甲虫の最近のブログ記事


石の下

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日南市、北郷町、広渡川渓流沿いの林道。

石起こしをしてみれば、卵に寄り添うコブハサミムシ♀の姿があった。

すでに春はすぐそこまで来ている、ということだ。冬はとても短くあっけない。

コブハサミムシ石の下メス.jpgまだ産卵していないメスや、オスと一緒のメスもいた(下画面の右が♂)。

コブハサミムシぺあ.jpg越冬中のハンミョウも一緒に見つかった。

石の下のハンミョウ.jpg4匹かたまっていた場所ではすぐに散ってしまい撮影ならず。こういった撮影は

キンキンに冷え込んだ午前中が良い。

さて、振り返ってみれば2006年の2月28日、生まれて初めて宮崎県を訪れたのであった。

そのとき綾町の渓流沿いで宮崎県で初めての被写体となった昆虫がコブハサミムシだった。

しかもコブハサミムシの写真としてはもっとも出来映えが良かった。

ああ、あれからもうすぐ6年。長かったようで短い。

宮崎県に住居を絞りこむ以前に、九州への移転を決意したのはいろいろと理由がある中、

ひとつにハンミョウがどこにでも普通に見られる、ということが大きかった。

ハンミョウが普通に暮らしている、という状況は私にとってはとても安心でき、

そしてそういう土地に期待が抱けたのである。



ようやくシロスジカミキリの新成虫をヤナギから割り出すことができた。

初めてなので嬉しかったが腰を痛めそなくらい苦労した。いや実際、けっこう痛む。

寒空の下、メスの新成虫を眺めてみた。さすがに大きい。

V1275212.jpgさて、生木の材を割るには  を使う。

楔をおおきなハンマーで叩き込むわけだ。今日使った楔は細いので効率が悪かった。

そこでちゃんと仕事になる楔をホームセンターで買ってきた。

重さは約2キロある。誤って足の甲にでも落としたら怪我しそうだ。

鉄の塊だが、価格は4000円近くもする。

昨年の暮れ、ハンマーを振り損ねて左手の甲を叩いてしまった。

みるみる紫色に腫れて一週間以上、痛みが残った。そのときの辛さ、シンドさもあって

薪割り機を検討してみたが、一番安くても2万円以上はする。

で、よくよく考えてみれば、すぐ近所の方が薪を販売しておりそこには薪割り機があった。

どうしてもたいへんなときは、そこで割ってもらえばいいのではないか、と思う。





ホソバタブの葉っぱを探しに、裏山の尾根に行ってみた。

ここにはわずかながら常緑広葉樹林が残されている。ほんとにネコの額程度だが。

さまざまな常緑樹の葉っぱを見上げていると、けっこう虫が見つかる。

まずは大きいところで、アミメクサカゲロウ

XA227661.jpgアミメクサカゲロウの複眼、もっとアップにして撮影したいが、捕まえる前に飛び去った。

もう一匹見つけたが、今日は採集する気になれなかった。

そのうちまたチャンスがあるだろう。(という軽い気持ちが、あとで苦労する羽目になる)

XA227684.jpgステージは様々だが、ヒゲナガサシガメの幼虫も多い。

XA227596.jpgヒゲナガサシガメの複眼はあずき色。

XA227608.jpgお尻のほうにも目玉模様が。

XA227612.jpgオオクモヘリカメムシもいたので、摘んで「青りんご」の香りを楽しめた。

たしかに、「青りんご」に似ている。

ヒナカマキリの卵のう、体長3.4ミリのムナコブクモゾウムシ、他、ヨコバイ類など。

ムナコブクモゾウムシは、コガネムシ類のように後ろ脚を跳ね上げる。

どうやら振動を感じたときなど、警戒した際にその行動をとるようだが興味深い。

うちに戻ってみれば、庭からアカガエルの鳴き声が聞こえてきた。

ここ数日前から聞こえるようになっていたが、庭の人工池を覗きこんでみれば、

アカガエルの卵塊が浮いていた。今年初。昨夜に産卵したのは間違いない。

XA227738.jpg
今日は朝から桜島の噴火によると思われる空振と地震が頻発している。

おまけに午前中は短い時間だったが停電もあった。

ズドドドド~ン!!、ガタガタガタ~ン!!。

これは何かえらいことが起こるのではないか、そう感じるのが当然かと思える。




今朝も家族総出で林の手入れ。といっても子供たちは喜んでやっているわけではない。

嫁さんがヤレ!と命令し、時間制限の中で励んでくれる。

我家の林は南向きの斜面林だが、途中からひな壇のように平らな所が帯状にあり、

それらが「いろは坂」のようにつながって、下の農道に至る。

そのルートは3箇所ほどあって、もう少し頑張ればルート全部が開通できる。

刈れば刈るほどに、そしてルートを進もうとすれば、大量の枯れ笹、竹の山ができる。

さて、作業を終えて林を歩いてみた。

クロヒカゲの越冬幼虫は食痕を辿っていくと見つかる。

XA097051クロヒカゲ越冬幼虫.jpg今日は風もなく暖かい一日だった。

林の手入れ作業では背中が汗でびっしょりになったほど。

ナナホシテントウも何匹かが日光浴していた。

XA097069.jpg



おさらい

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先日、松山で拾い集めたヤナギ流木。

切断面にはカミキリムシ幼虫のトンネル孔があり、幼虫の姿も確認できている。

シロスジカミキリの幼虫であろうかと思う。※

シロスジカミキリ幼虫.jpg流木とはいえ、まだ枝葉を伸ばしており枯死しているわけではない。

ヤナギの種類は後で調べるつもりで、丁寧に撮影しておいた。

ヤナギ葉っぱ.jpg葉表の写真だが、艶面が白く反射してしまった。まだ種名をきちんと調べていない。

※ 当初、シロスジカミキリ幼虫としていたが、ご指摘を受け調べ直したところ、

クワカミキリの幼虫と判明。


他に割り出した3匹幼虫もすべてクワカミキリであった。前胸の紋様をしっかり見れば

クワカミキリとシロスジカミキリの区別はつく。



今日は写真探しでほとんど一日を費やした。

デジタル写真は整理ができていないので覚悟はしていたが、

ポジ写真で簡単に引き出せると思っていたカットが見つからず、時間を浪費してしまった。

デジタル写真データの整理はしかし、もうこのあたりでしっかり進めておかないといけない。




流木を追え!

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松山市、重信川の広い河原を歩いてみた。

ときおり、小雪が舞う。

VC264703.JPG目的は大雨で流されたヤナギの木を探すこと。

流されたのはヤナギ以外にもエノキ、センダン、アキニレの大木たち。

いったいどこまで流されたのだろうか?

ほどなく、100メートルほど下流にそれらしき流木群がいくつか見つかった。

VC264702.JPGヤナギはまだかろうじて生きていて枝葉を伸ばしていた。

流木を見てまず驚いたことは、どれも切断されていたこと。でっかいエノキの大木まで。

なぬ!?  誰の仕業だい?  

しばらくして納得できた。 おそらく河川を管理している建設省かどこかの部署に違いない。

河川氾濫の予防策ではないだろうか。

ヤナギの切断面には、お目当てのカミキリムシのトンネル孔があった。

VC264704.JPGトンネル孔は内側から木屑で塞がれている。

ということは、中にカミキリムシ幼虫が生存している証拠ではないだろうか?
 ※

※下線部の表記は怪しい。
穴がふさがっていたのは、切断した際の木屑が詰まったと思われる。
カミキリムシ幼虫が塞ぐことは、まずない。いや蛹部屋を作る際にはトンネルを塞ぐのだが
見たところ孔の径からして蛹部屋ではない。

河原を歩いていて、あちこちで草が齧られていることに気付いた。

VC264699.JPGこれは、ノウサギの仕業ではないだろうか、と思う。



冬の樹液

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午後から歩いたフィールドは三股町、上米公園。

風もなく暖かい一日だった。

キタテハが上空へと舞い上がり、その姿を目で追いかけたら樹液に行き着いた。

アラカシ樹液キタテハ.JPG樹液を出しているのはアラカシ。ハエ類もたくさん来ている。

オオスズメバチ2匹がキタテハを追っ払う。

オオスズメバチ樹液アラカシ.JPGここにもう一匹オオスズメバチが飛んで来たが、やはりこの先客に追い払われていた。

暖かいとはいえ、もう12月半ば。

ヒナカマキリの卵のうを探して大きな石を覗き込んだら、ウシカメムシがいた。

路上では、弱っているのかヨロヨロと歩くゴミムシがいた。

ルイスオオゴミムシ だろうか?  体長は12ミリ程度。

頭部~前胸背にかけて赤銅色に輝く姿に目を奪われた。

ルイスオオゴミムシ.JPG上米公園は杉植林が大部分を占め、遊歩道沿いやちょとした広場にはやたらと

鑑賞木が植栽されている。サザンカ、ツバキ、アセビ、サクラ、ナンテン、カイドウ、、、、、、

花や実を鑑賞する目的であろうが、公園全体の植生が単調になってしまい、

自然観察者にとってはあまり有難くない環境だ。せっかく遊歩道が迷路のように

整備されているのに、わざわざ似たような鑑賞木を見て回るだけの趣向とはいったい

何が面白いのだろうかと思う。同じ種類の花をもの凄い面積に植えて楽しむ趣味も

理解し難いが、世の中にはそれが良いと感じる人も大勢いるのだろうから、仕方が無い。




ベニカミキリ新成虫

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今年の5月に ベニカミキリ の産卵行動を観察した。

卵が産みつけられた竹材は撮影のために細かく切り詰めてあったが、

それを割ってみると、すでに新成虫が羽化していた。

ベニカミキリ幼虫が成育するために必要な竹材は思ったより少なくて済むようだ。

紅.jpg 触角はまだ蛹皮を被っている。             ( 写真:E-620 35ミリマクロ )




河川敷き

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ヒメジュウジナガカメムシの小集団が土手のあちこちで見られる。

ガガイモがたくさん生えているせいだろう。

ジュウジナガカメムシ.JPGヒメジュウジナガカメムシはセイタカアワダチソウの花にも群れる。集団はほとんどが

セイタカアワダチソウの花や葉に集中していた。

ヨモギでは数は少ないものの、ヨモギハムシがいた。

ヨモギハムシ交尾.JPG河川敷きの林にあるマサキでは、ミノウスバの新成虫が多かった。

雌雄がなぜか行儀良く並んでいた。左がメス。右がオス。

ミノスバ雌雄.JPG交尾カップルも何組かいたが、単独のオスがお尻をツンと垂直に立てるのはどういった

理由からだろう?黒い毛束が引き立つ。

びっしりと並んだ卵塊もあった。

さて、今年の5月にシロスジカミキリの羽化脱出を観察したヤナギの木。

そのヤナギの生えていた河原に出てみて、アッと驚いた。

そこには立ち木が一本も無かったのである。

流されたヤナギ.JPG大きなヒラタクワガタが潜んでいたアキニレも、でっかいセンダンも、なにもかも一切が

川の流れに一変していた。

シロスジカミキリの幼虫期観察に期待をかけていたヤナギ数本が全滅。川下へと

流されてしまった。

この場所は振り返ってみれば、十数年ほど昔には上の写真と同じ風景だった。

流れが削りだした崖ではカワセミが営巣していたのであり、

画面左の河原に簡易型のブラインドを拵えて何日も撮影に通った日々が蘇る。

川は動く生き物みたいなものだ。雨が降れば流れが増し、姿を変える。



一昨日見つけたスミナガシの前蛹は、今朝には脱皮して蛹になっていた。

その後のすスミナガシ蛹.JPG撮影したのは午前10時だが、蛹の様子から推測すると蛹化時刻は午前9時過ぎだと

思える。

もう一つ上にある前蛹も蛹になっていて、そちらはしっかりと色付いていた。

ここの奥にあるツチトリモチのポイントに行ってみた。昨年、見つけた狭い場所だが

照葉樹林の薄暗い林床で密度が濃いのである。

ポイントに踏み込む直前、目の前のカシ(樹種を確認できなかった)にシロスジカミキリの

ものと思われる産卵痕があった。その窪みにヒラタクワガタのメスが見えた。

ヒラタのメスがいて.JPGほう、ヒラタクワガタのメスが樹液に来ていたかと、近づいてみれば、

奥から、大アゴの小さなオスが現れた。

ヒラタクワガタのペア秋.JPGオスはやたらと神経質ですぐに奥へと引き返して穴倉に潜り込んでしまった。

上米公園から場所を替えて、沖水川の河川敷きへ。

トノサマバッタが産卵していた。

産卵するトノサマバッタ.JPG地面を覆っているのは新燃岳の噴火による火山灰で、そこにわずか桜島の火山灰が

ブレンドされている。したがって柔らかい砂地。結局この場所では産卵せすに次々と

場所替えして落ち着き無かった。

一方こちらではオスがとんでもない抱きつきをして、メスは迷惑だろうと思う。

こまったさん1.JPGオスをおんぶしたメスはたいへん無防備で、逃げようとしても得意のジャンプも

飛翔もやりづらい。とくにこの態勢ではバランスがとりづらいだろう。