ハチの最近のブログ記事


4年前の今日。

キイロスズメバチ女王がいた。

キイロスズメバチ3Z5A4413.JPGミヤマカミキリ幼虫がクヌギに穿ったトンネル。そこに身を潜めていたらしい。

今日は朝から冷たい西風が吹き荒れ続けた。
ほぼ一日中、写真データの蔵出し作業に没頭した。ずいぶんと肩がこった。

カメラを触ることなく一日が終わるというのも珍しい。
自動撮影カメラのチェックだけはしておいたけど。

おお! スズメバチ

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三股町 田上

ここ2年続けて、うちの林ではオオスズメバチがパッタリと姿を消した。春先、女王バチが通り過ぎることはあったが、夏になってもいっこうに姿を現さず、近所の林でも皆無だった。

しかし、今夏はクヌギの樹液にやって来るようになった。


オオスズメバチ_Z5A6695.JPG上の写真は点粒に写ったものを、かなりトリミングしている。

毎年ハチ採りをしているHさんも、去年は収穫ゼロだったそうだ。

数日前から、うちのクヌギに砂糖水を入れたペットボトルを下げている。
絶え間なくオオスズメバチが通い始めたので、いよいよ明日には、マーキングをすることになった。

ジョロウグモ.JPGジョロウグモもやたらと多い。巣網の密度が半端ではない。

ヒメクダマキモドキ♀を捕らえたメスグモは、一番でっかい個体だ。



泥巣、完成

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三股町 田上 

午前7時半、スズバチは交尾態勢のまま泥巣で一夜を明かしたあと、私の姿に動じて飛び去って行った。しかし、しばらくすると、メスだけが舞い戻ってきた。

今日は泥巣の補強工事を丹念にしているところは観察できたが、いつの間にか第5番目の巣室にもイモムシを搬入し終えていた。ときおり雨や風もあったが、その間隙を縫って作業を進めたようだ。
気付いたときにはもう、入り口が封印されていた。


スズバチ完成巣IMG_4939.JPGスズバチ泥巣の完成である。 巣は5室からなる。つまり5頭の幼虫のゆりかご、というわけだ。

午後7時。玄関の戸締まりをする前に覗いてみれば、メス親が泥巣に留まっていた。

泥巣が完成したからと言って、安心はできない。ここに、寄生バチがやって来ることもあるからだ。
寄生バチは産卵管を突き立て、厚塗りされた泥壁を貫通させて中の室に卵を産む。
まだまだ目が離せないのである。

昨日、大淀川学習館で撮影した、ナガサキアゲハの♂。

ゴマダラチョウ産卵_Z5A6443.JPG



宮崎市 大淀川学習館

台風の進路が気になっていたが、どうやら九州から離れて北上していること、
気温も高めなので、予報では曇り時々雨だったが、宮崎市内の大淀川学習館に出掛けた。

宮崎市内に入ると急に晴れ間が出て来て、夏日となった。これなら条件もいい。
さっそく撮影の仕事に取り掛かったが、なかなか思い通りには進まなかった。

こういう時、狙いとは別の虫の動きで少しは気持ちが癒される。

エノキの幹で産卵を始めたゴマダラチョウ。一個だけ産んだ。ちょうど目線の高さだ。


ゴマダラチョウ産卵_Z5A6397.JPG
ゴマダラチョウ産卵_Z5A6401.JPG何も成果が無いよりまし、とも言えるが
一番大事な目的が果たせないのでは、困る。癒される、なんて呑気なことを言っててはダメなのである。

ともかく、次にはどういう手段を講じるか、色々と考えてみる。終わったことをくよくよ悔やんでも仕方が無い。気持ちを切り替える。

今日は家を空けていたので、玄関のスズバチ泥巣の観察ができなかった。
午後4時半、家に戻ってみれば、4番目の巣室の口は閉ざされており、第5番目の泥巣が完成していた。
おそらく今日になってイモムシの搬入の続きを行なったのだろう。これまで1時間〜2時間内で完了できていたイモムシ搬入作業が、一旦中断して二日間に渡ってしまったのは、天候不良のせいだろうと思う。

で、午後6時半。とっぷりと日が暮れたので、門灯を点けた。

まさかこの時間帯にスズバチが来ている事は無いよね、と、それでもしつこい性格の私は、泥巣を覗いてみた。

すると、なんと!    いたのであった。 

それも、カップルで!!

交尾中だった。

「なんで!?」 正直 そう思う以外、何も思いつかない。
私が無知故に、そう思うしか無いないのだろうが。

午後9時現在、まだ濡れ場は継続中。

嫁さんに、しなくてもいいのに、わざわざ事の報告をしたらば、

嫁さん曰く、「だって夜なんだから、当たり前じゃない」


こだわり

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三股町 田上

三脚を載せていた酒箱を片付ていたら、
スズバチとは別のトックリバチ類の泥巣が一個、ついていた。

トックリバチ泥巣PA030002.jpgずっとこの泥巣に気付かないまま座ったり、乗っかったりしていたわけだ。

取り外して見れば、横っ腹にでかい穴が空いていた。

トックリバチPA030008.jpg壷の中には繭壁と糞しか残っていなかった。これは無事にハチが羽化できたのか、それとも寄生されていたのか?

たしかトックリバチが羽化するときは、襟首のつまり天井に穴が開くのではなかったか?

どうも記憶が曖昧になった。

玄関壁のスズバチは今朝も、小雨のなか第4番目の壷部屋にイモムシを搬入していたようだ。
目撃はしていないが、正午前に覗いてみると、イモムシのお尻が入り口から少しはみ出ていたから、搬入作業が行われたのは間違いない。

しかし、夕方になっても泥蓋で封印されないままだった。さすがに雨の中での狩りがうまく続けられなかったのだろうか?あるいは、乾いた土を採取できなかったためだろうか?

トックリバチ類は、乾いた砂や土に水を掃き出して、泥玉を拵える。その流儀にはこだわりがあるのであって、決して既存の泥土を掬ったりはしないそうだ。
雨で地面は濡れている。水は豊富にあるが、乾いた土はそうはいかない。


スズバチの今日

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三股町 田上  

腹をくくった、と昨日は決心したものの、スズバチの様子が気になって仕方が無い。
そこで、カメラを据え置きにしてリモコン操作することにした。
これなら、体はある程度自由になる。

カメラ位置が高いので、三脚を台に載せた。例の酒箱と捨てる予定のカメラケース。
捨てるつもりだったが、こんな使い途もあったか。

スズバチ三脚台PA020029.jpg折り畳み椅子に座って、少し離れた場所から泥巣を監視することにした。
視界も広くなって帰巣するスズバチの様子も見易い。
手元には原稿と絵コンテを携えて、さすがに今日は原稿にしっかり目を通す作業を行った。

昨日は書かなかったが、スズバチはイモムシを搬入する前、まずは泥巣に上塗り作業を施す。
巣の補強工事というわけだ。今朝も午前9時前には泥玉を抱えて、補強工事を始めた。

補強工事を終えてプイッと飛び去った。
さあ、ここから目が離せない時間帯となる。

午前10時05分、一回目のイモムシ搬入。原稿から目を上げた瞬間だった。
「きわどいタイミングだったなあ〜」
昨日より1時間半ほど出だしが早い。ハチの動きを見ながら、リモコンのスイッチを押す。
今日のレンズはEF-s10-18ミリ広角ズームレンズだ。結構寄れるのがいい。

一回目から20分、10分間隔で12時38分までの間に、7頭のフトスジエダシャク幼虫を
泥巣壷に押し込んだ。昨日の3頭の倍以上の数だ。
よく見ると今日運び込まれた幼虫の一部は、若干小さいものも混じっていた。
しかし壷の容積も幾分か大きいようにも感じる。
事前に多めのイモムシを運び込むという、計算済みではなかっただろうか?という気もした。

スズバチの習性を考えながら、原稿の手直し。ちょっとこれは中途半端になるから、
スズバチのことはまた後でじっくり再考しよう。想像だけの範囲だが面白くて興味が尽きない。

7頭のフトスジエダシャク幼虫を搬入したあと、泥で入り口を封印し、すぐに4番目の泥巣部屋作りを終えた。

 明日は何頭のイモムシを狩ってくるだろうか?
スズバチ4部屋目IMG_4865.JPG



陶芸家の技とは?

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三股町 田上

玄関の門灯横に、スズバチが泥巣を作り始めた。

スズバチ.JPG数日前に気付いたときは、作りかけて放棄したのかと勘違いしたが、昨日になってトックリ型の泥巣が一個完成し、今朝には襟の部分が排除され、泥で封印されていた。

そして今朝のこと、第一泥巣部屋の上部に、第二泥巣の建造が始まっていた。

スズバチIMG_4043.JPGスズバチの泥巣作りはこれまでにも撮影したことがあるが、それは完成間近の段階で、トックリ型の個室の建造はまだしっかりとした観察もできていない。以前にチャンスもあったのだが、途中で放棄してしまったのだ。

入り口の襟の部分の製作工程などは特にじっくり見ておきたいし、もちろん撮影したい。

じつは今日明日中に片付けるデスクワークがあったのだが、スズバチの泥巣作り撮影のチャンスを逃すわけにもいかない。予定を急遽変更して、カメラを携え玄関に陣取ることにした。

スズバチの場合、まずは水場に行き吸水を行う。次に土の採取場所へ移動し、水を吐き戻して泥玉粘土を拵える。これを大事そうに抱えて、営巣場所に正確に戻って来る。一旦この作業が始まると、このテンポは結構早く進む。うっかり目を離していると、肝心な工程を見落としてしまうので、気が抜けない。

巣に近寄ると最初は警戒して、こちらに向かってきたりするが、決して刺したりしないし、じっとしているとすぐに馴れて、作業を再開し、作業に熱中するとどんなに近寄っても平気となる。巣造りしているハチの体に指先で触れても全然平気だった。

大アゴと前脚のふ節を使って、泥玉を薄い壁に仕上げていく様は、陶芸家の技を凌ぐのでは、と思えるほど見事だ。

襟の仕上げを終えた後、産卵をして(産卵も初めて撮影できた)、どこかへ去って行った。
4ミリ径の入り口から、泥壷内部の天井から短い糸でぶら下がった卵が一個見える。
作業の続きは、明日に持ち越しとなった。

このあとの作業は、幼虫の餌となるイモムシの搬入である。そのためには、イモムシの狩りが必要で
スズバチはセンダンにつく、フトスジエダシャクを専門に狩るようだ。
泥巣一部屋に、3〜8頭を貯蔵するらしい(岩田久仁雄「自然観察者の手記」より)。

明日もこの泥巣から目が離せなくなった。



クスサン卵の運命

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三股町文化会館の街路樹、モミジバフウの幹には、

クスサンの卵塊が少しづつ増えている。

出足が少し遅いような気もしているが、その卵を見ていると、

小さな寄生バチがウロチョロしていることに気付いた。

寄生バチ_MG_9312.JPG
腰を左右に降りながら、しきりと産卵していた。よ〜く見ると、細い産卵管が

クスサンの卵に突き立てられている。一個の卵でかなりの時間費やして産卵ポーズ

をとっていたから、おそらく産卵には成功しているのであろう。

寄生バチはヤママユの卵に寄生するシロオビタマゴバチにそっくりだ。

シロオビタマゴバチだと、クスサン一個の卵で育つのは一匹だけである。



樹液レストラン

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昨日、ノコギリクワガタがいたクヌギ林。

樹液が出ていて、ヒメジャノメ、クロヒカゲ、クロコノマチョウ、

フクラスズメ、そして、ノコギリクワガタ、がときどきやって来る。

ノコギリクワガタはペアになっていた。

そこへ、おもむろに飛来したのが、ヒメスズメバチ、だった。

ヒメスズメバチ_01A2054.JPG
じつに久しぶりにスズメバチの姿を見た。

フクラスズメやノコギリクワガタのペアに体当たりして、追い散らそうとする。

フクラスズメは少し退いたが、クワガタは動じない。

どこかイライラしたヒメスズメバチは、じっくり樹液を吸うこともなく、

サッさと飛び去って行った。

台風が来週あたり接近しそうだ。それもあって、すぐ傍の田んぼでは稲刈り作業が

急ピッチで行われている。天候が崩れる前に、私も草刈り作業を行った。

今日は池の横と南斜面の道路沿いである。ずっとさぼっていたから、草丈が背を

超すところもあった。

2時間半ほど作業をやったら、汗びっしょりでけっこう疲れた。

マダニが多いので家に戻ると脱いだ服は殺虫剤で消毒し、すぐにシャワーを浴びた。

イノシシが頻繁に出没していることもあって、マダニには神経を使う。

(お知らせ)
明後日、4日土曜日午後0時40分〜、NHK宮崎のTV番組「夢追い人」に私が出演。

11日、18日、25日も同じ時間帯で放映されます。








北九州地方は晴れていたようだが、南九州とくに宮崎の太平洋側は

朝から雨だった。本降りではないが、外での撮影はしばしば中断。

今夏はとにかく、雨が多い。台風の数が少ないのを補うかのようだ。

霧雨程度の寸暇を利用しては、仕事部屋のすぐ外の草むらで観察続行。

ススキの薮中でクサヒバリがしきりと鳴いていたので、姿を探していたら

アカハネナガウンカの交尾カップルがいた。

しかも、カップルの脇で別の♂が求愛するような仕草をしていた。

そのシーンは撮り逃したが、交尾カップルは交尾したままジャンプ飛翔移動

できることがわかった。けっこう、身軽に移動する。

おそらく♂は♀にしがみついているだけだろう。

あかはねながうんか_01A1775.JPG
こうなると、次の段階、産卵、そして卵を見てみたいものだが、では越冬ステージは

何だろうか?

毎年、刈り残している萱場に以前はカヤネズミの巣も見られたが、

ここ数年、営巣が確認できていない。

コガネグモの小さな幼体や、ヒラタグンバイウンカ、など、ススキだけでも

様々な顔ぶれを観察できる。

目線の位置で休憩していた、ハナバチ類の一種。

こはなばち_01A1717.JPG
さかんに身繕いしたあと、弾けるように空へと消えていった。