ダイミョウセセリの蛹

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昨年の秋のことである。

庭のヤシャブシの木に絡んでいたヤマノイモに、葉っぱを折り畳んだ格好の
ダイミョウセセリの幼虫巣がいくつかあった。

やがてヤマノイモの葉が萎れてのち、
くたびれたような幼虫巣が一個だけ残っていた。

そっと幼虫巣を割り開いてみれば、
食を断った幼虫が中に潜んでいた。

幼虫巣は、寒い仕事部屋の飼育棚に放置されたままになっていたが、
先月はじめころから、幼虫がケース内を出歩いていることが多くなった。
ダイミョウセセリの越冬幼虫が、ケース内で蛹化していることに今日、気付いた。

X2063085.jpg

おそらく私が不在していた10日間のうちに蛹化したのであろう。

ダイミョウセセリの越冬幼虫は春になってから食をとらずに蛹化するとは
生態図鑑にも記載があるが、これを自分の目で確認できたのは2回目のこと。

もっとも室内に越冬幼虫を置いていたので、野外の生態そのままとはいかないだろうが、、、、。

ダイミョウセセリの蛹の紋様は、蛹の体の輪郭を曖昧にする効果があるようだ。

腹側から見てみたのが次の写真。

X2063113.jpg
蛹の頭部を注目してみると、

 
X2063102.jpg
頭部のツノはまばらに毛を生やしていて、なんとなく愛嬌がある。

こうして蛹の顔(?)をじーっと見ていると、
なんとなく鳥の顔を正面から眺めているような気もしてくる。




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