツの大木2本が植わっていたが、

松枯れとなって倒木の危険性がある、ということで私が高校2年のときだったか、

( 訂正:当時18歳、高校を卒業した年の12月でした。 )

切り倒された。重信川河川敷に沿って並んだ二本松は、どこからもよく見えて、

実家に戻るときは「二本松まで」と言えばタクシーの運転手にも通じたのである。

大勢がロープを引き、巨木のクロマツがいよいよ倒れるという瞬間に

立ち会った私は、妙に悔しく悲しかった。それまでは、目印としての存在くらい

にしか思っていなかったクロマツだが、幼少の頃から見慣れていた風景である。

残念な気持ちが急に湧いてきて、しかも伐採作業に馳せ参じた団体の方々が

嬉しそうに楽しそうに作業する姿が、恨めしかった。

当時、地面に落ちていた松ぼっくりを持ち帰って、わざわざ鉛筆でスケッチした

ことを、今日になって想い出した。あのときは、けっこう感傷的になって、

やるせない気持ちで一杯になったのだと思う。

伐採されたあと、とくに何を植えていたわけでもなく、神社の石碑が

二つ並んだ草地になっていたが、10数年経たのち、実生から育ったエノキが

大きく枝を広げるまでになり、今日に至っている。

ここにはセンダンの大木も二本、あって、狭い土地ながら毎年、クマゼミが

数多く羽化している。アブラゼミは劣勢で少なく、300メートル北にある

神社境内では、逆にアブラゼミがもの凄い密度で発生しており、そちらでは

クマゼミは滅多に姿を見ない。

伐採されたクロマツのことを思い出したりしていたが、目線のすぐ先で、

ジョロウグモのメスが脱皮を始めているのに気付き、我に返った。

ジョロウグモ脱皮IMG_5232.jpg
あいにくと風が吹き続けていて、振り子のごとく揺れていた。

写真撮影にはシンドイ状況だった。しかし、刻々と脱皮は進行する。

メスの脱皮の間、画面の上で見えないが、オスがじっと見つめていた。

ジョロウグモ脱皮IMG_5276.jpg
完全に体が抜けきるまで、ずいぶん長く感じたが、実際にはわずか8分程度だった。

したがって、クモ類の脱皮を偶然に撮影できるチャンスはそう多くない。

個体数がきわめて多いササグモなどは脱皮に立ち会える機会もよくあるけれど。


今日の写真は、昨日、愛媛県、松山市で撮影したもの。


さて、WiMAX接続が使えるノートPCは、私の場合、VAIOだが、

松山に持って出たのは、MacBook Air。軽くて薄くて、持ち歩くなら

MacBook Airがいいやと、軽い気持ちでいたのだが、

MacBook AirにはVAIOに内蔵されたWiMAX接続ユーティリティというものが

無いことにハタと気付いた。

太陽

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この記事は、今日2回目の更新です。

霧がはれてから、久しぶりに青空が広がった。

せっかくだからお日様を画面に取り込んだ写真を撮りたくなった。

ナガコガネグモIMG_8741.jpg
犬小屋のすぐ傍に網巣を張った、ナガコガネグモの♀。

足場の条件が悪くて、大きな円網にはならないようだが、もう数日前からずっと

ここで頑張っている。と、思える。

花壇で獲物を待ち伏せするのは、ハラビロカマキリの♀。

ハラビロカマキリIMG_8766.jpg
小さなハチやハエ類をときどき捕まえて、美味しそうに食べていた。

このところやたらと数が増えた、ホソヘリカメムシ。

ホソヘリカメムシIMG_8757.jpg
カメムシの中でもよく飛翔し、飛ぶ姿はハチのようでもある。

腕や手に止まって、汗を吸うこともよくある。その写真も撮ろうか思ったが、

すでにポジ写真のストックがあるので止めた。

まだ撮れていない、様々なシーンに力を注ぎたいものだ。

イヌビワの葉裏には、トリノフンダマシの♀成体がいた。

トリノフンダマシIMG_8845.jpg



霧の朝を迎えた。

玄関出たらすぐのボケの木に、スズミグモの網巣がある。

霧のおかげで白く染まってよく目立つ。

ドーム型の裾回りは、直径20センチ程度とまだ小さい。

スズミグモの網巣IMG_4810.jpg
ドームの天頂にスズミグモが仰向けになって構えている。 まだ幼体である。

成体になれば、ドームの径も高さも、もっと大きくなる。

スズミグモ♂IMG_4817.jpg
スズミグモは関東以南の暖地に生息するクモだが、清瀬に住んでいた頃には

一度も見たことがなかった、と思う。 宮崎では普通に見られるクモだが、

ジョロウグモなどに比べたら、ずっと少ない。

ラデンキンカメムシの撮影で訪れた、

奄美大島ではスズミグモの数は半端でなく多かった。生息密度がきわめて高い。

スズミグモは、南に下るほど勢力が増すようだ。

 さて、昨日、来週予定している観察会の下見をしてきた。奇麗に手入れされた

クヌギ林で、林の手前は畑の間の小道をしばらく歩く。

小道を車まで戻る途中、往路では気付かなかった、カナムグラの群落に目が止まった。

カナムグラIMG_4795.jpg
地面から高さ2メートル、横幅6〜7メートルの大きな群落だった。

べた〜っと、平面に伏して広がる群落もよく見かけるが、塀のごとく立ちはだかる

カナムグラ(金葎)には、整然とした美しさを感じる。

もみじ型の葉が、互いに譲り合うかのように、しかしそれぞれが懸命に少しでも

多くの太陽光を受けようと、身を乗り出しているような様に、カナムグラの

声が聞こえてくるような気さえする。

タテハチョウ科のキタテハの食草ということで、カナムグラの名前は

高校1年生のときに憶えた。キタテハの食草外産卵という行動を観察したのは

そのころから少し後だった。カナムグラの雌花の穂は、ホップに少し似ているが、

同属で本州中部〜北海道に分布するカラハナソウが、ホップそっくりだ。

カラハナソウの果穂には特有の香りがあるそうだが、ホップの代用にはならないの

だろうか?というか、その香りは一度、嗅いでみたいものだ。どんな香りだろう。

花期は今頃のようだ。北海道に行ってみたくなった。