カマキリの最近のブログ記事


今朝のこと。

仕事部屋の外壁にでっかい昆虫を見つけた。

最初は触角がとれたノコギリカミキリか、と勘違いしたほど意外な場所にいた

オオゴキブリ

IMG_4964.JPGオオゴキブリといえば朽木の中や下など閉鎖的な暗黒環境に棲んでおり、

普段、明るい場所では滅多にお目にかかれない。

それでも大分県の宇佐神宮では昼間に地面を歩いているところを、

東京都、高尾山では樹の幹上を這っているところを、目撃したことがあるから、

滅多にお目にかかれない、とは言い過ぎかもしれない。

オオゴキブリには翅の無い無翅型もいて、どちらかといえばそちらがカッコいい。

どうですか、この黒光の体。翅があっても無くても、貫禄たっぷりです。

手で摘むと脚のトゲトゲが刺さって痛いが、しっかりとおさえておけばそうでもない。


昨日、寄生バエの蛆虫を見た。

蛆虫はオオカマキリ幼虫の体内から出てきたものだ。

9月に入りオオカマキリ幼虫が見られる時期としてはすでに遅い。

それでもやっとのことで見つけた幼虫。

この虎の子の幼虫が、寄生バエの寄生を受けていたと知ったときは愕然とした。

蛆虫が体内から外へ出たことで、オオカマキリ幼虫の命は風前の灯かと思えた。

ところが今朝になってもとくに衰弱したふうでもなく何食わぬ顔で休んでいる。

そこでハネナガイナゴを与えてみたら、さっそく鎌脚で抱え込み、貪り始めた。

IMG_4979.JPG餌をしっかり食べて、お腹がでっぷりと肥えたオオカマキリ幼虫。

なんだかこのまま羽化脱皮するのではないか?などと期待したくなる。

さてどうなるだろうか?







寄生バエ

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そもそも、クツワムシの異様な姿が気にはなっていた。

しかしタイミング良くオオカマキリ幼虫を見つけたことを素直に喜びたい気持ちが強く、

ぬか喜びになる、などという不吉なことは敢えて考えたくなかったのである。

まさに御都合主義といえるだろう。

持ち帰ったオオカマキリ幼虫をスタジオの撮影セットに落ち着かせ、

私はその傍らの床にゴロンと横になった。つまり添い寝である。

オオカマキリがいつ羽化脱皮するかはまるで検討がつかないから、

ともかくいつ始まっても撮影できるように備える。

床に寝るとき枕は使わない。ぐっすり、快適に寝むりこけてしまわないよう、

ウツラウツラする状態で待機するためである。床にマットや布団もひかない。

したがって背中や頭が痛い。15分から30分、あるいは1時間おきなど、

不規則に起きてはオオカマキリの様子を窺う。

私の体は徹夜はできないので、適当に寝ては起き、というやり方がどうやら

合っているようだ。このやり方は10年くらい前から定着した。

寝ても起きている、という曖昧な状況のなかで、アンテナだけはシャンとはっておく。

で、深夜2時ころ。

なにか胸騒ぎがした。見れば、オオカマキリが下向きの姿勢になっている。

おや!?おかしい。脱皮はしてない。

ふと撮影台を見れば、白い蛆虫が這っている。

IMG_4776_1.JPGなるほど!オオカマキリの様子に何か異変を感じていたのだが、その理由がはっきりした。

ようやくのことで見つけたオオカマキリ幼虫は、寄生バエの産卵を受け体内にその

蛆虫を宿っていたのである。その蛆虫がカマキリの腹部節間膜を食い破って外へ脱出した

のであった。

蛆虫こそカマキリの異変に気付いたのかもしれない。

IMG_4806.JPG寄生バエの蛆虫を宿していたオオカマキリ幼虫がはたして羽化するだろうか?

それはないように思う。

まだ生きているが、いづれ死んでしまうかと思う。

これでまた、ふりだしに戻ってしまった。


『水道水にしなければ、、、』

ずっと前に書いていた、我が家の温水器の問題だが。

いろいろ井戸水の検査やら、ろ過装置の検討やら、業者の方がやってくれてはいたが、

ついにその業者の方も匙を投げてしまった。

「お宅の井戸水に対応しようとすると、いろいろ厄介な問題が多く発生します。

やはり、水道水をひいてもらうしか、もうやりようがないようです、、、、、」

つまり、わが家は水道水難民なわけである。

わが家の井戸水は、飲用水としては問題ないどころか、むしろたいへんおいしい水なの

だが、温水器やボイラーなどの機器に使用するには不向きなのである。

こうなると、三股町役場に水道菅を近くまで敷設してもらうしかない。

はたしてそれは可能なのであろうか?

風呂を薪で沸かすのであれば、水質など何も問題はない。

しかし、いまさら薪に立ち戻ってもそれが持続できようはずもない。


さて、ともかく三股町役場に出向いてみることから始めるしかないだろう。








兵隊アブラムシ

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ある虫の撮影のため、高鍋町に出向いた。

清武ICから高速に入れば、終点、高鍋ICまでの高速料金は無料。

そのおかげで私のうちから高鍋町までほぼ1時間で行けるようになった。

高鍋町といえば、その北隣の川南町、都濃町とともに口蹄疫で渦中となっていたが、

先月末の終息宣言とともに、路上消毒ポイントも無くなった。

やっとこれまで通りの様子を取り戻したと思うが、畜産農家はこれからがたいへんだろう。

お目当ての虫は到着後すぐにも撮影できた。これにはわけありだが、いづれ語るときも

あろうかと思う。

さて、高鍋町でオオカマキリ幼虫も探してみた。探索ポイントは舞鶴公園。

普通に見られる虫ほど、いざ探すとなると厄介なこともある。探索ポイントがどこにでもある

というのがかえってやりにくい。

舞鶴公園は、5年前に一度だけ訪れたことがある。

ここは高鍋城址をもとに整備された小高い丘の公園だが、照葉樹林の二次林が残っており

適度に人の手が入った環境でオオカマキリ探索には向いていると思えた。

物見台からの展望はこちら↓

JX035724.jpg高鍋町は日向灘の海に近い街。街並みそのものは全国どこでも同じような風景だが、

街並みから少しはずれると広大な農地と丘陵が広がり、自然に興味ある方なら誰しも

何らかの期待感を抱ける環境かと思える。ひとことで言えば、いい感じの土地である。

何がいいかって、例えば私なら、あの虫、この虫、数えるときりが無いくらい期待できる

環境と言える。

もっとも上空からときおり轟音が降りそそぎ、それはときに耐え難い苦痛を伴う。

高鍋町の南に位置する新田原基地(にゅうたばる)を発着するジェット戦闘機が

上空を行き交うからである。ふと、戦争とはなんぞや?と考える瞬間でもある。

さて、ちょうど昼食時となり記憶にあった「うどん屋」を目指した。

舞鶴公園にあったはずだ。5年前に家族と親戚一同訪れた店だが、

ところがなんとそのうどん屋は、洋風のカフェとなっていた。まったく様変わりしていた。

まあそれでも軽食はあるだろうと店に入ってみれば、おお!!フランス料理の

テーブルが並んでいる。ナイフにフォークにスプーンが、綺麗なテーブルクロスに

きちんと揃えてある。こりゃあ場違いな店に入ってしまたもんだ、と後悔しても

もう遅い。「いらあっしゃいませ~!」の声に私は囚われてしまった。出るに出れない!

「おばちゃん、きつねうどん、ね」と描いていたセリフは吹っ飛んでしまった。

「ああ、今日のパスタは何ですか?」なんてきまじめに聞いてみる。

「今日のパスタは○○○で、1050円いただきます」

ええ!!だって1050円といえば外食、3食分にはなる。が、もう観念した。

食べてみれば、たしかに味は良い。食材も良い。文句のつけようがない。

でもなあ、昼飯にこれはぜいたくすぎる。

ぜいたくなパスタで腹いっぱいとなり、猛暑の中を歩く。

神社の建物の外壁に、なんでこんなところに?と不思議な格好でクツワムシが

死んでいた。

IMG_4705.JPGいや、触ってみればまだ生きている。ピョンピョンと跳ねる。なんだこりゃあ?

しかし元気はない。今にも死にそうだ。

このクツワムシの少し離れた同じ壁に、お目当てのオオカマキリ幼虫がいた。

IMG_4696.JPG虫探しもこうして人工物を利用すると効率がいい。虫の姿が浮かび上がるからだ。

少しでも楽したいしね。

せっかく高鍋町まで来たので、新富町経由で戻ることにした。

海岸寄りへと移動。

ふと目に入ったホウライチク。

駆け寄ってみれば若いホウライチクの表面にびっしりとタケツノアブラムシが群生している。

IMG_4737.JPGしかもよ~く見れば、脚が長い茶色の兵隊アブラムシが多い。

ああ、これがタケツノアブラムシの兵隊かあ、と納得し感激する。

そして、タイワンオオヒラタアブの卵もクモの糸上に見つかった。

兵隊アブラムシとタイワンオオヒラタアブについての詳細は、

青木重幸 著 『兵隊を持ったアブラムシ』(どうぶつ社:1984)を読んでいただきたい。

IMG_4750.JPG

アブラムシのコロニーの傍には、オオテントウの卵が並んでいた。

IMG_4763.JPGなんでこんなに間隔をあけて産むのだろう?

他のテントウムシならびっしりと隙間無く並べて産むものが多い。

L1038052.jpg
オオテントウは日本一大きなテントウムシだが、その卵もやはり大きい。

残念ながらオオテントウの成虫も幼虫もその姿を見つけることができなかったが、

三股町にも確実にオオテントウは生息している。

ぜひとも地元で繁殖地を見つけてみたい。ホウライチクはあちこちに植えられている。


踊る胴体

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朝食後、窓からクヌギの幹上にカマキリの姿が見えた。

家から20メートルは離れているだろうか。

しかしなんだか様子がおかしい。これは何かある。

クヌギの近くまでゆっくりと近づいてみた。ゆっくりと近づくには訳がある。

相手は視覚の優れたカマキリだからである。

状況がわかったので、そっと現場を離れカメラを用意した。

さて、慎重に行動したつもりだが、

やはりカマキリの眼にはしっかりと私の姿が捉えられていた。

脚立を立ててゆっくりと登る私。それを睨みつけるカマキリ。

カマキリは警戒して動きだした。

残念ながらねらった通りの写真は撮れない。両者にピントを合わせることができないからだ。

IMG_4420.JPGじつはハラビロカマキリのメスが、共食いをしていたのだった。

喰った方の鎌脚には相手の鎌脚が抱えられていた。接近する私を警戒してハラビロカマキリ

はさらに樹の上へと逃げていく。

で、喰われた方のハラビロカマキリといえば、ヨタヨタ右に行き左に行きしていたが

やがて踏み留まり、そこでユラユラと体を揺らしている。頭と胸部はすでに相手の胃袋の

中に消えていた。

IMG_4422.JPGハラビロカマキリの残された胴体は、まるで自分が襲われて半身を食べられてしまった

ことに気付いていないかのようだ。

脚をふんばりゆっくりと揺れる姿は、なんとも奇妙ではある。

人によってはこれをたいへん不気味に感じることと思う。

私はこういう現場をかなり見てきた経験があり、最初は気味悪いこともあったが、

今では不気味さを感じることがない。むしろ、なぜこういう結果になってしまたのか、

その直前の状況を知りたい気持ちが強い。なんで、食べられてしまったのだよ!?

カマキリのなかまでは共食いは珍しくない。秋深まって産卵が盛んになるころ、

オオカマキリのメス同士の共食いなども多い。

オオカマキリの幼虫を探しに近くの山に入ってみたが、ここでも空振りだった。

クズの花も咲き誇り、もう秋の気配がどんどん迫っている。

JX025685.jpg展望台から都城盆地と霧島山が眺望できる。

あいにく高千穂岳には雲が掛かっていた。

JX025711.jpg
(写真上2枚: EOS-7D  EF-S60ミリマクロ )

(写真下2枚: E-620   14-54ミリズーム )












今日も午後三時ころからゴロゴロと空が唸り始め、

4時過ぎにはにわか雨となった。

ここのところ天候が安定しているのは午前中のみ。

1キロ先の道路沿いにあるクヌギ数本には樹液が出ていて、どこもそうだが

人の出入りした踏み痕が深くえぐれている。

ここのクヌギの一本にはカミキリムシが齧ったあとが点々と残っており、

糞屑がはみ出している箇所もある。カミキリムシの幼虫が穿孔しているに違いない。

その様子をあらためて撮影に行ってみたら、カブトムシのオスが来ていた。

IMG_1374.jpg他のクヌギにはメスもいたが、ここの樹液は静かである。カナブン、サトキマダラヒカゲ、

フクラスズメ、、、その程度。

そして以前から書いていることだが、ここにもスズメバチがまったくいない。

普段は鬱陶しいスズメバチも、まったく姿を見ないと逆に寂しいものである。

のどかではあるが、緊張感も欲しいところだ。

IMG_1266.jpg庭のヤマアジサイでは、オオカマキリが怒りのポーズ。

お尻もクインと上に曲げてけっこう迫力がある。がしかし、何か足りない。

このオオカマキリ、じつはまだ幼虫である。つまり足りないのは4枚の翅。

胸や前脚の付け根の青い模様、口の赤色など、もう成虫並みに凄みがある。

一昨日、駐車場の脇でオオカマキリの成虫を目撃しており、オオカマキリも羽化期に

入っているのだなあ、と感じたばかり。

写真の幼虫も数日内には羽化するのではないだろうか。

IMG_1186.jpg上の写真は昨日撮影した、あかね雲。

広角レンズを取りに部屋に戻ったほんのわずかな間に、あかね色は消えてしまった。


( 写真上、下:EOS-7D シグマ50ミリマクロ )
( 写真中:  EOS-7D   EF100ミリマクロ  )










ハラビロカマキリの成虫は今月に入ってから見るようになったが、

まだ幼虫の数の方が多い。

本日、庭のヤシャブシの梢でふと目があったのが、褐色型の成虫であった。

IMG_0928.jpgハラビロカマキリの褐色型は少ない。年に2回、出会えればいいほうだ。


半月ぶりに草刈り作業をした。草刈り機では刈れない場所はしゃがみ込んで鎌を

使う。草刈り機は2台を使い分けるが、ワイヤーカッターで細かい刈り込みをしているうちに

オニヤンマのオスが近づいてきた。

オニヤンマは回転するワイヤーカッターの円盤部分にしっかりと視線を定め、

60センチ~1メートルあたりの空中にピタリと静止した。

こちらが動けば、オニヤンマもそれに合わせて静止位置を移動する。

なるほど噂には聞いていたが、これほど見事に反応するとは驚いた。

回転円盤の色や模様はそれほど厳密でなくても良いようだ。

しかし、もう少し実験してみたくもなった。

電池駆動の小型扇風機を使っている人もいるようだ。

地面近くを舞う小さな蛾を追う瞬間、刈り機のワイヤーがはじいた草が

オニヤンマに当たったようだ。それに驚いたかオニヤンマは遠くへ飛び去った。



( 写真:EOSー7D  シグマ50ミリマクロ 内臓ストロボ使用 )








ラッキョウ畑で営巣していたヒバリのことが気になっていた。

しかし、今日は朝からずっと室内撮影の仕事をしていて外に出れたのは午後5時半ころ。

畑に行ってみると案の定巣はもぬけの殻となっていた。

3羽いたヒナのうち1羽の死骸が巣の傍らにころがっていた。

L1205896.jpg一体何者の仕業だろうか?何者かが巣を襲ったにしろ、なぜ1羽だけヒナを残していったの

だろう?どうも釈然としない。


さて、室内撮影の仕事の合い間、庭木を見てみれば、なんと3日前に観察したオナガアシブト

コバチのメスがハラビロカマキリ卵のうで産卵をしていた。おそらく同じ個体であろうと思う。

ハラビロカマキリの硬い卵のうの中心部にまで産卵管を射し込み、確実に卵を産み落とす

という作業にはかなりの忍耐力を必要とするようだ。

これじゃあハラビロカマキリの卵がふ化できようはずもない。

XA190569.jpg(写真上:オリンパス E-P1  M14-42ミリズーム )

(写真下:オリンパス E-PL1  45ミリマクロ )





褐色型

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久しぶりに雨。しかし、降り方は弱く昼前には止んだ。

犬の散歩中、路面にハラビロカマキリが佇んでいた。褐色型だ。

褐色型に遭遇したのは、今年の秋になって2度目。

拾う前にチョロがガブリと噛み付いた。

カマキリだから匂いをかぐだけで躊躇するかと油断していた。

あわててすぐに制止したから、ハラビロカマキリは無事だったが少々ダメージを受けたようだ。

動きがぎこちない。
W2248087.jpgもはや威嚇する元気もないようだ。

ハラビロカマキリは通常、緑色のものがほとんどで褐色型は少ない。

黄色味の強い、黄緑色型も少ないながら見られる。

褐色型も黄緑色型も、眼だけは緑色をしている。

そこがちょっと不思議な気がして面白い。

( 写真/  E-520   ZUIKO D50ミリマクロ )



先の記事で取り上げる予定だった写真がこれ↓

JX142298.jpgクロゴキブリの登場で、記事の内容があらぬ方向へと逸れてしまった。

さて、オオカマキリの卵のうも、ちらほら見かけるようになった。

さすがにどのオオカマキリも、体に汚れや、傷が目立つようになった。

もうヨレヨレになった者もいる。

路上に腹ばいになって、目の前のオオカマキリを見ていると、

春のころの一斉ふ化の様子を想い起こす。あれから4~5ヶ月。

よくぞここまで、生き延びたなあ~、と感慨深くなる。

クモに喰われ、鳥についばまれ、あっという間に次々と死んでいった兄弟たち。

こうして一匹のオオカマキリに出会うということは、

成長を遂げることなく死んでいった兄弟が、100匹以上はいた、ということであろうか。


( 写真/ E-620  ZUIKO D 14-54ミリズーム )




運命

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庭のサンショには、アゲハの幼虫が3匹ついている。

今朝見たところでは、1匹が4令で、他の2匹が3令だった。

今やっている仕事で必要になった写真の1カットが、どうしても見当たらない。

それが3令のアゲハ幼虫の写真。昔撮ったポジ写真があるはずだがポジ写真のストックは

かなり乱れてしまい、もはや見つけ出すのは不可能と思えた。

そこで庭のサンショを眺めてちょっと一安心した。すぐにも撮影できるではないか。

3令幼虫は2匹いるが、1匹は脱皮が近いようだ。

そこでその個体をひとまず撮影しておいた。撮影にも都合の良い場所に止まっていた。

もう一匹は葉っぱの具合がおかしいので写真には使えない。

さて、午後になってから再びサンショを覗いてみて、驚いた。

なんと3令幼虫の一匹が、ハナグモの餌食になっていた↓

JX142259.jpgしかもさらに、今朝撮影したもう片方の3令幼虫は、すでに4令へと脱皮を済ませていた↓

JX142267.jpgやはり朝のうちに撮影しておいたのが正解であった。

もっとも私の見立てでは、こんなに早く脱皮するとは思ってもいなかったのだが、、、、、。


昆虫写真の中でも、図鑑的に見せるための写真は仕事上たまにだが、注文がくる。

そういう図鑑的な写真の場合、とくに成長の段階をきちんとおさえる撮影では、

飼育が必要となる。でなければ、上記のようなアクシデントを避けることができない。

だから飼育もしなければならないのだが、

自然観察者の立場から言えば、先のアクシデントを観察するほうが、断然、面白いし、

多くの方に伝えたい自然情報としても、そんな生活の生業のほうを優先したい気持ちが強い。

ときおり、図鑑的な写真を一切、切り捨てたい気持ちに駆られることもあるには、あるが、、

、、、、、、と、ここまで書いていて、ふと首筋に違和感を感じた、、、、、、。


なにやら、くすぐったいのだ。

何だ!?と手を首筋にもっていくと、パタリと足元に黒い物体が落っこちた。

よく見れば、いや!よく見なくても一目でわかるが、

大きなクロゴキブリ、だった。

いつの間にやら私の体を這い登っていたのだ。

こんなこと、嫁さんの身の上にでも生じたら、たいへんな騒ぎになるところだった。

そう思った瞬間、スリッパで素早くそのクロゴキブリを踏み潰してしまった。

しかし、少しだけ後悔した。

クロゴキブリも一度は飼育して、その成長ぶりを撮影しておかねば、と

何度も思ったことがある。ねば、、、というのには、所詮無理があるわけだが。



( 写真/ E-620 ZUIKO D35ミリマクロ+1.4倍テレコン )