田舎暮らしの最近のブログ記事


庭の虫たち

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タテハモドキの夏型を、庭で撮影するのは初めてかと思う。
樹液701A1113.JPG秋から冬、早春にかけて多い秋型は撮影頻度が高いのに比べて、夏型は年により発生のムラが大きいようだ。

朝陽を浴びてウォーミングアップ中の、アゲハ夏型のメス。
樹液701A1127.JPGこのメスのすぐ右隣にもメスがいた。

数日前から匂っていたのだが、それは家庭菜園の収穫されなかったミニトマトの腐臭だろうと、思い込んでいた。実際、ミニトマトは収穫が追いつかず、地面に落ちて腐ってしまうことが多く、そこにはヒメジャノメが集まることもよくある。

しかし、今朝のこと、ミニトマトの株は嫁さんが綺麗に片付けていたことに気付いた。
「あれ?なら、なんだ?」

ふとクヌギの幹に目線を移すと、そこに樹液が。樹肌に溶け込んでわかりづらいが、シロテンハナムグリが来ていた。なるほど、樹液がアルコール発酵した臭いだったのだ。
樹液701A1202.JPGしばらくして、ルリタテハがやって来た。
樹液701A1205.JPG
おそらく同じ個体だと思うが、時間をおいてときどき舞い戻って来ていた。人の姿には敏感で、少し離れたところを歩いただけでも、飛び去ってしまう。

樹液701A1188.JPGツノは短くても、立派なオス。

玄関前では、、チュウガタシロカネグモの水平円網が朝陽を浴びて輝いていた。

樹液701A1152.JPG
樹液701A1142.JPG

ブログを書いているときに流している曲は、
このところ、エンゲルベルト・フンパーディンクの
「リリース・ミー」や「ラスト・ワルツ」「太陽は燃えている」など。
中学生の頃、ラジオでよく聴いていた懐かしい歌。


散髪

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台風5号の影響で枝が折れたところは、大方がコウモリガ幼虫の穿孔が原因になっている。
葉っぱが枯死して茶色になり、だらしなく垂れた枝を剪定した。

とくに西側にあるクヌギ。剪定前。

クヌギP8140002.jpg萌芽した枝が複雑に絡み合っているのも、見ているだけでも息苦しい。

梯子に登って高枝ノコギリで剪定作業を行った。

クヌギP8140005.jpgずいぶんと風通しが良くなった。


昨夏の台風で傾いてしまった、ゴミ集積場。

そのゴミ集積場をようやく、別の場所に移設することになった。

P3260012.JPG
溶接部分をグラインダーで切断したり、新設場所を整地したりと、午前8時から始めて、ほぼ1時間で完了できた。作業メンバーは同じ地区の8名。リフト車の免許を持っている方もいて大助かり。

私は力作業の合間に、記録写真係りを担当。

この作業が一段落してのち、「田上俵踊り伝統芸能保存会」の会計監査の仕事も。
「会計をしませんか」との声掛けには申し訳ないが、拒否した。
高齢化、若手の地区離れ無関心など、保存会の存続も今後はさらに厳しくなってきそうだ。


ようやく庭のアセビも花数が増えてきた。
待ってました!とばかりにビロードツリアブが空中を舞っていた。


ブイ〜ン、ブイ〜ン、ブブブブ!
ビロードツリアブIMG_7591.JPGフキノトウはいつの間にか、背丈が30センチ近くまで伸びていた。
フキIMG_7523.JPGフキの花にはキタテハやハナアブ、そしてニホンミツバチが来ていた。

ニホンミツバチIMG_7669.JPG外は照りつける陽射しで肌がジリジリと暑いくらいだが、とくに午前中の仕事部屋は寒い。これではなかなか仕事が捗らない、と言い訳をしておこう。アブラナIMG_7554.JPG今取り組んでいる絵本の難しい山場の頁に入っており、もっとも集中力が必要なだけに、外の陽気が悩ましい。

こちらは、セイヨウミツバチ。
セイヨウミツバチIMG_7675.JPG


春間近

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三股町 田上

昨夜、庭に飛来したトビモンオオエダシャク。

トビモンオオエダシャクIMG_7363.JPG赤紫色が濃い個体だ。 本種が現れると、もう春はすぐそこ。

午後から山仕事を少し片付けておいた。少しとは言っても気付いてみれば、3時間。
先日、やりかけたコナラ倒木の解体作業。根元近くの幹回りは大きく、重いこともあってチェンソーでの切断も結構時間を要した。切断した枝や幹を分別して、観察路沿いに積んだり並べておいた。
コナラ_Z5A8837.JPG伐採して3ヶ月経ているが、ほぼ生木に近い。大きいものでは30キロを超える。5メートルほどの移動だが、全部運び終えるのに時間が掛かった。
一列に並べて裏表両サイドから目が届くようにした。
今夏は、タマムシも産卵に来るだろう。




山仕事

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昨年の暮れ、コナラの大木2本をお隣の地主の方が伐採した。一本はうちとお隣との境界線上にあったので、私と協議の上、切ることにした。まだ2本、境界線上にあるがこれも近いうちに伐採する。
大きくなり過ぎたのである。そこで萌芽更新をすることにしたわけだ。

今日は撮影の仕事を終えたあと、カメラをチェンソーに持ち替えて、倒木の解体作業をした。

コナラ倒木IMG_6423.JPG
根元回りは一抱え以上もある大木だ。頂部の枝からしだいに根元へと向かって切断していった。
枝数は多く、切ったはいいがそれらを片付ける作業は途中まで。幹の切断も半分程度でギブアップした。

コナラ倒木IMG_6419.JPG
根元近くから分岐して2本の幹が伸びているので、作業量も倍になる。
チェンソーの扱いにはかなり慣れたが、樹木の重量バランスも見極めながら神経を張りつめ、慎重に作業をした。2回給油しての作業量だと、チェンソーの刃も切れが悪くなる。
作業後はチェンソーを解体掃除し、刃の目研ぎまでしておく。

ここ2年ほど、山仕事の時間がかなり減っている。色々、理由はあるがそのせいか、同じ作業量でも疲れを余計に感じる。スポーツと同じで、山仕事も日々、やり続けていないと体がなまってしまう。一番、体に悪いのがパソコンに向かってずっと部屋に籠っている作業だ。とは言っても本作りが私の仕事。そこで一日のうち、1時間程度は山仕事を入れるように心掛けたいが、いつもそううまくはいかない。

ま、当分の間はコナラ倒木の片付け作業がたっぷり残っているので、これをコツコツできるときにやるつもりだ。
しかし、今日はかなりくたびれた。疲れすぎると食欲があまり湧かない。

昨日は昨日で、穴掘り作業を4時間ほどやった。
これもとんでもなく疲れた。このあと撮影して、さらにデータをバックアップしたら、そこでギブアップ。

穴掘り_Z5A7790.JPG飼い犬のチョロが、犬小屋の前の地面に大穴を掘って、あたり一面土だらけにしていたので、「なにやってんだ!あんたは!」と恐い顔して怒ってみせたが、ふと我が身を振り返れば、私のほうが山のあちこちをボコボコに掘り返していたのだった。

チョロは私の掘削作業に影響されたかもしれず、叱った自分を反省した。
犬は飼い主をよく見ている。






忘れ物

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午前中のこと、撮影現場でカメラが無いことに気付いた。広角レンズを付けたカメラで撮影していて、次にマクロレンズをとカメラバックに手を伸ばせば、もう一台あるはずのカメラが無かった。
あれ?どこに置き忘れたかな。

ま、それはともかく、ヤマザクラの丸太をくり抜いたニホンミツバチの巣箱を初めて見た。

ニホンミツバチ巣箱IMG_6618.JPG壁の厚さはどの程度かわからないが、これをくり抜く作業は大変な労力が要ったはずだ。それでも敢えて丸太巣箱にこだわった方の気持ちが伝わって来るような気がした。
ま、屋根はほとんど意味ないけど、これも楽しんでいる気持ちの現れだね。

昼食をはさんで出直し、今度はマクロレンズともう一台のカメラも引っさげて近くの森へ。森と言っても猫の額ほどの自然林。

ツバキの葉裏にいたヒゲナガサシガメ幼虫を撮影する段になって、ストロボ用アームを忘れたことに気付き、枝の又を利用して急場を凌いだ。つくづくケーブル式2灯ストロボは使いにくいと思う場面

ニホンミツバチIMG_6649.JPGこの態勢で撮った写真の一枚がこちら。
ニホンミツバチIMG_1996.JPG頭部と胸部をクローズアップしてみたが、葉っぱにちょうど抜け穴があった。ここから逆光を入れてみた。

ヒゲナガサシガメ幼虫は葉っぱの裏に隠れているので、左手で葉をめくって固定し、右手でカメラ保持。となると逆光の発光部は、第三の手が必要になるわけで、本来なら三脚を使うべきところ。アームがあればもっと完璧。

庭続きのようなフィールドで仕事をすることが多く、携行すべき機材を手抜きすることがありがち。これが田舎暮らしにおける気の緩みでもある。
「いつでも撮れるや」という、心の油断を、心のゆとりと勘違いしてはいけない。のです。

林床の朽ち木にあった、ホコリタケの一種。 直径4センチほど。

ニホンミツバチIMG_2020.JPGちょっと、遊んでみた。 プッシュン〜!
ニホンミツバチIMG_6667.JPG


野焼き

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三股町 田上

田畑の畦で野焼きが一斉に行われた。
野焼き701A8039.JPG
野焼きIMG_1240.JPG
コガネグモの幼体が家の外壁のあちこちで越冬している。写真の個体は♂。
コガネグモ幼体♂IMG_1772.JPG
サクラの幹にいたのはおそらくメスかと思う。上の個体より一回り小さい。
コガネグモ類幼体IMG_1756.JPG


干し虫

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三股町 田上

昨夜開催した「おねっこ祭り」会場の後片付けに集まったのは、保存会の会員わずか4名。
頭数が揃わないのは判っていたから、半日、仕事を休んで参加した。
通常、10〜12名で行う作業を4名でやったので、ずいぶん時間と労力が要った。

まあしかし、シンドイ思いをして作業をしていると、祭り行事に必要な物資と、その物資の調達場所など、これまで人任せにしていた情報を憶える機会にもなった。こうした細かい情報を会員の皆が共有しているといいのだが、と改めて思った。毎年の事とは言え、1年経つとすっかり忘れることも多いので、物資リストや会場設営のやり方などを、文書や画像で保存すべきだろう。
今週の土曜日には保存会の反省会(飲み方)があるのだが、生憎、私は参加できない。

中断していた無人撮影の準備を急いで行った。点検していると、20年も前のセンサー数台はちゃんと起動してくれたが、一台だけケーブルの接触不良などが新たに判明し、その修理などで手間取ってしまった。

カラムシ立ち枯れの、はやにえ「トノサマバッタ」はすっかり干涸びてしまった。

はやにえIMG_1698.JPGこれは貯食用にもならないだろう。腹は満たされていても、できるときに狩りは楽しみたいし、自分のなわばり宣言もしておきたい、そんなところだろうか?



雨のち晴れ

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三股町 田上

昨夜からの雨は、正午前には止んだ。

霧島山8日IMG_1583.JPG陽射しが眩しく、気温もずいぶんと上がった。冬とは思えない暖かさだ。

機材の工作をしていたら、あっという間に夕暮れとなった。

霧島山8日IMG_1598.JPG無人撮影用のカメラは、3台を組むことにして、今日は2台が出来上がった。
Canon2台、OLYMPUS1台。

今回の工作では手元にある資材を活かして、一切経費を使わないようにしている。
したがって、ホームセンターへ買い出しに出掛ける手間も一切無いので作業効率が良い。
眠っていた機材が、ここぞとばかり活躍してくれる。