マルタンヤンマ♂

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午前中、都城市高木町にある池に行ってみた。来月予定している観察会の下見である。

梅雨があけて夏日となった。陽射しはキツいが、西風があって気持ちがいい。
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南北に細長い池(画面奥が北)には、南端から大量の湧き水が流れ込んでいて、

水は透き通っている。

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※コウホネの黄色い花が点々と咲いていた。黄色く見えるのは萼片らしい。

※調査中です。

植物写真家の高橋修さんからご指摘があり、あらためて調べたところ、ヒメコウホネと

判明しました。ご指摘いただいたことに、お礼申し上げます。

ギンヤンマ、タイワンウチワヤンマ、ショジョウトンボ、ベニトンボ、シオカラトンボ

、そしてチョウトンボなどが舞っていた。トンボの数はあまり多くはない。

池の東側に沿って遊歩道が整備されている。しかし台風の爪痕がここにもあって、

大倒木が遊歩道の真ん中あたりで、道を完全に塞いでいた。

仕方なく引き返していたら、左足がいきなり滑って思い切り尻餅をついてしまった。

両手にはカメラを持っていた。

思わずあたりを見回したが人影はなかった。雨で池の水が増水し、遊歩道の一部が

冠水して滑り易くなっていた。お尻がパンツまでびしょ濡れになったし、ともかく

左臀部が猛烈に痛み出した。かつての座骨神経痛を思い起こすほど激烈だ。

池の縁で一時間ほどトンボを撮影していたら、濡れたズボンはすっかり乾いた。

臀部の痛みだけはとれず、車の座席に座るたびに呻いてしまう。


 午後5時。我が家の林内の落ち枝を拾ってみたが、観察路を20メートル進んで

今日のところは中断した。わずか20メートルの間に予想以上の落ち枝があった。

ほとんどが葉っぱのついたクヌギで、素手で拾うのは危険。アカイラガをはじめ

イラガ類の幼虫が多いからだ。拾い集めた枝はものすごい量になった。

 午後7時20分。

 駐車場に積んであったケヤキの伐採枝を片付け終わり、玄関に戻ろうとしたら、

足下にヤンマがでんぐり返しになっていた。まだ生きていて、触れると

翅を激しく振るわせる。

台所まで持って行って、「ほら!こんな奇麗なヤンマがそこに転がっていたよ」

への反応は、

嫁さん「死んでそんな、変な色になったの?」、、、、、と。

マルタンヤンマを、異常色に感じたとして、それを責めることなどできない。

これまでに、嫁さんの目にある程度焼き付いているのは、オニヤンマくらいだろうから。

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翅はかなり褐色に煙っているので、羽化してからけっこう日数を経ているのだろうか。

胸部背面をよく見れば、顔のような紋様があった。

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マルタンヤンマ、三股町内では、山間の休耕田で産卵するメスを一度見たことがある。






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