帰ってきた、コガネグモ

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三股町では霧がよく出る。
お茶の栽培が盛んなのも、この霧が出やすい地形、気候によるのだろう。

今朝も外は真っ白だった。

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冬のあいだ、コガネグモの子どもたちはせいぜい1,2匹しか見かけなかった。
探し方にもよるのだろうが、秋に分散した子グモたちの行き先を追うのは意外と厄介だ。

ところが今朝、うちの近所やそして庭のなかに、多数のコガネグモたちの姿があった。

いったい、どこに潜んでいたのよ!?

ここにもあそこにもと、その数は半端ではない。
どの子グモも、もう一人前に巣網を張っている。


X2152579.jpg網は霧の水滴を絡めて白く輝き、まさに巣網の展覧会の様相を呈している。

たしかに、まだ2月とはいえハエやアブ、カの類は数知れず舞っている。
巣網を張っていれば、そこそこの収穫も期待できるのかもしれない。

X2152685.jpg朝の陽射しを浴びて、コガネグモの網糸が薄紫色に輝く。
いや、これは網糸についた水滴のせいか。

気温が上がり、網糸の水滴がすっかり蒸発してしまうと、
コガネグモの姿だけを残して、網糸がほとんど見えなくなってしまう。

もうこうなると子グモたちは周辺の藪に紛れて、いったいどこへ隠れたのかと思わせるほど目立たない。

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