観察の最近のブログ記事


蛹のそっくりさん

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うちの敷地内に生えているイヌビワはせいぜい4株ほど。

そのイヌビワに、ときおりイシガケチョウが産卵していく。

イシガケチョウの終令幼虫を見たのは10日以上も前だったので、

どこかで蛹が見つかるころだろうと思っていた。

イヌビワから目線を外して歩きかけたとき、ふと視界の隅に蛹のシルエットが見えた。

040.jpgなんだ、こんなところで蛹化したのかとしゃがみ込んでみれば、これが蛹のそっくりさん。

いや、よく見れば全然違うのだが、目線が高い位置からだと、一瞬、蛹そっくりに見えた。

イシガケチョウの蛹はどう見ても、しぼんだ枯葉そのものだが、

その蛹をよく知っている者は、逆に枯葉に騙されてしまうわけだ。


明日より、しばらくブログ更新を休みます。



毎年、秋が近づくと田んぼの周囲に網が張り巡らされる。

とくに谷津田の奥の山に近い田んぼが、イノシシにやられる。

今朝も農家の方が家族総出で網の設置作業を行っていた。

猛暑の中、たいへんな労力を要するだろうと思う。

IMG_0211.jpg牛の肥育用トウモロコシもやられる。近い場所で被害が出た、ということでうちのすぐ下の

畑でも網を巡らしていた。

IMG_0195.jpg竹ざおの先にビニール縄の輪がぶら下げてある。これが網の外側にずらりと並ぶ。

一見、くくり罠のように見えるが、そうではない。

このビニール縄のわっかに触れるのを、イノシシは嫌がるそうである。

もっとも実際に効果を発揮するのかどうかは、仕掛けたご本人もよく知らないそうだ。

しかし、できる対策はあれこれ試してみたい、という気持ちはわかる。

イノシシ撃退対策として聞いた話には、他にもいろいろ面白いものがあって、

その根拠は今ひとつ明解ではないものの、こういう情報はあちこちへと広まるようだ。

埼玉県の越生で伺った話では、車などに積んでいるバッテリーを並べておくとイノシシが

これを嫌がるということだった。それで効果があったとも言う。

バッテリーの臭いが効く!という説明だったが、ではバッテリーのどの成分なのかは、

はっきりしない。臭いだと言うなら、バッテリーでなくても、その臭い成分を直接使えば

いいような気もするが、よくわからないこそバッテリーを並べるわけだ。


今朝は嫁さんが大きな声で騒ぐので駆けつけてみれば、イヌザンショウの脇に

カラスアゲハのオスが休んでいた。

IMG_0193.jpg「オーイ!でっかいチョウがいるよ~!!」

撮影しながら小5の女の子を呼ぶ。

網を持って走ってきたものの、

「おじちゃん、採って!ボクがやると失敗しそお~」

「オイオイ、またおじちゃんかい、、、、自分で、、、」

言っているうちにカラスアゲハは飛び立ってしまった。

私は網を受け取って追いかけ、間一髪のところで捕獲した。

虫追いかけて走るなんぞ、滅多にないことだゾ。

IMG_0230.jpgうちの林の縁では、大きなメスが休んでいた。

また呼ぶべきかどうか迷ったが、家まで距離があって声は届かないので止めておいた。

しかし、今日は撮影で外を出歩いている時間はあまりない。

写真を整理して、東京へ送る準備をしなければならない。

( 写真: EOS-7D シグマ20ミリ )



キャノンのカメラはもう型が古くなったので更新どきとみて、EOS-7Dを使うことにした。

カメラは10万以上するものは買わないと書いたが、EOS-7Dは最安値で11万ちょっと。

予算オーバーだがギリギリ許容範囲内と考えた。5Dマーク2などは論外。

ファインダー視野率100パーセント、というのもいい。

内臓ストロボはマニュアル発光で調光できるが、メニューを開かないとできない。

この辺りはオリンパスカメラの方が操作性がはるかに良い。

ただし、EOS-7Dでは1/3段での細かい調光が可能。オリンパスは2段階でしかできない。

E-TTL発光も露出が正確であまり大きくハズさない。オートでも広い範囲で使える。

オリンパスとキャノンを足して2で割ったようなカメラが無いものか、と感じる。

EOS-7Dの細かいところでは、バッテリーを6個までカメラに登録でき、

バッテリーの使用暦など管理チェックできるシステムは便利だ。

バッテリーにはそれぞれシリアルナンバーがあるから、どの程度使い込んだのか、

そろそろ替え時なのかどうかのチェックも個別にできる。







目撃者

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午前7時少し前のことだ。

寝室のカーテンを開ける。するとガラス窓の向こうに人影が見えた。男性である。

距離は40メートル位先なので顔つきまでは判別できないが、年齢は50後半~60前半

と思える。

道路沿いにタラノキが植えられてある。男は高枝バサミで次々とタラノメを切り落としていく。

少々焦っているようだ。

P40400141.jpg毎年、タラノメが採れるころに地主の方がテープを張り巡らせる。

銀色に輝くテープは、注意勧告を意味していることは誰の目にも明らか。

立ち入るベカラズ。タラノメを採るベカラズ。暗にそう書いてあるようなものだ。

高枝バサミを操る男性もその勧告を充分に意識しているのだろう。

辺りを気にしている。一台の車がやってくると、すかさず道路の反対側の窪みに身を伏せた。

なかなか反応が素早い。

車が通り去ると、タラノメを抱えるようにしてテープを跨ぎ、猛烈に走り出した。

ハハア~ン!?車の置き場所にも用心したナ。通りから死角になった細道の

奥に男の車は止めてあった。

わが家の寝室の窓はタラノキのある場所からはどう見えているのだろう?

気になって出向いてみた。逆方向から見ると寝室の窓は白く反射し室内に人がいても

特にじっとしてれば全くわからない。男が私という目撃者があったことには気付きようも無か

ったろう。

タラノキを仔細に眺めていると、モズのはやにえがあった。ガの一種だ。

P40400122.jpg冬のあいだこのするどい棘に注目していたのだが、はやにえは一つも見つからなかった。

ガは春先に活動するキリガ類だろうか?先日、アブラナの花でも吸蜜していた。

ふと見れば先ほど男が使っていた高枝バサミがころがっている。

P40400103.jpgおや?いくら焦っていてもまさか、さっきの男が忘れていったものではあるまい。

この高枝バサミは地主のKさんが置いたものではないだろうか?

いやそうだとすれば、これは「どうぞ、どうぞ、タラノメをお採りください。」

と言っているようなものだ。

Kさんが置き忘れたのかもしれないが、ここを通り掛かった男は高枝バサミがあるのを見て、

「これはチャンス!」と飛びついたのも当然の成り行きであったのかもしれない。


宮崎に移住して3年目の春を迎えた。

これまでの3年間にいろいろな出来事があったが、盗難、不審人物、不法投棄といった

ことに関わる事例も多い。これは全国どこでも似たようなことだろうと思うが、

わが家の周辺はのどかな田舎風景であり、人の出入りは都会や町に比べればはるかに

少ない。だが一見誰も来ないような場所にも、常に誰かの視線が注がれていることがよく

わかる。人の目が少ないからこそ、むしろ不法投棄も平気な輩が後を絶たない。

先月だったか、うちのすぐ近くにある農家の方の納屋から耕運機が盗まれた。

盗まれた夜、わが家全員は松山の実家に帰っていて、夜も灯りが消えていたという。

納屋はうちから見下ろせる位置にあるから、灯りがともっていれば盗難はなかったのかも

しれないし、人気が無くなるのをねらっていたのかもしれない。

不審人物の一人は最近になって現れるようになった。

何をもって不審と見做すかは問題だが、同じ場所の路上に車を止めてはしばらく

そのままじっとしているだけ。それを不審としてどこまで取り沙汰するかだが、

まあしばらくは静観するしかないようで、私以外に近所の方もずいぶん気になさっている。

同じ場所に車を止めるといっても、その時間帯や留まっている時間の長さに規則性が無い。

通勤途中とか営業の出先という見立ては当てはまりそうに無い。やはり不可解だ。

歳のころは30代前半だろうか。ともかく若い男性だ。町内でその男の運転する車と

すれ違うことが2回あったから、同じ町内に住んでいる可能性もある。

わけがわからないと、やはり人は不審ではないか、との気持ちがつのる。

脇目もふらず虫を探し歩き、たまに殺気すら帯びてしまう私。

その私を知らない方が目撃したなら、はたしてどう感じるだろうか?

いや想像するまでもない。

「なんやそこの道に、不審人物がおるでえ~!!警察に電話せいや!!」












水辺のいきもの

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本日、愛媛県、松山市から宮崎の自宅に戻った。

今回も仕事ではなかったのでカメラは、オリンパスEP-1だけ。

昨日の午前中、ほんのわずかな時間に自宅横の農業用水路を見てみた。

L11753436.jpg用水路は三面コンクリート護岸で、生きものに関しては何も期待できないような環境に映る。

実際、この水路では水が涸れてしまうことも多く、昨日覗いたときも画面のごとく底面が

わずかに湿っているか、せいぜい浅い水溜りが数箇所見られるだけだった。

しかし、この用水路にしゃがみ込んで目線をうんと低くしてみると、

コンクリートの上をチスイビルが歩いていた。それも1匹や2匹ではなく、かなりの数だ。

チスイビルといえば、水中をヒラヒラと泳ぐ姿しか想像できなかったが、

空中に体を晒して歩く姿は初めて見る気がする。

さらにフナムシの一種だろうか?これも多数が徘徊している。

用水路が生きものたちでにぎわっている。それがどんな姿態であろうとも。

17年前の5月。この用水路では数多くのシオカラトンボが羽化しており、それを撮影した

ことを思い出した。その当時は水がとうとうと流れており、夜になるとコンクリート壁をよじ登り

水面に顔だけを出したシオカラトンボのヤゴが多数いた。

きっと今でもシオカラトンボのヤゴはいるだろう。

そこで湿った落ち葉や石ころが溜まった場所をめくってみた。

やはりヤゴはすぐに見つかった。

L11753613.jpg水溜りなどの石の下や泥のなかからは、ぞくぞくとヤゴは見つかる。

水溜りといってもシオカラトンボヤゴの体がかろうじて水没できる程度の水深であり、

他の場所の多くはヤゴの体が湿り気を保てる程度ギリギリに濡れているだけだ。

用水路でヤゴを拾っているうちに、上流からわずかだが水がゆっくりと流れてきた。

ここの用水路が完全に涸れた状態であるのはどのくらいの期間であろうか?

そういう期間があるにしても、年間を通して水流や湿り気が途切れ途切れながらも

維持される環境であるのだろう。

水がどっぷりと安定してあるような水路ではないが、一見過酷な環境も

ある生きもの達にとってはちゃんと暮らしていける世界であるようだ。

まさに水辺に生きるとは、そういうことなのか、などと思ったりした。

シオカラトンボなどはとくに、ときどき涸れてしまうような危なげな水環境こそが

彼らにとって快適な?住環境の一つと言えるようだ。


松山から戻る道中、

宮崎県、延岡市の北にある北川町の「道の駅」で面白いものを見つけた。

これも水辺のいきものに関わる。

L11853971.jpg萱で編んだものだろうか、高さは16センチほどの「ほたるかご」。

らせん状のかごは巻貝のようだ。底は空いたまま。

かごの下からホタルを入れれば、彼らは上へ上へと登っていくので逃げられない。

捕まえたホタルをこの「ほたるかご」に入れて、ホタルちょうちんにしてみるのも一興。

「ほたるかご」の値段は大きさによってまちまちだが、私が選んだのは262円で、

高いものでも500円程度だった。.






犬の散歩コースに集落センター(公民館)の広場がある。

そこの休憩テントには毎年、植栽木の枯れ木が横たわっている。

L11951391.jpg植栽木も病気になったりして、弱ったり枝が腐ったりする。

そういう部位は切断するが処分するにも厄介だ。

やはり朽木にして、いづれ土に戻ってもらうのが良い。

L11951284.jpg今、ころがっている朽木はコブシの枝だと思う。

この朽木をどけてみれば、お決まりのようにカブトムシ幼虫の糞がたくさん出てくる。

そして、もちろん幼虫の姿も。

L11951353.jpg朽木とは書いたが、その腐朽度はまだそれほどでもない。そのせいかカブトムシ幼虫の餌

としては栄養に劣るものがあるのだろう。幼虫のサイズはまだ小さい。

しかし、カブトムシのメスはいろんな場所の朽木をよく探し出すものだと、感心したくなる。

集落のどこを歩いても、見つかる朽木下の土中はカブトムシ幼虫の棲みかになっている。





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昨日、池の裏側に通じる道のことを書いた。

池は沢から流れ込む水を溜めている。

沢から流れ出る砂が堆積し抽水植物が繁茂している。水辺は浅く長靴で歩ける。

池で水生生物を観察したり採集するには、沢水の流れ込む池の裏に入るのがいい。

L11749981.jpgところがそこへ至る道はササ藪で埋もれており、たいへん歩きづらい。

そこで今朝は道を切り拓いてみた。

道具は、ノコギリとナタだ。

道を塞いでいるのはほとんどが、メダケとホテイチク。

メダケは筆のごとく頂上部に少しだけ枝葉がついているだけなので、刈っても扱い易い。

厄介なのがホテイチクの方だ。幹の下部から長い二又の枝が多数生えているからだ。

しかもこの枝が硬く弾力があるので、うっかりするとしなって顔面を打たれることもある。

ヘタをすると目を突き刺しかねず、危ない。

したがってホテイチクを刈るときは、まず枝をナタでもってできるだけ払っておく。

L11749922.jpgメダケもホテイチクも、根っこから切り倒したあとは1メートル程度の長さに細切れにする。

それらを順次、邪魔にならない場所に積み上げておく。こう書くとなんとも単純な作業ではあ

るが、細かい神経も使う。量もあるからけっこう体力も要る。

ホテイチクの枝を払うときには、枝の付け根を残さないように正確に丁寧にナタを入れる。

そうしないと、刈り残った付け根部分が鋭い鉤となって、あとで運搬する際など

手に怪我をする危険性があるからだ。また、幹を短く切断するのもできるだけノコギリを

使う。メダケの場合はナタでスパッと切ったほうが速いのだが、ナタで斜めにつけた切断面

があとあと、やはり思わぬ怪我につながるからである。

ナタを使うからには、当然ながら基本的な注意が必要だ。

ナタで思い出すのが、動物写真家の横塚眞己人さん

横塚さんの著書「追いかけて、イリオモテヤマネコ」(宝島社)のなかで、

ナタの手元が狂って、ご自分の膝をパックリ割ってしまったくだりがある。

それも西表島の密林の中での出来事。病院もなければ駆け込む民家もない。

幸い切り口が綺麗だったので、横塚さんはタオルできつく縛り山中でビバークし、

次の日には傷口がピッタリくっついて、歩けたそうだ。

大事にならなくて良かったけれど、想像するだけでも膝のあたりがヅキヅキしてきそうな話だ。

山仕事をしていると怪我は絶えない。しかし、怪我してもできるだけ軽く済むように

あらゆる危険性を想定して、慎重に作業を行うしかない。

今朝は2時間ほどかかってようやく池の裏までの道を拓いた。

道幅は軽トラが余裕で通れるほどある。そしてこの道が奥のほうでうちの斜面林から大きく

カーブを描いている道と繋がっていることもわかった。

これまであまりにも藪が濃く、見通せなかった地形の部分がしだいにわかってきた。

2時間の作業を終えると背中が汗でびっしょりとなった。

うちに戻って下着とシャツを替えた。

さて、本日も池で網を入れてみたり、しばらく観察もしてみた。

またその話などは近いうちに書いてみたい。










人面模様

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やけに暖かい一日だった。しかし陽射しはほとんどなかった。

わが家の北にある林の奥から、「ゴロスケホーホー」とフクロウの声が聞こえた。

ちょうど犬の散歩に出た午後4時半ころだ。

フクロウの鳴き声は毎年、同じ方角、同じ距離から聞こえてくる。

近くに営巣場所があるのだろうか。

注文してあったドイツ箱が今日あたり届くのではないかと気になって、

犬の散歩も家の見える範囲にしてみた。家の鍵もかけていないし。

ホトケノザのピンク色が目に付いた。

JX0868803.jpg春を待ち望む人は多いだろうが、今の私はまだまだ冬であって欲しい。

このごろになると毎年そう願っているから、自分は代わり映えしないなあ、とも思う。

先に行きたがる犬の綱を押さえながら、花に寄ってみた。

JX0868851.jpgこれまで感じたことがなかったが、人面模様、というか何かの動物あるいは宇宙人のような

紋様が花にはある。さらにトリミングしてみると、、、、、。

JX0868842.jpgさて、ぬけがらや繭殻、巣などのいわゆる「拾い物標本箱」が二箱、完成した。

明日か明後日には届く予定のドイツ箱には、これまで桐箱にすし詰め状態だった昆虫標本

たちも綺麗に整理できるだろう。

だが、これらの博物標本は私が死んだのちにはどうなるだろうか?と、少し考えてみた。

美麗な昆虫などはともかく、ぬけがらなどの収集物は家族の者から見れば、ただのガラクタ

に過ぎない。ほんとに困るだろうなあ。



愛媛県、皿ヶ嶺

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片道6時間の運転にも、だいぶ慣れてきた。

途中、フェリーの船上で2時間20分間は睡眠や読書もできるので

旅の楽しみもあるにはある。

じつは昨日までの一週間、松山の実家に私用で戻っていた。

前にも書いたようにモバイル接続はやっていないので、

ホテルなどの無料接続が利用できる環境でもない限り、外出先でのブログ更新は

できない。以前は出先での更新にもこだわっていた時期もあるが、

ここのところそういう気持ちはまったく失せてしまった。

そこで遠征などしてしばらく更新できない日が続く場合は、

そのことをあらかじめ書き込むようにしている。

しかし、今回は突発的な事情もあってそういう余裕がなかった。

何の予告も無しに一週間も更新が滞ったので、

御心配をお掛けした方もいらっしゃったようだ。


二日前の3日、松山では雨が続いたあと気持ちよく晴れた。

実家の外に出ると、標高1270.5メートルの皿ヶ嶺の山並みが綺麗に見えた。

L1034899.jpg1.jpg皿ヶ嶺は四国山地、石鎚連山の西端に位置し、お椀を伏せたようななだらかな山容。

龍神平というお皿のように窪んだ広大な湿地がある(赤い矢印の辺り)。

山頂付近(白い矢印先)のミズナラ冬芽で、初めてアイノミドリシジミとエゾミドリシジミの

採卵をしたのは33年前。その翌年にはブナからフジミドリシジミの採卵をしている。

飼育羽化したアイノミドリシジミはAB型斑紋のメスだった。

皿ヶ嶺と言えばベニモンカラスシジミ最初の発見地として有名だ。

しかし長年の間、当地での生息確認ができていないようで、いまや幻のチョウとなっている。

皿ヶ嶺、北側の登り口、上林まで実家から自転車を漕いで2時間程度は掛かった。

高校生のころは言うに及ばず、大学在籍のころもフィールドにはほとんど自転車で通った。

もちろん皿ヶ嶺に自転車で赴いたのは一度きりで懲りて、さすがにバスを使ったのだが、

当時は1時間以上もかけて自転車であちこち巡ったものだ。

そのころの私はガリガリに痩せていたが、たしかに痩せたいと願わくば車など捨てて

自転車に頼る生活をするのが早道かと思える。

あ、その車だが、

4ヶ月ほど前から左前輪から「ウオン、ウオン、ウオン、、、、、、、、、」という異音が

するようになった。どうやらハブベアリングのがたつきが原因のようだ。

L1054913のコピー2.jpg写真矢印先の車軸部分奥にあるベアリングに不具合が生じているようである。

この修理にはディーラーで点検してもらう必要もあり、場合によってはかなり

費用も掛かると聞いている。近場を移動する程度ならすぐに問題が生じることもないようだが

遠出で高速を走るとなると、危険性も増す。さらに悪化すると走行不可能に陥ることもある。

修理のことは急いで対処しなければならないが、

この機会に、自転車をもっと利用することを真剣に考えてもいいように思えた。




近所の方の山仕事を撮影しに行った。

伐採したクヌギを切断し、シイタケのホダ木を用意する作業だ。

クヌギ林に訪れてみれば、すでにチェンソーのうなる音が聞こえていた。

W22609035.jpgチェンソーを扱う場合、前掛けは必須だと伺った。オイルが飛び散るからである。

他にも山仕事のことではいろいろと教わることが多い。

ここのクヌギ林は綺麗に整備されており、樹齢も20年~30年程度という。

W22608876.jpg

環境の雰囲気からしても昆虫が多いのではないかと感じた。

作業が一段落してからご自宅の裏山に拵えてある炭焼き窯を見せてもらった。

W22609222.jpg上の写真は窯の内部。窯全体は粘土だけだとひび割れてしまうそうだ。粘土とある土を

混ぜると良いらしい。しかし、混ぜる割合とか、実際にやるとなると細かいところで悩むことも

多そうだ。

窯の造りもなかなか手強そうだが、さて炭焼きの本番そのものは、かなりの熟練を要する。

もしも本気で炭焼きをやるなら、どこかに弟子入りでもすべきかもしれない。

また、窯内部の容積もほどほどの大きさにしておかないと、そこに入れる薪材の供給が

間に合わないことになる。雑木林の山をいくつかは持っていないと、、、、、、、。

50年も前に遡れば、今私が住んでいるこの辺りのスギ植林はすべてがクヌギ林であった

という。むしろスギ林は珍しいかったらしい。もはやその光景を頭に描くのも困難であるが、

薪材の供給量は充分あったのだろう。

現在のスギ植林のほとんどは管理もされず、荒れる一方だ。よく言われるように

日本の林業は衰退の一途、というかまさに死んだも同然。

W22609251.jpg今朝、クヌギとアカメガシワの伐採枝を整理した↑ これらの材は炭焼きではなく、

クマバチの営巣用の材として高所に設置するためのもの。

うちの林内でもクマバチの営巣が見られるが、少しでも多く、そして観察条件の良い

場所で営巣してもらおうというわけだ。

クマバチにこだわるのは、ヒラズゲンセイを見てみたいからでもある。










折れた針

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うちの林で落ち葉かきをした。

落ち葉かきは、「くずはき」とか「くずかき」などとも言うが、今日は林内の道のみを

掃いてみた。落ち葉は堆肥として利用しているが、まともに林全部の落ち葉かきをしても、

我が家の狭い菜園では使いきれない。堆肥の囲い場所も、あちこちに設置しないと

大量の落ち葉をさばききれない。

落ち葉を掃いていると、ノコギリクワガタの頭部が出てきた。

JX2467511.jpg「おお、君はもしかしたら昨年の夏に撮影したかもしれんなあ~。」

次には、オオスズメバチが落ち葉の下からころがり出てきた。

JX2467244.jpg「あんたは、どうして死んだのよ?

寿命かい。 病気かい。 それとも、鳥に襲われたのかい?」

地面にはいつくばってよ~く見てみれば、

お尻から毒針が突き出していた。

しかし、その針の先端は折れている。

JX2467422.jpg針が折れた理由は想像するしかないが、死んでのち、乾燥して脆くなったためであろうか。

ちょっとイタズラ心でこのオオスズメバチの死骸をモズのよく使う止まり木の下に置いてみた。

モズのメスはしばらくしてこのオオスズメバチに気付き、何度もくわえては地面に落とし、

一気に飲み込めないせいかしばらく持て余していた。

アジサイの枝又に刺し込むことも試みていたがうまくいかず、

そのうちプイッと林の奥へと持ち去ってしまった。