春はもうすぐ

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今日もかなり暖かい一日だった。
となりの梅林では、セイヨウミツバチやハナアブたちが忙しく花を訪れていた。

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虫の本の発売は春か、初夏になることがほとんどで、したがって本作りの作業はだいたい冬の間に行う。
 そこで作業が大詰めに入ってから慌ててプロフィール用写真などを探すことになる。
ところがシーズン中に撮影したプロフィール写真などは、まずない。

今朝はチョロと一緒に写ってみた。少しでも変化をつけようということだったが、やはり初夏から夏にかけて、暑い陽射しの下での撮影も心がけておきたいものだ。


さて、昨日から当ブログ『ひむか昆虫記』を公開したばかり。

ここのアドレスへは、ブログ『ひむか昆虫ある記』か、『新開孝の昆虫写真工房』内の「昆虫ある記」から文章を辿ればリンクされてはいるが、ホームページから直接はつながっていない。
したがって、見失って迷子になってしまう可能性もあるだろう。
しばらくは、仮設ブログ『ひむか昆虫ある記』を残しておくので、
なんとかそこの記事内から、こちらへリンクしていただき、ブックマークやお気に入りに登録していただければ、と思う。


もちろん、ホームページ『新開孝の昆虫写真工房』のリニューアル作業も進んでいるので、いづれ、このブログもそちらと統合される手筈である。

『ひむか昆虫記』の出だしは、本年2009年からということにこだわった。

「ひむか」というのは、宮崎の古名「日向国」からきている。
「日向」と書いて「ひむか」とも読む。
「日向」と表記すると、現在ある日向市と重なってしまうので、
あえて「ひむか」とした。

宮崎に来て、あちこちを巡れば、「ひむか神話街道」、「ひむか国」あるいは、
「ひむか薬局」、「焼き鳥ひむか」、「「ひむかケア」などなど、
「ひむか」のつく名称の看板や広告などが溢れている。

東京の清瀬市で、『新開孝の昆虫写真工房』を立ち上げたのが、2003年の11月。

それから2007年の3月まで、「昆虫ある記」は武蔵野のフィールドを中心に更新を続けてきた。小さく狭いフィールドをよくぞ毎日のように飽きもせず歩いたものだと思う。

そして、2007年の4月からは、家族共々、宮崎の地での新しい生活を始めた。
本来ならその時点で、「昆虫ある記」も刷新するべきだったが、
引越しに伴う生活の立て直し、フィールド探索などなど、やるべきことなすべきことが山積して、
ホームページに関わる作業を検討する余地など、まずなかった。

今となっては、たいへん出遅れてしまったのだが、宮崎の新天地で生活に馴染み、フィールドの感覚を掴み、人的なつながりをも構築するには、
最低でも2年は必要だった。

もちろん、まだまだ地元に溶け込んだ生活とも言い難い。
しかし、今のすみかが子供たちにとっては新たなる故郷になっていくことは間違いなく、その感触はいっそう現実味を帯びてきた。

宮崎での生活が2年目を迎える今年こそが、
新ブログ『ひむか昆虫記』の出だしとなるのも、
むしろふさわしいスタートラインに立ったのだと、自分ではそう納得している。








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